ランニング徒然

ランニングやモータースポーツなどの話題を徒然なるままに綴ります!

カーボンファイバーって

2020-01-27 21:04:09 | トレイルランニング
ナイキの厚底シューズで話題のカーボンファイバー

ここで改めてカーボンファイバープレートについておさらいすると

一般的にはCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics:炭素繊維強化プラスチック)のことを指し、炭素繊維(カーボンファイバー)を熱硬化性エポキシ樹脂などで固めることで成形したものです。

釣り竿、テニスラケット、スキー板など比較的小さいもの
ロードバイクのフレームなどの大きめのもの
自動車の車体(BMW i8やi3)、ジェット旅客機の胴体や翼など大きなものもCFRPで成形されています。

型に合わせて成形することで非常に高い剛性や形状(空力性能など)を得やすく、振動吸収性と高い反発力を両立することもできます。

反面、加工性が低く、自転車フレームなどは500~800もの型に切り取られた半乾きのプリプレグ(樹脂で固めたシート状のもの)を手作業で張り重ねて作るのが一般的で、オーブンで焼き固めることで強度を出します。
成型後は機械加工でバリなどを削り取り、必要な穴をあけるなどしていて、かなりの部分が手作業です。

ナイキのプレートがどのように成形されているかはしりませんが、サイズ別の型に合わせて切り取られたものを焼成していると思われます。
このプレートを軽量なクッション素材で挟みこんで、衝撃吸収と反発力を両立した厚底シューズを造っているわけです。

短距離スパイクなどもカーボンファイバーが使われており、各社にはそれぞれカーボンファイバーを使いこなすノウハウは蓄積されているはずですから、早く長距離用でも対抗する製品がでてくればと思います。


初登り

2020-01-26 19:24:31 | トレイルランニング
一番寒い時期のはずなのに暖かく、雪もない1月です。

今日は晴れ間を有効活用しようということで、車を洗車・コーティング
ついでにウィンドーの油膜取り、撥水加工もしておきました。

終了後はウェストバックにソフトフラスク、タオルを入れ、スマホはガンホルスター型ケースに収めてウォーキングへ出発。

歩いていたら千歳山が山頂までまったく雪がないようなので、急遽登ってみることにします。


シューズはウォーキング用に下ろしたミズノウェーブアミュレット
滑るようならすぐに撤退するつもりで決行

400m付近から上の北斜面は土が凍ったところがありましたが、ランシューでも登れました。



こんなに雪がない冬は初めてで、冬眠していない熊が全国各地で確認されていたりと驚きです。
夏に水不足にならないか心配です。

MaaS

2020-01-23 20:50:24 | 
目にする機会が増えている新語の一つがMaaS(マース)です。
Mobility as a Serviceの略で、移動手段に関わるサービス(検索・予約・決済)等を統合的に捉えた概念のことで、新IT社会における社会基盤といえます。
Suicaに代表される交通系電子マネーが普及し、徐々にチケットレス乗車が可能になり、通勤列車のグリーン券なども電子化されたりしていますが、現在は運行会社ごとに予約決済が必要
やがてこれらが統合されて一つのサービスになっていくことが想定されています。

例えばスパトレイルに出場するに当り、AIアシスタントに「群馬県の中之条駅に13時までに最も早く到着する経路は?」と質問し、出された案から希望に即したものを指定し、「座席は出入口近くの日が差し込まない窓側を」とリクエストすれば予約完了となり、スマホを持って出かけるだけ、あるいは生体認証により何も持たずに出かけることすら可能になるかもしれません。

高齢者による暴走事故などに対する解決策としても期待されるMaas、今後の発展に期待です。

盛り上がってきました

2020-01-17 18:05:32 | アメフト
大学入試センター試験が迫り、首都圏では雪の予報が出て受験生は心配していると思います。
こちら南東北は雪が降らずに、大きな混乱もなく試験ができそうで、一安心です。

今、盛り上がっているのは、ナイキの厚底に関する話題ですね。
最終的に規制がどうなるかはわかりませんが、テレビのワイドショーのコメンテーター、いわゆる素人の発言が的外れで笑えると思うランナーは大勢いると思います。
用具の進化に合わせて技術やトレーニングが進化してきたわけで、「過去の選手と比較して不公平」なんて発言まででるのは滑稽すぎる。

