ポッポが連れ立って羽を広げ、日光浴をしている。
羽をすっきり乾かしてさっぱりと、久しぶりのお日様を楽しもうというのだ。
このポッポたち、ずいぶんと馴れたもので、餌が欲しくなると倉庫の前の芝生の辺りをうろちょろしては、人か通りかかりポッポに声をかけたなら、餌が置いてある倉庫の中へと誘導する。
今日はすでにピーナツを3粒ずつあげたから、もうそのては通用しない。
豆類を食べ過ぎると胃の中で膨張して苦しいだろうし、何しろ今は餌が豊富にある季節だ、野生の鳩なのだから、自力で餌をとらなくてはいけないじゃないか。
それでも、あきらめずに餌をねだるぞぶりをやめなかった。
釣鐘状の薄紫色のホタルブクロも、お日様を浴びて喜んでいる。
雨が降ってたっぷりの水があるから、植物の生育も驚くほどに、合わせて虫たちも活発に活動する。
まだまだ梅雨の時期は続くけれど、気持ちにもカビを生やさないように過していこう。
そういえば、今年、カエルとカタツムリがとても少ないように思える。
大好きなカエルちゃんがいないのは、ちょっとさみしいかしら。
それをポッポが多少埋めようとしてくれているのだとしたら、ピーナツをはりこむしかないけれど。