外回りを見てみましょう。
グレードはデラックス。
ホイールはÅ20系が4穴なのに対して5穴。
展示車は現代的なホイールを装着しています。
ドアノブ
掴んだ感じもドアを閉めた時もA20系と異なる。(悪く言うと安っぽい閉まり方)
後部座席のドアはビルの窓みたいに開く。夏は暑そうです。
燃料給油口は同じかと思いましたがこれまた違います。
Å20系より小型で薄いようです。
エンジンフードの三菱マークすら異なる。
エンジン本体は1000FがKE43で1100はKE44となりますがエアクリーナー等の補器類は別物。
マスターシリンダーは両方とも異なる。
後期型はオイルキャップの造りが悲しい・・
コルト1000/1100(A20/A21)との共通部品は殆どありませんでした。
同じ三菱コルトといえど全く違う雰囲気です。
これはÅ20系が名古屋製作所で作られたのに対し
A81系は岡山県の水島製作所で作られた為。
もっとも販売価格も違い
同時期のコルト1100デラックス(A21)で東京店頭価格¥588,000。
コルト1000Fデラックス(A81)は東京店頭価格¥473,000。
と、¥115,000の差があります。
蛇足ではありますがスタンダードタイプでÅ21 ¥498,000
Å81 ¥425,000と 73,000円の差。
コルト1100のセールスマニュアルにはこのように書かれていました。
そしてターゲット層は
セールスマニュアルを読むと当時の自動車事情が浮かびます。
ちなみに前期型の前期と後期ではラジエータグリルのエンブレム取り付け位置が異なります。
2スト3気筒のコルト800と4サイクル4気筒のコルト1000Fの識別点ですが
フロントグリルのエンブレムの有無(800は付かない)
コルト800
ホイールキャップの形状
他に識別点はあるのでしょうか・・・
座間三菱自動車に展示されるこの固体は残念な事に不動です。
外見はレストアされて腐りもないのですがエンジンが掛かりません。
どこがダメなのかと伺うとキャブレーターのフロートが沈んでいるそうな。
それだけなら修理可能でしょうが(私は治せませんが)乗る方もいないのでしょう。
お店の方も『治しても車は走らないとダメになる』と仰っていました。
かなり貴重な三菱コルト1000F。
大切にしてくれる方が現れればいいのですが(単にコレクターではなく)
快く対応してくださった座間三菱自動車販売の皆様
ありがとうございました。
くどいようですがこちらは「後期型」
豊後高田の「昭和の街」のコルトですが今はどうしているのかな。
ここです↓ ↓ ↓
http://www.showanomachi.com/index.php
バンパーとウインカーの位置が入れ替わっているんですね。
コスト削減とはいえ別もののようです。
【オマケ】
当時の販促ポストカード
「ファーストバックのファミリーカーコルト1000F」と記されていました。
おわり
http://blogs.yahoo.co.jp/sannyounp
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g116417687
>>特に熱海と車の話は大好きです。
熱海ネタで書きたい事もたくさんあるのですが
なかなか進みません(汗
今回の車ネタはそんな記事よりも優先して書き上げました。
あと会ってみたい車は初期型ベレルです。
熱海にもベレルのタクシーっていたんでしょうねぇ・・・
そんな姿を想像してしまいます。
>>近代建築ブログ
もしやグズグズさんも「ビルマニア」ですか?
昔のビルが好きは私には気になるのでそのURLも
教えてください(笑)
今回ご紹介いただいた赤チン先生様のブログは時おりは意見しています。
昔のカタログっていいですね~
まにまにカレチさん
かなり前から出品されていますが誰も買いませんね。
これが初期だったら大興奮モノなんですが・・・
10年程前にこのコルトを発掘した方のサイトを読んだ事があり「あの車か」と思った次第です。
数ヶ月前に私と同型で水色のコルト1100が岡山県より出品されて十数万円で落札されていましたが
あの車の今後が小生としては気になります。
http://oldcar.jp/4807.html
隣町でしたので、よく見に行きました。
写真も多数撮ってあるので、気になるようでしたらお送りすることも可能です。
いきなりでしたが、失礼いたします。
はじめまして。
たしか赤色の固体でしたっけ?
ここにも前期があるんだ、と思った事があります。
博物館でなく現役で走っている姿を見てみたいと
思っていますが殆どないでしょうね。
普通の緑かと思っていたらちょっと薄いというのか・・・
カタログを見ると「ガーネットグリーン」
とありました。
是非とも訪れてみてください。
『最近見にくる人が多いな』と思われたら面白いです。
コメントありがとうございます。
>>私は熱海生まれで高校卒業まで熱海で育った者です。
熱海に詳しそうですね!
>>熱海ミステリー伝説
発行された時に福島屋旅館のご主人から情報が入り
先月現物を頂きました。
ブログで取り上げようと思っておりましたが転載してはマズイかなと躊躇していました。
サイトがあるとは知りませんでした。
裏表紙の熱海駅構内の画像が涙モノです・・・
熱海モノレールの「想像図」ですが
よく見るとモノレール駅が『地下鉄』になってしまっています(涙)
そこが残念です(笑)
やはりご存じでしたか。さすがです。
今度は熱海サボテン公園、ロープウェイを取り上げてほしいと
第二弾の希望をメールしておきました(笑)
廃墟探索が趣味の友人がおり、ロープウェイ跡地には
もう3度探索に行きました。
筍泥棒と間違えられ職務質問された事もあります(涙)
学生時代に興味をもっていれば貴重な資料等を残せていたと悔やまれます。