ランニング徒然

ランニングやモータースポーツなどの話題を徒然なるままに綴ります!

人事評価

2019-08-09 21:05:30 | 日記
アメリカの会社で上司や同僚の誕生日をお祝いするという光景を映画やドラマで見ることがあります。

記憶しているところでは、冴えないサラリーマンのジェームズ・マカヴォイ(X-MENシリーズのプロフェッサーX役)、
をアンジェリーナ・ジョリーが暗殺者としてスカウトするアクション映画「ウォンテッド」で、主人公をいびりまくる太った女性上司の誕生日を同僚らが祝っているシーンがありました。

これってアメリカで普通のことなの?

米国出身の同僚によると本当らしいのですが、日本でも流行りの「評価制度」が関係していて、毎朝 上司の服装や気分に変化がないか探って、お世辞を言うことが日常茶飯事なのだそう。

上司が贔屓にしている野球チームが前夜に劇的逆転勝利したら「○○の逆転ホームランは感動しましたね」と挨拶し、何もネタがなければ「そのシャツ、いいですね」と褒めるって具合だそうです。
浮かれた上司が調子に乗り、シャツがどんどん派手になってくるなんて副作用もあったりするそうな。

そんな企業では、会議の場で上司の意見に真っ向から反論する者はいなくなるのだそう。

日本でも評価制度を導入する企業が増えていますが、主観に基づく評価はマイナス点ばかり、ゴマすりの上手な者、イエスマンだけが残り、結果として自らの保身だけ考えるような者だけが出世することになります。

いろんな企業が粉飾決算、商品偽装など不祥事を起こしていますが、事後に明らかになるのは出世に取りつかれた無能な経営者の姿です。

そういう事態を避けるため、
「納得のいく評価をするため合議制で・・・」という方法もありますが、この場合は「自分達より優秀な部下の評価を意図的に下げる」といった弊害もあるようです。

人を評価するって難しいようです。