『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 雪も降らず穏やかな夕暮れ時になりました。

2015-01-19 15:11:32 | Weblog

         
                  あなたが慈しんだ「ハイビスカス」今はないけど…

   あなた

 雪は降ってませんが冷たい寒天の空…

 いつ雪が舞ってきても不思議ではない、そんな…そらいろ…

 昨日から、痛さが温和なしくしていて…

 それが、今日もまだ続いていて…このままず~っと続いてほしいなぁ。

 午後、炬燵に潜り込み古い本を繙く。

 《わすれじの ゆくすゑまでは かたければ けふをかぎりの いのちともがな》 「儀同三司母」
                           (一條天皇の皇后定子の母 ) 

 現代意訳

 いつまでも忘れまいとすることは、遠い将来まではとても難しいものですから、

 (あなたの心変わりを見るよりも早く) いっそのこと、

 今日を最後に私の命が終わって欲しいものです。

 優雅な和歌です。

 平安の世の貴族の人たちは優雅な和歌を詠み雅な暮らしの事だったのでしょう。


 お陽さんが出てきました。

 弱い光ですが!陽の光は眩しい…

 あなた

 雪も降らず穏やかな夕暮れ時になりました。

 今日も無事終わりそうです。