『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 残りの葉っぱが幹にしがみつき「まだ、おちたくないよ~」って。

2014-10-25 16:18:49 | Weblog

                                           
         名前忘れました。照葉が綺麗です。紅い小さな実がつきます(あなたできれば教えて!)

     あなた

 今日はあまり良い天気ではないです。

 風もなく寒くはないのですが、お陽さんが雲に隠れて、顔を見せず

 弱い光が雲を通して時どき思い出したように、投げかけるだけ…。

 ドンヨリと物悲しい秋の日が、侘しさをまして…

 何もなくなった庭に目やると、遣り切れない孤独感が心の奥に消化不良の

 様に重く残って…

 だから、秋はいや…

 今朝がた夢を見た様な気がして…

 声は聞こえないけど、笑顔だけが、鮮明に覚えている!変な感覚。

 

 夜の帷がストンと落ちる境がなく黄昏時です。

 

 あれ程見事だったニシキギの照葉がほとんど落ちてしまい、

 可哀想な姿です。

 残りの葉っぱが幹にしがみつき「まだ、おちたくないよ~」って。

 

 こうして、いち日一日が過ぎて…

 再び巡り合うことなく、

 

 老いた身体でまた一歩…歩いています。

 何があっても、誇りを捨てず毅然として…わたしを見失わずに…ね。