『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

久しぶりに”スズメ”たちのお喋り!聞きました。

2013-07-09 16:57:15 | Weblog

          

                                   

          

    あなた

 雨上がりの庭、しっとりと艶やかで、傍に寄ると葉っぱの露がコロコロって…

 雨粒と朝露がまじりあった小粒がキラッキラッッと輝いてまるで宝石みたいな…

 

 サビタの木も大きくなりました。そのぶん、花もたくさん咲いてくれて…嬉しい。

  だいすきな「サビタ」と「アイリス」…です

 アイリスはヤツシロ草と仲良く一緒…

 

  やたらと、庭がうるさいな と外に目をやると珍しいことに、スズメがたくさん…

 いつも止まるオンコの木に重なり合いピーチクパーチク…とお喋りに余念がない。

 よ~く目を凝らしてみると、ちょっと離れた木にはウソが番いできていて、なにか啄ばんでいる…

 松の木に虫でもいたのいでしょう。

 最近は滅多に寄り付こうとしなかったのに…どういう心境の変化でしょう…か?

 思い当たる事ないわけではない…

 もう、わたしには養われないので、今年こそ切ってもらうと覚悟し、あなたと話してたよね…

 それが、判ったのかな?

 

 

  蒸し暑く気分が悪い日でした。

 あなたの所はどうでした? 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


森閑とした夜中…眠れぬままに。

2013-07-08 17:39:57 | Weblog

     

           

    あなた

 庭のお花が少々バテ気味、どのお花も結構に年輪を重ねているから…この暑さは厳しいみたい。

 ちょっと可哀想…でも、ガ・ン・バッテ…

 あなた

 昨夜は寝苦しさのせいか、ほとんど眠らずに過ごしてしまったよ…

 森閑としている夜中…起き出すこともせず、ただ、ラジオを友として聞くともなしに聞いている。

 やっぱり淋しいよ…

 眠れなかった頭はボンヤリとして、頭の芯がキ~ンといっている。

 

 「あなた助けて~…」

 勿論返事はない…

 

 贅沢言っちゃいけないね。みんな夫々頑張っているんだから…

 

  ”みせばやな をじまのあまの そでだにも ぬれにぞぬれし いろはかはらず”  段富門院大輔

 

 何時になっても”忘れる”事はできないけど…失って初めて気づくことって…多すぎる…

 

 あなた

 外はまだまだ暑そう…

 家の中も温度は高いけど風通りが良いせいでしょうね… 涼しいくらい~です。

 

 暑いって言っても、お盆が過ぎたら秋です。

 思いっきり夏の暑さを謳歌しますね…

 

 あなた

 こんやは眠れるかな?…

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ”七夕まつり”きっと逢えるね…  

2013-07-07 15:02:15 | Weblog

 

                                                                 

   

    あなた

  七夕祭りです。

 今日の為に”愛逢月”があるのです。ピカピカの良い天気、きっと逢えるでしょう…

 

 七夕には沢山のお話があります。その中の一つ…

  天の川の近くには天の神様が住んでいて、その神様には一人の娘が居りました。

  あるとき、結婚できる年になったので相手が誰が良いかな〜と考えていた所、ある一人の青年が選ばれました。
 
   
それが【彦星】です。
 
  彦星は牛飼いで真面目に働く青年。
 
 出会った二人はお互いに一目惚れし、すぐに仲良くなりました。

   しかし・・・。

 仲が良過ぎるせいか、織姫は機織りもせず遊んでばかり。

 神様達は着る服がなくボロボロになり困ってしまい、また彦星も同じく、牛の世話をしなくなってしまいました。

 それに怒った天の神様は二人を引き離してしまったのです。

  引き離された織姫は毎日毎日、とても寂しそうです。

 それを見かねた神様は彦星と織姫を年に一度だけ会う約束を許しました。

 それが、7月7日の七夕の日・・・と言う事です。

 それからと言うもの、二人は会う為に自分の仕事を真面目にしました。

  その会える日に雨が降ってしまうと天の川の水が増えてしまって渡れないのですが、その時はどこからともなくカササギと言う鳥が

 飛んで来て天の川に橋を架けてくれるそうです。

  だから、雨が降っても実は彦星と織姫はちゃんと会えているんですね☆
 
 ・・・と、以上が七夕伝説の物語です♪
 
 
 よかったぁ…
 
 今日は雨はふらないでしょうが…それにしても、良い天気で!良い日に逢えて…
 
 子供の頃の七夕祭りを思い出して…ふれてみました…
 
 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                                                                                                                                 


蒸し暑いけど…頑張っています。

2013-07-06 17:21:27 | Weblog

 

