「たてものとのりもの展」の続きです

田園調布の家前にて
園内はいろいろな建物があって内部にも入れるのですが時間が無くて今回も全ては見られませんでした。
下町もあれば上記写真のような「山の手通り」もあります。
この街には「コルト」では無く白いデボネアの初期型が似合いそうです。
Debopacerさん、次回はお願いします(笑)

(↑てっちんさん撮影)
ボンネットバスの試乗会もあり希望者は園内をバスに乗って走れます。
私のコルトや他の旧車は展示だけだったので学芸員の方にコルトも希望者を募り
バスの後を追走して良いですか?と尋ねたらスンナリOK!
乗りたい人を4人乗せて走りましたが『事故を起こしたらエライこっちゃ!』
と徐行+超安全運転で一周廻ってきて休んでいると
「この車のオーナーさんですか?」とお子様と旦那さんを連れた女性から声を掛けられました。
普通は旦那さんが声を掛けてくるのに奥さんとは珍しいな、と思いながら
ハイ、そうです。と、答えると・・・
『・・・私、これと同じ車に乗っていました・・・色も全く同じです』
私より数年年上だろうか、旦那さんとおそろいの紫のシャツを着たキレイな
奥さんは懐かしそうに話してくれた。
『父が乗っていたんです。同じ1100でした。平成元年位までだったかな、私が免許を取ってからは私が使っていました。』
ええ?女性で免許取り立ての頃にコルト1100に乗っていたんですか?(スゴイな~!)
『見て驚きました。てっきり私が乗っていたそのものか、と思ってさっき父に電話で聞いたくらいです(笑)。でも、ちょっとドアノブが違うような・・・』
コルト1100(形式A21)は前期と後期(42年5月~)がありドアノブがボタン式から通常のタイプに変わったりしている。お話しを伺うと前期型でした。しかも私のベンチシートに対してオプションだったセパレートシートだったそうです。
私と同じように子供の頃から乗っていて大人になっても運転されていたとは。
それがしかも女性だったなんて驚きました。
『冬になると(オーバークール【過冷却】になるので)ダンボールの紙をラジエーター前に入れていたりしてね(笑)。夏になると私もサンバイザーにうちわを挿していましたよ(笑)』
そうそう!私はやらないけれど父は入れていましたよ!
やはり乗っていた方ならではの嬉しい共通話しです。
ここまで来ると是非、次回の走行にご家族で乗って頂きたい。
たてもの園の方に聞いて見ると次の乗客は決まっていないようなので
もし、お時間があれば乗りませんか?と聞いてみたら、いいんですか?
と喜んでくれました。(もちろん私の運転ですが)
時間もあるので、是非運転席に座ってみませんか?
『え?いいんですか・・・?』
私にもコルトの他に乗っていた懐かしい車があります。もし、今その車があったら助手席よりも運転席に乗りたい。ドアを開ける、座る、ハンドルを握る、昔は何でもないような事だったがあれから10年。今でも各スイッチの感触は覚えているし乗ったら懐かしい気持ちが込上げるかもしれない。以前から『過去に乗っていた』という人が現れたら運転席に座ってもらおうと思っていた。
人の車だからであろう、ためらうその女性を強引に?薦めて座ってもらう。
(座った瞬間、懐かしそうに)『うわぁ・・・・』
どうぞ、乗っていたのですからギアとか入れたりアクセルやブレーキを踏んで頂いて結構ですよ。(この時はエンジン止まっています)
『え!?・・・いいんですか?
懐かしい、手前上が一速で下が二速で~・・・思い出した♪』
(ここまで来たら・・・)エンジン掛けてみてください。
『えぇ?!』 私「大丈夫ですよ、暖まっていますから(笑)」
恐る恐るイグニッションを捻るとエンジンが掛かった。
『毎朝この車に乗って学校へ行っていた時の事を思い出しました・・・
ずいぶんいろんな所へ遊びに行ったんですよ・・・』
ハンドルを握ってとても懐かしそうにその奥さんは言った。いろんな事があったのでしょうね。
さて、ボンネットバスの運転時間となりそのご家族を載せて再び園内を走ります。
前と後ろどちらに座りたいですか?と聞くと助手席を希望なのでご主人とお子さんは
後ろです。
その間、いろんなお話しをしたが晩年のコルトは寄る年波に勝てず誰かにもらわれていったそうです。
どこかで誰かが大切にしていればよいのですが・・・。
広場に戻ってきて停車予定地まであと右へ廻って10メートル弱。
その前に突然、停車した。
・・・ある事を考えていました。
私は昔からお節介な性格です。大迷惑かもしれない、でも思い切って言ってみた。
「あの・・・。あと数メートルですが、あの軽3輪の右まで運転してみませんか?」
お節介ですよね
『ええぇ!?でも・・・』
