記憶が確かなうちに振り返っておきます。
まずは走り編からです。
朝は冷え込んだので、受付後は男子更衣室となった体育館サブアリーナで待機
ホテルでテーピングを施し、ウェア類も着てきていたので開会式直前にダウンとロングパンツを脱いで預け荷物用バッグへ入れゼッケン番号シールが貼られたビニール袋に入れて、体育館の外で係の方に預け入れます。
7時30分からの開会式では遠来賞などの事前表彰を含めて15分ほどで終了
終了後にトイレへ行き、スタートに備えます。
スタートから早速坂道へ
直ぐに渋滞となりますが、ウォーミングアップだと思ってポジティブシンキング
徐々に暖まり、4kmほどでスピアラップジャケットのリンクベントを解放、6kmほどでジャケットを脱ぎザックのメッシュポケットへ。
当日は最高気温が16度ほどの予報だったので、温度調節しやすい
パワーメッシュ+ノースリーブ+アームスリーブ+ネックウォーマーという出で立ちとしたのは正解だったと思います。
登り渋滞を繰り返したのち、第1CP到着、ソフトフラスクに水を補給
バナナ、チョコを食して直ぐに出発
この段階でトイレは10人ほど並んでいる状態だったのでスルー
最高標高450mを経由して第2CPへ一気に下っていきます。
ここはペースを抑え気味にして心拍数を150以下を維持、ゴロゴロしている林道の石で捻挫しないよう注意して下ります。
第2CPではトイレに一人しか並んでいないのを確認しここで用を足します。
この段階でかなり気温が上昇していたので、ネックウォーマーを外し、アームスリーブも下げます。
しばらくロードを走った後、再び登山道へ入ります。
ここからはザ・登山道といった石がごろついた沢から木々が生い茂る狭いシングルトラックへと変化
この辺りから体調が悪化、呼吸が苦しくなり脚も上がりません。
山頂近くで「制限時間」というゼッケンをつけたランナーから声を掛けられます
「第3CPまで10分余裕をもって通過するように言われているので、付いてくれば通過は安泰ですよ、この後、稜線を歩いてから少し登れば山頂です」
つまり、このランナーを視界にとらえていれば安全ということですが、このランナーのペースが結構早いのが気になります。
ほどなく尾根道を通り海岸絶景ポイントの山頂へ
前後のランナーは写真を撮ろうとしていますが、制限時間ランナーのペースの速さが気になり、「写真撮ってる場合じゃない」ということで自分はスルー
この判断は正しく、登山道を下りきってから舗装された一般道を1km近く通り第3CPへ
制限5分前に到着したので、やはり余裕は余りなかったことになります。
一瞬、ここでリタイヤするか迷いましたが、海岸を走るという貴重な体験をしないのはもったいないということで続行を決意。
ここで痛み止め、芍薬甘草湯を飲めばよかったのですが、正常な判断力が働いていない感じであったかなと反省
海岸は粗い砂、細かな砂、玉砂利の浜と岩場が交互に出現
岩場では高低差を小さなジャンプを繰り返して進んでいくため、エキセントリック収縮で脚に徐々にダメージが溜り、砂浜では深く沈み込んで推進力が得られず焦りが
大きな岩を迂回するか乗り越えるかという場面で直前のランナーに続いて上を通過することを選択したのですが、飛び出た松の枝にザックの肩ベルトがひっかかり上半身宙づり状態になり後方へ引かれるように転倒し左肘を強打
なんとかもがいて枝を外して起き上がり後方に下がり岩を迂回、ここで1分以上はロス
海岸終盤で残り10分という声掛けがあり、崖を登り一般道に入るタイミングで並走する女性ランナーと
「あとどれくらいでしょうね、頑張りましょう」
と励ましあって進みますが、海岸線特有の曲がりくねった道でどこが第4CPかは皆目わかりません。
そういえば予備スマホの音声案内が止まっているものの確認する余裕すらない状態
主スマホでもGPSログを取っているので取り出せば距離を確認することはできるものの、同じく余裕なし
距離表示がないという今回のレースではGPSウォッチは必要だったなと反省
曲がりくねった道を進みCPがどこか見えない状態で制限時間に到達
後方にいた男性ランナーと「時間になっちゃいましたね」と話しながら歩きます。
彼は地元徳島のランナーで昨年は完走したそうで、「今年は距離も延びたし
制限時間も厳しくなった気がする。
特に第3CP.第4CPは厳しいのかも?」と話していました。
CP到着後、オフィシャルの話では第2CPまでで60人以上がリタイヤ
第3CPでも相当数がリタイヤしたそうです。
この第4CPでもすでに1台の収容バスが出発していて、2台目を相当数のランナーが待っています。
自分は2台目に乗れる順番でしたが、そんなに寒くもないので、後ろにいた女性ランナーに譲って3台目を待って乗車
3台分ということは50人近くがリタイヤしたということになります。
風邪で体調が悪い中での出場で、薬のせいか頭も鮮明ではない状態
足首のテーピングを忘れたし、途中での補給計画も忘れ、最後もプロテインの摂取を忘れるなど反省点は沢山でした。
参加賞が何かすら見ないで帰宅
開けてみたら防水パックとアミノ酸ほかで、防水パックは何かと使えそうです。