            

   あなた

 蒸し暑く身体がカッタルイって感じ…

 いつも穏やかとは限らないよね。わかってはいます、が、勝手なもので暑い・寒いって…

 ブツブツと独り言をいっては、深いため息。

 

 「姫石楠花」が随分増えました。小さいけれど嫋やかで、何にたとえようもなく!可愛い。

 高山オダマキも可愛く咲いてます。

 

  あなた

  本当に生きてるって!何が起こるかわからない…

 まさか?の信じられない事が起きるのです。

 昨日元気でも今日は病院…あなた…切ない…ね

 早く良くなって…と願うしかない。

 

 お影様でわたし元気です。

 与えられた生命大事に生きます。

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  ”今日の日”が静かに暮れます。

2013-07-05 16:06:27 | Weblog

  

          
                       みやこわすれ                                             二人静

   あなた

 もう、消えたと思っていた「二人静」です。都忘れの中にひっそりと…ただひっそりと慎ましやかに

 咲いていました。この野草の由来…

  『静御前とその亡霊の舞姿に例えたのである。静御前と亡霊との舞は能の”二人静”に由来している

 そして、”二人静”は”鬘能”(かずらのう)の中の代表的な演目となっている。

 麓から菜を摘んで神前に供える神事があった。あるとき、一人の菜摘女に静御前の霊が取りついた。

 神職がねんごろに弔うから舞を見せて欲しいと頼み踊り始めた所実際に静御前の霊も現れ

 一人の女が二人となって舞を舞うという筋書きである。』と書いてありました。

 義経を思いながらも逢う事叶わず、22歳で亡くなったとあります。  平安末期のお話です。

 美しいものは美しく、哀しいものは哀しく…と野草を見立てての発想に、わたしは、ドップリと、浸かっています。

 

 礑と気がつき窓越しに外を見るとまるで、静御前を偲ぶように、烟るような静かな雨が、音もなくふっている…。

 

  鶴岡八幡宮社前で頼朝に命じられ静御前が義経を慕い歌った唄です。

   ”しづやしづ、しづのをだまき くり返し 昔を今になすよしもがな”

   ”吉野山峰の白雪 ふみわけて入りにし人の 跡ぞ恋しき”

 

  何かに夢中になると刻のたつのを忘れ 「あぁもうこんな時間…」 こうして、今日の日も暮れます

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 


”人の優しさ”…が嬉しかった。

2013-07-04 15:40:52 | Weblog

 

              
           アイリス(頂きました)                                梅花ウツギとツリガネ草?(頂きました)

        

   あなたが好きだったお花頂きました。

 我が家のアイリスはまだ咲きそうにありません。

 匂い梅花が咲き出してきました。あまり大きくないので小さく切ってさしました。

 あなたが大事にしていた”カワラナデシコ”元気がありません。(写し方も悪い)

 もしかしたら消えてしまうかも…

 

                       見送る

         喜びは、人間を癒すことは あっても強くはしない。

           最も深いところで人間を鍛えてくれるのは

                切ない別れの体験だ。

                  見送る……

         去っていくものを万感の思いをこめて見送った体験は

          あたまと こころをバラバラにしたことだろう。

      そこから何とか立ち直ったとき、日常はそれ以前と何ら変わらなくても、

        見送った相手の存在が、“別れる”とは どうゆうことかを 

              鮮明に刻んでくれる……

               それを“強くなった”という  
                                   「回り道の唄」より

 

 この唄に出会ったとき、体中の血液が逆流したような!ザワザワと何かが走り回ったような…

 そんな気がした。

 勁くなるということは、淋しい思いをしなければ、ならないということのようです

 人は夫々与えられたものも、あるでしょうが…やはり別れはつらい…

 それだから…思いやりの気持ちを!もたなきゃね…

 

