あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

都電6086号を見に江戸東京博物館へ

2011-07-24 21:43:36 | 60年代

先週、お客様(某プロパンガス会社の社長さん)が連休中に出掛けるのでY31を

貸してくれました。

「休みでも取ってどこか遊びに行ってきなよ。ETCカードも入れておくからさ。

燃料は半分しか入ってないけどね」

と言われた翌日に借りたセドリックY31の燃料は満タンだった。

会社で充填すればタダなのに直前でわざわざ近所のスタンドで満タンにしてくれたのか・・・(涙)

 

せっかくのご好意なのでちょっと遠くに出掛けようと

始ったばかりの「東京の交通100年博」に車で出かけてみる事にしました。

本来は電車で行こうと思っていましたがこの車だと駐車場代だけで済む。

私は鉄道マニアじゃないけど奇跡的に車庫に帰ってきた都電6086号が気になって仕方がないのです。

前に書いた都電6086号のイベント ↓         ↓         ↓

 http://blog.goo.ne.jp/saiun4gou/e/ef66a1e7ad28e74b9d64d97322fe33e7

 

その都電が江戸東京博物館で開かれている「東京の交通100年博」に展示される事になり

荒川車庫からトレーラーに乗せられて行きました。

展示されるので自由に見られる嬉しさと

心無い人に壊されるのでは

これを機に車庫へ戻さず「どこかの公園に保存」とかなるのではと心配になったりもします。

 

エアコンの効いたセドリックに乗り首都高を抜け両国の江戸東京博物館に到着。

駐車場に入ると6086号のおでこが見えました。

特別展の料金1300円を支払いまずは館内の展示を観る。

ここには都電、都バス、上野懸垂線、地下鉄の資料を観る。

撮影禁止なので紹介出来ませんが系統板やサボの展示がありました。

系統板は本や写真でしか知らない当時の東京を見ていたものですから

妄想野郎の小生には感涙ものでした。

十分に堪能し屋外展示の都電6086号に向います。

 

久しぶりのご対面となりました。

来年公開の「ALWAYS 三丁目の夕日’64」の撮影に使われたセットの一部と一緒に展示されていました。

電車はレールの上に乗せられているのでちょっと見上げるような感じです。

レプリカでいいから系統板を付けてくれれば・・・

新聞屋さんのセットですが

丸い電灯と木製のドアを見ると熱海のどこかの宿を連想してしまいます。

どこかの宿はアルミ冊子になっているけど昔はこんな感じだったのかな?

しかしいいポスターだ♪

車内も公開されています。

 

個人保管されて荒川車庫に戻ってきた時、車内の床は老朽化で抜け落ちる危険があるので

イベントでも非公開だったそうです。

それも修復していたのですね。

 

運転席

メーターは圧力計しかありません。もしも動態保存になるといろいろな装置が追加されるのでしょう。

昭和53年の廃車までの検査証票みたいなものなのでしょうか。

赤いレバーは非常コックなのかな?

 

緑の座席と木製の板

あぁ、懐かしい・・・・

昭和53年の廃車前に家族5人で乗りに行った時を思い出します。

赤い帯の電車に乗り込んだ時に見た時の車内の薄暗さが印象的でした。

なぜだかあの時の事はよく覚えています。

青い帯の新しい都電には乗りたくなかった。

幼稚園児だった私はコルト等の影響でその頃から古いものが好きだった。

 

床板はキレイに直されています。

シートも張替えたようです(違ったらゴメン)

嬉しい事に映画の撮影で使った車内中吊り広告や廃車前と思われる昭和53年頃の広告が

展示されています。

かつて一球さんとして走っていた都電6152号の車内には広告が無くて

小学生の絵とかが展示されていましたが

やはり広告があると無いとでは大違い。

 

「保存車」にありがちな「何か違う」感が見事に解消されていました。

乗客がいると走っている電車みたいです。

ガラスに貼られたシールの広告も剥がされずそのままでした。

人工透析の事なのかな?東京スタジアム前とはまた・・・

 上の広告は映画用に作った当時風のものでしょうが雰囲気がいいです。

 シルバーシートの表記を見て「時代考証がおかしい。当時はこんな表記はなかった」

と誇らしげに大声で言う人(いかにも鉄ヲタの半ズボン中年)がいたがこれは末期に荒川線で使用していた時のなんですけど・・・

 このステッカーがステキ・・・ 「マイカーにも~」ですって♪

 つり革は横浜市電で使われていたのと同じです。車両メーカーが同じなのだろうけど久しぶりに

このタイプを見ました。

因みに横浜市電保存館の車両に備わっているつり革は数年前に取替えられています。

プラスチックが劣化しているからなのでしょう。

熱海?

