懐かしい写真 つる梅もどき 今はありません。
あなた
昨夜から吹雪です。
風が強い。
庭の木の葉が冷たい風に煽られ、今にもちぎれてしまいそう…
暖気のせいか時どき「ドドドッ、バサッ~」って屋根の雪が落ちる音。
吹雪が白い渦を巻いて通った後、窓越しに見る庭は何処か寒々として…
また今夜も雪の乱舞でしょうか…
音もたてずに雪が舞い落ちてる姿が痛々しい…
タヌはスッポリ雪に埋まってしまい…良い夢でも見てるかな?
《やまざとは ふゆぞさびしさまさりける ひとめもくさも かれぬとおもえば》 (源宗千朝臣)
『山里はいつの季節でも寂しいが、冬はとりわけ寂しく感じられる、尋ねてくれる人も途絶え
慰めの草も枯れてしまう…』
いつの世も、冬は淋しく寒く、どれほど春を恋しく思った事でしょう…
ひとりは、やっぱり寒く淋しい…