 今日はしみじみと人の優しさに触れ倖せな一日…老いとともに泪脆くなって…

 あなた、勁くなるね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   


”芍薬”綺麗でしょう…

2013-07-03 17:07:27 | Weblog

 

                           

    あなた

 木蓮の葉っぱが大揺れに揺れている。強い風、雨が飛び散っている…

 昨日とは打って変わった天気ですが…これが自然の姿なのでしょう。

 

 あなたが三色混ぜて植えた小さなバラ、風に揺られながらも健気に咲いています。

 芍薬も風でパラパラと散りそうなので、花瓶にいれました。あなたに喜んでもらおうと

 ちゃんとあなたの花瓶にも活けましたよ…きれいでしょう。

 風が強いせいでしょうね…横殴りの雨粒が窓をたたいて…不気味です。

 「お願いだからあまり荒れないで…」夜中に窓をうつ雨はいや…

 

   ”いまはただ おもひたえなむ とばりを ひとづて ならで いふよしもがな”    左京太夫道雅

 

 何とも言えず不穏な天気…嵐です。こんな日があるって頭ではわかっていても、やっぱりいや…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


               


 夢で逢えたら…いいなぁ

2013-07-02 16:09:54 | Weblog

 

         

   あなた

 あなたが、こよなく愛した”アッツザクラ”今年も優しく可憐に咲きましたよ。

 ”源平蔓”も見事に復活しました。

 やっぱりこの花を見たかったのでしょう…

 

 庭木が随分のび、葉が鬱蒼としていかにも暑苦しいので剪定お願いしました。

 だから、もう少し我慢ね…

 

 「二日」この日はあなにも、わたしにも忘れることが出来ない日になってしまいました。

 あなたが、選択した道は全く違う道…

 悲しいけれど…わたしの力ではどうしようもなく、あなた一人を送り出しました…

 あれから二年、次々と色んな事が起こりました。

 ようやく少しではありますが、元のわたしに戻りつつあります。

 

   ”ありあけの つれなくみえし わかれより あかつきばかり うきものはなし”   壬生忠岑

 

 あなた、窓越しの風は気持ちがよい…もしかして、この風にのって?花畑をみてる?

 まだまだ、淋しい事も哀しい事もあるけど、与えられた生命!大事にします…

 寒くはないけど風が強くなってきました。レースカーテンは大暴れ…新聞はクルクルって舞っている。

 こんな日があったこと…思い出してる。

 

 遠い人になったけど…夢で逢えたらいいなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  ”愛逢月”(めであいづき)

2013-07-01 15:28:30 | Weblog

 

                   

      あなた

 ついこの間雪がとけ、ようやく春を迎えたた筈なのに、もう文月になりました。

 文月の語源は、短冊に歌や文字を書き書道の上達を祈った七夕の行事に因み

 「文披月(ふみひらきづき)」 が転じたと言われています。

 その他、色んな呼びかたがありますが、わたしが好きな呼び方 「愛逢月(めであいづき)」です。

 牽牛・織女が互いに合う月…いいです。夢があります。

 

    ”かぜそよぐ ならのをがはの ゆふぐれは みそぎぞなつの しるしなりける”   従二位家隆

    ”おもひわび さてもいのちは あるものを うきにたへぬは なみだなりけり”   道因法師

 

 一日々が過ぎるのは、結構長いように感じているのに…やっぱり月日の流れは早いのですね。

 今年も半分過ぎてしまいました。

 

 午後S子さん花畑の草むしりに来てくれました

 すごく綺麗になり、あなた吃驚したでしょう。

 「これ以上綺麗にしたら、あなたが間違って他所へ行ってしまうかも?」って言うと彼女

 「何を言ってるの、二年前までは、こうだったよ…」との答えがかえってきました。

 やっぱり、わたしは何も出来ない人なんですね…

 雑草を残して高山植物ををかなりむしっていたようです。しかたないよね 

 でも小さなお花もなくなり、すっきりしました。これも”断捨離”でしょうか?

 

 あなた

 間違いなく我が家の花畑ですから…