大雨後のこの数日、からりとした空気の理想的な初夏の陽気が続いている。
何かと体調の思わしくないねこも、さすがに気持ちがいいとみえて、庭で過ごす時間が多くなった。
年を取って衰えたねこは、赤ちゃんにかえったように甘える。
そして人の使い方を熟知している。
中くらいの人が話すには、「ねこが俺を呼ぶときは、ドアを開けろとか、おばあちゃんを連れて来い、というときだけなんだ。」と。
ねこは「この人はこれしかできないから、これだけしか頼めない」と、人のスペックを見て使い分けるのだ。
それもいいだろう、年を取って弱ったものはそのくらい賢くないと体が持たない。
今ねこは、どこか木陰の涼しいところで昼寝をしているのだろうか、しっかりと養生して夏を乗り切れるくらいに体調を回復してほしい。