後ろのご主人「せっかくだから運転させてもらいなよ。こんな機会滅多にないよ」
私「そうですよ!昔乗っていたなら大丈夫です」
私は助手席に移った。
とは言ったものの、もし隣の車にぶつかったらどうしよう、という思いもありましたが
いざとなったらサイドブレーキを隣から引けばいいや、と考えていました。
一速のギアが入りづらかったようですが、なんとか走り出します。
奥さんの顔は真剣です(当たり前です、いきなり運転させられてもねぇ~)
ゆっくりとハンドルを切り無事に停車し『ブレーキの感触を思い出した』
との事でした。
奥さんには本日一番のアトラクションだった事でしょう(笑)
その後にも閉園間近に車好きな好少年(中1)やお父様が乗っていた、という人を載せて走っていました。翌日、そのお父様が乗っていたという方から「まさか幼少の頃に乗ったコルトにまた乗れるとは思ってもいませんでした」とメールが届きました。
この日のイベントは某ニューイヤーミー〇ィング(参加料¥13000)とは違い
参加料、入場料、駐車場代は一切掛かりませんでした。
掛かったお金は私と父の食事代だけ。
早くも来年が待ち遠しいです。
追伸:てっちんさん、まさかあそこでお会いするとは思いませんでした。写真、ありがとうございました。

田園調布の家前にて
園内はいろいろな建物があって内部にも入れるのですが時間が無くて今回も全ては見られませんでした。
下町もあれば上記写真のような「山の手通り」もあります。
この街には「コルト」では無く白いデボネアの初期型が似合いそうです。
Debopacerさん、次回はお願いします(笑)

(↑てっちんさん撮影)
ボンネットバスの試乗会もあり希望者は園内をバスに乗って走れます。
私のコルトや他の旧車は展示だけだったので学芸員の方にコルトも希望者を募り
バスの後を追走して良いですか?と尋ねたらスンナリOK!
乗りたい人を4人乗せて走りましたが『事故を起こしたらエライこっちゃ!』
と徐行+超安全運転で一周廻ってきて休んでいると
「この車のオーナーさんですか?」とお子様と旦那さんを連れた女性から声を掛けられました。
普通は旦那さんが声を掛けてくるのに奥さんとは珍しいな、と思いながら
ハイ、そうです。と、答えると・・・
『・・・私、これと同じ車に乗っていました・・・色も全く同じです』
私より数年年上だろうか、旦那さんとおそろいの紫のシャツを着たキレイな
奥さんは懐かしそうに話してくれた。
『父が乗っていたんです。同じ1100でした。平成元年位までだったかな、私が免許を取ってからは私が使っていました。』
ええ?女性で免許取り立ての頃にコルト1100に乗っていたんですか?(スゴイな~!)
『見て驚きました。てっきり私が乗っていたそのものか、と思ってさっき父に電話で聞いたくらいです(笑)。でも、ちょっとドアノブが違うような・・・』
コルト1100(形式A21)は前期と後期(42年5月~)がありドアノブがボタン式から通常のタイプに変わったりしている。お話しを伺うと前期型でした。しかも私のベンチシートに対してオプションだったセパレートシートだったそうです。
私と同じように子供の頃から乗っていて大人になっても運転されていたとは。
それがしかも女性だったなんて驚きました。
『冬になると(オーバークール【過冷却】になるので)ダンボールの紙をラジエーター前に入れていたりしてね(笑)。夏になると私もサンバイザーにうちわを挿していましたよ(笑)』
そうそう!私はやらないけれど父は入れていましたよ!
やはり乗っていた方ならではの嬉しい共通話しです。
ここまで来ると是非、次回の走行にご家族で乗って頂きたい。
たてもの園の方に聞いて見ると次の乗客は決まっていないようなので
もし、お時間があれば乗りませんか?と聞いてみたら、いいんですか?
と喜んでくれました。(もちろん私の運転ですが)
時間もあるので、是非運転席に座ってみませんか?
『え?いいんですか・・・?』
私にもコルトの他に乗っていた懐かしい車があります。もし、今その車があったら助手席よりも運転席に乗りたい。ドアを開ける、座る、ハンドルを握る、昔は何でもないような事だったがあれから10年。今でも各スイッチの感触は覚えているし乗ったら懐かしい気持ちが込上げるかもしれない。以前から『過去に乗っていた』という人が現れたら運転席に座ってもらおうと思っていた。
人の車だからであろう、ためらうその女性を強引に?薦めて座ってもらう。
(座った瞬間、懐かしそうに)『うわぁ・・・・』
どうぞ、乗っていたのですからギアとか入れたりアクセルやブレーキを踏んで頂いて結構ですよ。(この時はエンジン止まっています)
『え!?・・・いいんですか?
