あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

雨の中

2008-10-07 00:16:21 | Weblog
甥っ子の二人はブルートレインを見た事が無いという。

私が同じ年代の頃はたくさんのブルートレインが走っていたが
最後の東京発九州行きの寝台特急「富士/はやぶさ」も
来年3月までと噂されている。

下の子(小学2年)は列車の中にベッドがある、と説明しても
ピンと来ない。

それならと、日曜日の夕方に走る姿だけでも見せようと
戸塚の踏み切りまで見せに行きました。

コルトプラスではなくコルト1100を
引っ張り出し雨の中出掛けました。
(泊まり明け帰りなので運転の簡単な現行車で行けばいいのに
わざわざ旧車を出す)

出来れば横浜駅に行きホームで見せたいが家からは遠い。
戸塚の大踏み切りまでなら20分も掛からない。

途中、遠回りをして「瓶」のコカコーラの販売機に立ち寄り
ファンタグレープ(190ml)を買っていく。

「雨の中、コルト1100を路上に停めて
瓶ジュースを飲みながら寝台特急を待つ」

叔父さんはこんな「場面」が大好きなんです・・

やがて電気機関車が曳く青い車体が通過すると
甥っ子二人は「おおっ!」と声をあげる。
特急列車はあっという間に過ぎ去ったが
二人は嬉しそうにいつまでも喜んでいた。

 エピローグ

 その下の子が助手席でこんな事を言い出した
 「彩雲兄ちゃん、僕ね、生きてて良かったと思うの」
 
 『なんで?』

 「だってコルトに乗れたんだもの」

 『そっか~。良かったな(感涙)』

 「コルトってシートベルトしなくていいんだもん」

 『・・・(少年、それは違うぞ)』

コメント (11)
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