午前10時 ず~っと続く吹雪。
午後から出かけるはずだった…
けど、遭難して迷惑かけちゃいけないと、止めにしました。
吹雪の中一筋の光…微かにお陽さんの顔…
吹雪とお陽さんの鬩ぎ合い…
折角お陽さんが顔を出そうとしても、激しい雪と風に挑まれ又しても…
雪が霏霏と降り…お陽さんとの鬩ぎ合い。
今日はこんな日で終わる事でしょう…
《なげけとて つきやはものを おもはする かこちがほなる わがなみだかな》
「西行法師」
『嘆き悲しめと月はわたしに物思いをさせるのだろうか。 いや、そうではあるまい。
本当は恋の悩みの所為なのに、まるで月の仕業であるかのように流れるわたしの涙では…』。
《思ひつつ寝なくに明くる冬の夜の袖の氷はとけずもあるかな》
詠み人知らず
『寒夜、袖に流した涙が氷り、朝を迎えても融けないと言って、男をむなしく待ち明かした
女の悲しみを婉曲に表現している。暖房に恵まれなかった当時、「袖の氷」は詩的誇張とばかりも言い
切れない。』 と、この和歌の補記にありました。
灰色の雲の狭間に弱弱しい夕陽が微かに…
あなた
こうして今日も荒れた日で終わろうとしてます…
淋しいね…