懐かしい、手前上が一速で下が二速で~・・・思い出した♪』
(ここまで来たら・・・)エンジン掛けてみてください。
『えぇ?!』 私「大丈夫ですよ、暖まっていますから(笑)」
恐る恐るイグニッションを捻るとエンジンが掛かった。
『毎朝この車に乗って学校へ行っていた時の事を思い出しました・・・
ずいぶんいろんな所へ遊びに行ったんですよ・・・』
ハンドルを握ってとても懐かしそうにその奥さんは言った。いろんな事があったのでしょうね。
さて、ボンネットバスの運転時間となりそのご家族を載せて再び園内を走ります。
前と後ろどちらに座りたいですか?と聞くと助手席を希望なのでご主人とお子さんは
後ろです。
その間、いろんなお話しをしたが晩年のコルトは寄る年波に勝てず誰かにもらわれていったそうです。
どこかで誰かが大切にしていればよいのですが・・・。
広場に戻ってきて停車予定地まであと右へ廻って10メートル弱。
その前に突然、停車した。
・・・ある事を考えていました。
私は昔からお節介な性格です。大迷惑かもしれない、でも思い切って言ってみた。
「あの・・・。あと数メートルですが、あの軽3輪の右まで運転してみませんか?」
お節介ですよね
『ええぇ!?でも・・・』
後ろのご主人「せっかくだから運転させてもらいなよ。こんな機会滅多にないよ」
私「そうですよ!昔乗っていたなら大丈夫です」
私は助手席に移った。
とは言ったものの、もし隣の車にぶつかったらどうしよう、という思いもありましたが
いざとなったらサイドブレーキを隣から引けばいいや、と考えていました。
一速のギアが入りづらかったようですが、なんとか走り出します。
奥さんの顔は真剣です(当たり前です、いきなり運転させられてもねぇ~)
ゆっくりとハンドルを切り無事に停車し『ブレーキの感触を思い出した』
との事でした。
奥さんには本日一番のアトラクションだった事でしょう(笑)
その後にも閉園間近に車好きな好少年(中1)やお父様が乗っていた、という人を載せて走っていました。翌日、そのお父様が乗っていたという方から「まさか幼少の頃に乗ったコルトにまた乗れるとは思ってもいませんでした」とメールが届きました。
この日のイベントは某ニューイヤーミー〇ィング(参加料¥13000)とは違い
参加料、入場料、駐車場代は一切掛かりませんでした。
掛かったお金は私と父の食事代だけ。
早くも来年が待ち遠しいです。
追伸:てっちんさん、まさかあそこでお会いするとは思いませんでした。写真、ありがとうございました。
コルトに邂逅した女性はもとより、彩雲さんにとっても、一生の思い出となる事と思います。
わたしも、このような体験をしてみたいものです。
それにしても、いいイベントですね。前回よりも参加車両が増えてますね。このまま増え続けると高度成長期のモータリゼーションの再現か(笑)
ところで、毎年正月恒例イベントも参加費を何とかしてもらいたいものです。クラブで出すと、1ブース35,000円、2台がやっとだから。。。
さっそくのコメントありがとうございます。
>>一生の思い出となる事と思います。
私も忘ないと思います。
>>それにしても、いいイベントですね。
debopacerさんの所からは遠いけど次回はなんとか一緒に参加したいです。
この街には「乗用車」や商用車がとても似合います。ただ、このまま進むとフェアレディーやスカイラインといった昔の街中写真ではあまり見かけないスポーツカーが増えていくのでしょうね。
>>毎年正月恒例イベントも参加費を何とかしてもらいたいものです。
某協会は笑いが止まらないでしょうね。
伊香保の自動車博物館に頑張ってもらいたいです。
http://www.ikaho-omocha.jp/03event/index.html
↑ここのイベントは良心的みたいです。
私が免許を取ったときに家にあったのが'72年型VOLVO 164E。もしこれを見かけ同じ事をしてもらったら大感動だろうなぁ、と思いました。
ところで江戸東京建物園良いでしょ。子供が小さい頃は小金井公園に毎週のように行き、結構な確率で建物園に入りました。家の中でそこの人の暮らしを想像したりして。高橋是清の家も良いけど、個人的には彩雲さんが撮られた田園調布の家が好きでした。
お褒めのお言葉ありがとうございます(照)。
>家の中でそこの人の暮らしを想像したりして
私も想像してしまいます。どんなドラマがあったのかな、とか想いを馳せます。
ところで72年型volvoって例のとは違いますよね?伯父様のあのvolvoはどうなったのか気になります。
伯父の122Sは従兄弟がマニアのサイトに売りに出していますが買い手はないようです。日本にいればなぁ。
それにコルトの姿が、とても町並みにあっています。下記のようなところでコルトが出ないでしょうか。
http://www.jpcars.jp/
あのボルボは買い手を捜している所でしたか。
複雑なお気持ちでしょうね。
OTの静岡コルト1100は私も驚きました。まだ普通に走っていたとは・・・・。最近まで娘さんが乗られていたんですよね。
そういえば私のコルトの初代オーナーの親戚の方も女性でした。
たてもの園で出会った人のコルトって一瞬、これかと思ったのですがドアノブが後期型でした↓
http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Pit/7881/HTML/67.html
この車もナンバーから調べて見に行きたいです。
丸目4灯コルト1500さん
お久しぶりです!元気でしたか?あの三菱バスのその後が気になります。
コルトもトミカリミテッドで出して欲しいです。
今年も、元気に走りました。
そうでしたか。保存会掲示板に動きが無かったので心配しておりましたが安心しました。