割烹料理「熱海」ですって。

熱海と聞くと黙ってはいられない私には刺さりました。

当時風に作った撮影用だろう、と今まで思っていましったが実際に都電荒川線小台駅前に存在するお店でした。

「熱海」と聞いただけで過剰に反応してしまう。

 

発車時や停止時に車掌さんが鳴らす「信鈴(しんれい)」というらしい。

この音から「チンチン電車」と言われるのですね。

で、このベルを鳴らせないように紐を引っ張る部分は固定されているのですが

70歳位の男性がお孫さんだかに「ここで鳴らせるんだよ」と

ベル手前の紐を引っ張り鳴らしたのです。

「お手を触れないように」と入り口に注意書きがあり

お孫さんや家族がいる所で平気で行うその姿にお人柄がよく分かります。

更に「触っていいんだぁ」と独り言を大きい声で言い始めていかにも鉄ヲタの痛い半ズボンおっさんがベルを連打。

警備員も係員もいない車内はやりたい放題。

こりゃあれだね、展示が終わる頃には6086は破損や部品盗難が出るでしょうな。

有料の展示施設で博物館とは思えない・・・

その場で注意しようと思ったが小心者な私はすぐに入り口の係員に通報し

注意されていましたが警備員や係員も車内に置かない博物館の姿勢に疑問。

 

せっかくの公開展示も心無い人々のおかげで実に後味の悪いものとなりました。

 

運転席にはこんなネーム札?がありました。

ちょっと目頭が熱くなりました。

この展示方法を見て岸由一郎さんはどのように感じておられるでしょうか・・・ 

 お願いですからどうか無事に帰ってきてください。

勝手な妄想ですが「「ALWAYS 三丁目の夕日’64」PRで映画会社からお金が出て

車庫に向かわず工場に入って路上復帰♪

とかありえないかなぁ・・・

飛鳥山の併用軌道を走るこの都電6086号をコルトで追走したい。

 

まぁ、とにかく江戸東京博物館には車内に係員か警備員を配置するように願っています。

アンケートには書いてきましたけど。

 

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11 コメント

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Unknown (彩雲4号)
2011-08-10 22:38:50
おしり道下さん
都電の台車がある、というのは帰ってから知りましたので見ていませんね~。

長崎電気軌道にある杉並線で使っていた元都電(701号)は乗ってみたい&見てみたいです。
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Unknown (おしり道下)
2011-08-10 21:06:46
コルトさんはこの両国の博物館で保存されている
D-11台車を見学しいるかわかりませんが都からの寄付ですが,どうもゲージを調べたのか?さっしいぽこぺんの掲示をみると長崎電気軌道の151か152号の台車らしい、との事が書かれていました昭和48年に今の熊本市電台車に替えたのこと・・都電4000は荒川車庫に配属されたことはないものの・乗り心地はよかったようです
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Unknown (彩雲4号)
2011-08-06 20:46:09
おしり道下さん
江ノ電でも最近DQN車がぶつかったそうですね。
飛鳥山でも接触があるのも聞いていますが
復活してもイベント車的な6086号が事故に遭遇する
確率は低いと思いますので
私はやっぱり走って欲しいです。
(そして私がコルトで併走しぶつけてヒンシュクを買うと)
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Unknown (おしり道下)
2011-08-05 21:13:19
これ僕の考えですけど動態にしても飛鳥山の路面軌道には6086は走らせたくないです,あそこはしょちゅう車との接触事故がおきていて東京都は未だに飛鳥山の下にトンネルを掘るとか、軌道を路肩に寄せるといったことを実行していないのは・・死亡事故がおきてないからなんて゛すが・・・コルトさんが自家用車との2シヨットになりたいのも、僕分かる気がしますよ
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Unknown (彩雲4号)
2011-07-28 22:01:46
優良運転士さん
本当に御無沙汰ですね!
>>ベラボウに保安装置が増えてしまったため~
一球さん号こと6152号時には発電機を積んだりしたそうで更にブレーキを二重にしなくてはならないそうですからかなり変わってしまうかもしれませんね。
う~ん・・それでも走れる方がいいです。