ミズノの白いシューズ(カーボンプレート入りの噂)が箱根駅伝で一矢報いており、非厚底でも速く走れることを証明していると思うので、公式レース(陸連登録選手)では最大厚を制限するなどに留まるのが、落としどころのような気がします。

これはアルペンスキーであれば、カービングスキー登場時の「サイドカーブ制限」、それ以前の「プレート厚さの制限」などルールで一定の歯止めをかけることに留まるべきでないかと思います。

個人的に盛り上がっているのはアメフト「NFL」プレーオフです。
今は家人が留守の間、入浴中などに録画したディビジョナルプレーオフを見て楽しんでいます。

20日にはリーグチャンピオンシップがあるので、これも録画して、2月3日のスーパーボウルまで盛り上がっていきたいと思います。

ことよろ

2020-01-06 18:45:13 | トレイルランニング
今年もよろしくお願いします。

12月はインフルエンザに罹患し、ただでさえ忙しいのに1週間休んだりと大変でした。

そんなことで、正月は駅伝を見てゆっくり過ごすことにしました。

箱根は青学が優勝し、7区間で区間新記録がでるという高速レースでした。

マスメディアではあまり報道がありませんが、ネットで話題なのはカーボンファイバー製プレートを内蔵したナイキの厚底シューズの占有率です。
85%もの装着率であったと報道されており、10区間のうち9区間の区間賞をたたき出しています。
残り1区間はミズノ製のプロトタイプで、カーボンプレートが入っているとの噂です。
つまり、今年の記録づくめの箱根駅伝はカーボンファイバーによって成立したといえます。

ここで改めてカーボンファイバープレートについておさらいすると

一般的にはCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics:炭素繊維強化プラスチック)のことを指し、炭素繊維(カーボンファイバー)を熱硬化性エポキシ樹脂などで固めることで成形したものです。

釣り竿、テニスラケット、スキー板など比較的小さいもの
ロードバイクのフレームなどの大きめのもの
自動車の車体(BMW i8やi3)、ジェット旅客機の胴体や翼など大きなものもCFRPで成形されています。

型に合わせて成形することで非常に高い剛性や局面形状(空力性能など)を得やすく、振動吸収性と高い反発力を両立することもできます。

反面、加工性が低く、自転車フレームなどは500~800もの型に切り取られた半乾きのプリプレグ(樹脂で固めたシート状のもの)を手作業で張り重ねて作るのが一般的で、成型後にオーブンで焼き固めることで強度を出します。
成型後は機械加工でバリなどを削り取り、必要な穴をあけるなどしていて、かなりの部分が手作業です。

ナイキのプレートがどのように成形されているかはしりませんが、サイズ別の型に合わせて切り取られたものを型に挟んで焼成していると思われます。
このプレートを軽量なクッション素材で挟みこんで、衝撃吸収と反発力を両立した厚底シューズを造っているわけです。

青山学院大は全員が履いていて、強い反発を生かす体幹の強さ、前傾フォームなどの履きこなす難しさをクリアして優勝に結び付けました。
多くのマラソン大会でも同シューズを履いた選手が活躍し記録を連発していることから、国際陸連が調査するという報道がありしたが、カーボンファイバーを使うことは短距離用シューズでも一般化しており、素材を規制することは難しいでしょうし、一部の者しか入手できない「不公平」があるかどうかが焦点のようです。
2万円台後半の価格でサイズによっては品薄であるため入手しにくいことは間違いないですが、アディダスと提携している青山学院大学駅伝チームが全員ヴェイパーフライを履いていたことで、「望めば履くことができる」ということを示しており、不公平という理由での規制対象には該当しない気がします。

ここは他社がカーボンファイバーの使い方を工夫して、ヴェイパーフライを上回る性能のものを出すしかないと思います。
以前履いていたアディダスのマラソンシューズはシャンク(シューズの背骨に当たる部分)がカーボンファイバー製で、通常のナイロンなどの樹脂製より強くねじれに強かったうえに180ℊ以下の軽いシューズでした。
各社にはカーボンファイバーを使いこなすノウハウが短距離シューズなどでも蓄積されているはずですから、早く長距離用でも対抗する製品がでて、価格が低下してくれることで、中高生でも入手しやすくなることを期待します。