今日、7月11日(土)午後、東京駅八重洲口に近い鉄鋼ビルB1に
ある旅の図書館主催、第7回「旅の図書館」講座に出かけ、タイトルの
講座を受講してきました。
講師は、NPO法人遊悠舎京すずめ理事長、京都観光文化研究所長
などをされている土居好江さん。
前半は、「遊悠舎京すずめ」の活動についての話。
「遊悠舎京すずめ」は、京都の奥深い魅力を暮らしの中から発掘・発
信し、京都の普遍的なこころを伝えるために、活動しているようです。
そのため、2002年から幾つかのカリキュラムで、京都に残る伝統
文化を現地・現場で学ぶ「京すずめ学校」を開催してきました。
例えば、「京都水物語」では、京の名水が育む豆腐づくりの店、琵琶
湖疎水を引き入れた庭園など、「京都土物語」では、西本願寺御影堂の
修復工事現場で瓦の文化史を、「京都木・物語」では、香道の歴史を探
り、庭師・11代小川治兵衛氏のつくった無鄰庵での話、「京都火「灯」
物語」では、和ロウソクの伝統を守る方、1200年の法灯を守る延暦寺
での講話、「京都愛物語」では、紫式部の愛した京都御所のなかの建
物、黒澤明の愛した京の宿石原など、現場でその道の達人などから学
ぶ講座を続けてきたことを話されました。
後半は、タイトルに沿った話として、自然の持つエネルギーを最大限
引き出した京の文化、響存の文化、先進都市京都の文化、京の食文化
や京名産のことなど、京都の自然や名水などを生かして長い伝統を守っ
ている幾つかの事例を紹介し、これらが環境問題解決のヒントにもなる
とも言われました。
配られたレジメの中に、「京都の老舗創業番付」がありましたが、それ
によれば、横綱は仁和年間(885~9)創業の仏具店と、長保2年
(1000)創業のあぶり餅の店、番付最後の序の口でも、慶安3年
(1650)創業の陶芸店と承応年間(1652~5)の茶道菓子店で、
それ以下は番付外となっていて、いかに京都の老舗が古くから続いて
いるのか、その一端が分かりました。
下の写真は、参加者に配られた日本最古の飴という「桂飴」で、20代
の学生さんに配っても「懐かしい飴」と言われるとのことでした。
1時間半の話でしたが、京都に息づく1200年の文化遺産の奥深さと、
それら伝統を伝え残してきた京の数々の人々のこと、それらを掘り出して
発信しようとしている遊悠舎京すずめの活動などに感心するとともに、京都
の魅力を再発見した講座でした。
講座を終え、八重洲口交差点にある京都のアンテナショップ「京都館」
にも寄ってきました。
ちょうどいま、京都は祇園祭の最中で、ウインドウには、祇園祭りの
うちわや、祇園山鉾のミニセットなどが並んでいました。
ちなみに、遊悠舎京すずめの催しには、会員外でも参加できるとのこと
で、活動状況などは下の Web Site にアクセスしてご覧下さい。
http://www.kyosuzume.or.jp/
ある旅の図書館主催、第7回「旅の図書館」講座に出かけ、タイトルの
講座を受講してきました。
講師は、NPO法人遊悠舎京すずめ理事長、京都観光文化研究所長
などをされている土居好江さん。
前半は、「遊悠舎京すずめ」の活動についての話。
「遊悠舎京すずめ」は、京都の奥深い魅力を暮らしの中から発掘・発
信し、京都の普遍的なこころを伝えるために、活動しているようです。
そのため、2002年から幾つかのカリキュラムで、京都に残る伝統
文化を現地・現場で学ぶ「京すずめ学校」を開催してきました。
例えば、「京都水物語」では、京の名水が育む豆腐づくりの店、琵琶
湖疎水を引き入れた庭園など、「京都土物語」では、西本願寺御影堂の
修復工事現場で瓦の文化史を、「京都木・物語」では、香道の歴史を探
り、庭師・11代小川治兵衛氏のつくった無鄰庵での話、「京都火「灯」
物語」では、和ロウソクの伝統を守る方、1200年の法灯を守る延暦寺
での講話、「京都愛物語」では、紫式部の愛した京都御所のなかの建
物、黒澤明の愛した京の宿石原など、現場でその道の達人などから学
ぶ講座を続けてきたことを話されました。
後半は、タイトルに沿った話として、自然の持つエネルギーを最大限
引き出した京の文化、響存の文化、先進都市京都の文化、京の食文化
や京名産のことなど、京都の自然や名水などを生かして長い伝統を守っ
ている幾つかの事例を紹介し、これらが環境問題解決のヒントにもなる
とも言われました。
配られたレジメの中に、「京都の老舗創業番付」がありましたが、それ
によれば、横綱は仁和年間(885~9)創業の仏具店と、長保2年
(1000)創業のあぶり餅の店、番付最後の序の口でも、慶安3年
(1650)創業の陶芸店と承応年間(1652~5)の茶道菓子店で、
それ以下は番付外となっていて、いかに京都の老舗が古くから続いて
いるのか、その一端が分かりました。
下の写真は、参加者に配られた日本最古の飴という「桂飴」で、20代
の学生さんに配っても「懐かしい飴」と言われるとのことでした。
1時間半の話でしたが、京都に息づく1200年の文化遺産の奥深さと、
それら伝統を伝え残してきた京の数々の人々のこと、それらを掘り出して
発信しようとしている遊悠舎京すずめの活動などに感心するとともに、京都
の魅力を再発見した講座でした。
講座を終え、八重洲口交差点にある京都のアンテナショップ「京都館」
にも寄ってきました。
ちょうどいま、京都は祇園祭の最中で、ウインドウには、祇園祭りの
うちわや、祇園山鉾のミニセットなどが並んでいました。
ちなみに、遊悠舎京すずめの催しには、会員外でも参加できるとのこと
で、活動状況などは下の Web Site にアクセスしてご覧下さい。
http://www.kyosuzume.or.jp/