そういえば復活したC61 20号も炭水車にはハイテク満載とかいう話を聞いた事があります。

>>借りてきた展示物に監視~
今頃は改善されていれば良いのですが…
吊革にぶら下がって吊革破損とか勘弁して欲しいです(涙)
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お久しぶりです (優良?運転士)
2011-07-26 10:52:01
コルト元気そうで何よりです。
動態保存はやめた方がよいです。
当時から比較するとベラボウに保安装置が増えてしまったため本線走る頃にはイメージぶち壊しってことになりかねません。
今SLブームで何機かSLが復活してますが密かにあれらも今の保安装置載せてますしバレないように処理してます。
機会があったらキャブ周辺を見てもらえるとわかりますがエンジン発電機が載ってます。
SLにもATSは現役時代から搭載されてて蒸気によるATS用の発電機も装備されてましたが
現行のATS-Pは電気食いなので既存の発電機では容量が足りないのでATS-P用にエンジン発電機載せたとのことです。
まぁ場所が場所なので言わなきゃ知らない部分ではありますが
運転席と客室一体の路面電車は恐らくがっかりな結果になると思います。
思い出は思い出のままの方が良いこともあるってことで。

ところで借りてきた展示物に監視つけないって博物館アホですか…?
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Unknown (彩雲4号)
2011-07-26 10:03:20
熱海市民Yさん
人件費を考えているからなのですかね。
入場料もかなりなものなので
もっと人を配置してもいいと思います。

おしり道下さん
公開が嬉しい反面取り返しのつかない破損に
繋がるのでは、と思っています。

今では解消されていればいいんですが・・・

終わる前にもう一度訪れてみようかな、と思っております。
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Unknown (おしり道下)
2011-07-25 18:13:13
ぼくも都がなぜ輸送費をかけてまで、両国まで持ってくる必要があるのかな?とおもいます入場料1300円は高すぎ
返信する
確かにそうですね (熱海市民Y)
2011-07-25 14:40:03
博物館側も、多少は係員を配置したほうがいいかもしれませんね。このままでは公園などに置いてある車両と同じ状態になってしまうかも知れません。

いっそのこと、当時を知る案内人さんを配置してみるのもいいかもしれませんね。
返信する
Unknown (彩雲4号)
2011-07-25 01:59:48
通行人さん
コメントありがとうございます。
>>旅館の広告も、おそらく当時のオリジナルだと思われます。
途中にリンクを貼ってありますが「熱海城と都電」の
回でその旅館「川ばた」広告に言及してありますので
宜しければご覧ください。イベント時に見つけました。
東京スタジアムの「旧」はあえて書きませんでした。

>>モラルの無い人、とりわけ老人は増えていますから・・。
数年前に都電イベントに行って感じましたが
本当ですね。
ちなみに昨日は電車の中(京急)で菓子パンを食べている50歳位の男性がいました。
さすがに即「電車の中で食べるものではないでしょう」と注意しました。
小心者なので内心はヒヤヒヤですが(笑)
いつかはトラブルになるのだろうな・・・
弱いくせに黙ってはいられないんです。
返信する
野暮を承知で (通行人)
2011-07-25 00:51:34
人工透析の下の日本料理屋と旅館の広告も、おそらく当時のオリジナルだと思われます。
この車両が昭和53年当時のものだからです。
人工透析の広告も、良く読むと「旧」東京スタジアム前と書かれています。

しかし、確かにさわるなとなっているのであれば、
人は配置したほうがいいというのは同感です。
モラルの無い人、とりわけ老人は増えていますから・・。見ていなければ何してもいい、という人
が増えつつあるのは確かです。
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