『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 時どき思い出した様に”ポチャッ”って何かにぶつかる雨音。

2014-10-17 13:05:06 | Weblog

                

                

   あなた

 今日は何の日か判る? 

 こんなに立派なお花頂きました。

 友達にメールも頂いたよ…嬉しくて、あなたに教えなくちゃ…って

 ”モーチャン”、ちょっとよけたつもりだったのに、

 写真をみると前のめりに、倒れていました…ごめんね。

 もう、ちゃんと直しましたよ。 

 よ~く考えるとあなたの周りは「物言わぬ」たくさんのモノ?に囲まれて

 いる様におもうけど~…
 

 朝から冷たい雨が、糸を引く様に降ってます。

 また、いちだんと秋が深まるのでしょう…

 時どき思い出した様に”ポチャッ”って何かにぶつかる雨音。

 でも、今日は嬉しいこといっぱい。

 そうこうしているうちに、あなたの従兄弟夫婦がきて、”コータロウ”のこと

 いっぱい、いっぱい言っていた…

 彼氏すごく元気になってよかった~って彼女喜んでいました。

 与えられた一生です。

 元気で大事にしなくてはね

 今日はリコのところへ行きます。あなたも一緒に連れて行くって…

 言ってたよ。

 おかげさまで、わたしは倖せ者です。

 淋しい・淋しいって言っているわたし…でも倖せであることも判ります。

 滅入る様な淋しさが心に凍りつくような時でも…みなさんの、

 優しさが心に沁みて…「やっぱり元気に生きよう」って。

 「あなた、もう少しの間、長~い目で見ててね…」

 そして、今日はリコの所へ一緒に行こうね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                         


淋しさが隙間風の様に心を通り、虚しさだけを残して去っていく…

2014-10-16 15:53:04 | Weblog

                                    
                    「ニシキギ」の赫がきれいでしょう                 

   あなた

 やっぱり秋の天気です。昨日と一変して、お陽さんはチラリとも

 顔を見せず、厚くて重い雲が、意地悪してるように空を覆い尽くして、

 寒々とした日です。

 昨日動いててよかった~ってしみじみ思い…でも少々過ぎたかな?って…

 コルセットをつけ静かにしています。

 ストーブの火をつけなければ寒いです。

 昏い空で今にも”雪”が降ってきそう…

 風がない! ちょっと不気味…

 あなた

 こんな日は、逆に淋しさが隙間風の様に心を通り、虚しさだけを残して

 去っていく…

 そして、無性に人恋しい…晩秋のような午後のひと時です。

 逢えないって判っていても…「逢いたいな…」~~

 

 

 

 

 

 

 

 


庭の木の葉も赫くなり秋本番ですよ…

2014-10-15 16:04:15 | Weblog

        

            
                                                         ツツジの葉が赫くなってみごとでしょう               

    あなた

 今日は久しぶりに暖かい秋日和です。

 明け方三時半頃でしたでしょうか、寒くって目が覚めました。

 毛布も夏掛けもきちんとかけているのに、それだけではだめなんですね。

 外はまだ真っ暗、新聞もきてない。「寒くない寒くない」って

 お呪いをかけてもダメ…それからは眠れない… 

 ラジオをかけました。

 音は耳の傍を通り抜け何を言っているのか、全然判りません。

 ただ、さむいな~って…

 夜もしらじら明けてきたので思い切って起き出し、火力を最高にして火をつけ

 ようやく温まり、その勢いで冬布団をだし多洗濯です。

 頭がボンヤリしてます。が眠くはない。

 せっかくのお陽さんなのに、ただ、ボンヤリと過ごしています。

 ”今夜は温かい布団でグッスリ眠れることでしょう…”

 庭の木の葉も赫くなり秋本番ですよ…

 
 
いまこむと いひしばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいでつるかな

                          素性法師  百人一首より 

 さっきまで、あんなに暖かったのに、空気がヒンヤリとしてきました。

 暮れなずむ間もなく陽はストンと沈むことでしょう… 

 すること、全部終わったと思うと、全身の力が抜けてしまい、

 言いようのない淋しさが押し寄せてきて、な~んだか、すごく疲れてしまった。                                                              
                                        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

                                                              


 時雨が降り、よりいっそう秋の深さが身に沁みます。

2014-10-14 14:41:40 | Weblog

        

              
                   生垣のオンコを切ってしまったので、寒い感じです。              

   あなた

 時雨が降り、よりいっそう秋の深さが身に沁みます。

 風がないので糸をひいた様に細く降る雨…微かに淋しさが、たゆとうて…

 寒々とした寂寞感に侵されます。

 心まで寒くなっては…いけないって、判りつつも…

 終日この時雨と付き合わなければ?と思うと…やっぱり憂鬱…

 「ニシキギ」の葉っぱ雨に濡れて、より赫さが増して!きれい。

 こんな日は、何もする気がなく、ただボンヤリと庭を眺めて… 

 おおきな溜め息…

 逢うことなど、絶対にないって思いながら、過ぎ去った日々を

 思い出し、前に踏み出せないで、躊躇してしまう、憶病者。

 

 

 

 さびしさに やどをたちいでて ながむれば 

            いずこもおなじ あきのゆうぐれ   良暹法師

 (寂しくて家を出てあたりを眺めても、秋の夕暮れの寂しさはどこも同じである…) 

 
 きりぎりす なくやしもよの さむしろに 

           ころもかたしき ひとりかもねむ   後京極摂政前太政大臣  

 (こおろぎが鳴いている霜降るこの寒い夜に、むしろの上に衣の片袖を敷いて、

 わたしはひとり寂しく寝るのだろうか。)

 百人一首よりニ首…何れも秋の、もの淋しさを詠んだもの…

 
 あなた

 時間的にはまだ、日暮れ時ではないのに随分昏い…

 雨は依然として、降ってます。

 

 

                                 

 

  

 

 

 


拾う葉っぱも今はなく…その間をユラユラと淋しさが漂っています。

2014-10-13 16:35:45 | Weblog

                                      
                                                    シュウメイギクも終わりです                   

    あなた

 長い間、楽しませてくれた「シュウメイギク」も終わりです。

 終わりは淋しいものですが、役目を果たした後はきっと春に芽を出して

 くれることでしょうそれまでは、どうか充分に英気養って…ね。 


 昨日はあんなに穏やかな、よい天気だったのに今日はもうだめ… 

 泣こうか?笑おうか❓と言った様なとても変な天気です。

 庭の葉っぱたち「せっかく照葉になったのに」って少しションボリした様子。

 秋はやっぱり、淋しいことが多いね。

 
 朝に晩に庭の葉っぱ拾いをしていた、あなたを思い出し、胸の奥が

 キュンって…

 拾う葉っぱも今はなく…その間をユラユラと淋しさが漂っています。


 哀しさを含んで…淋しさに落ち込んだような今日のお陽さん

 耐えられず雲の向こうに消えて行ったようです。

 あなた淋しすぎます。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

   


庭の木の葉がいっそう赫さをまして残り少ない「今を見て」って…

2014-10-12 14:04:25 | Weblog

                   
                          「吾亦紅」 
   あなた

 秋晴れのよい天気です。

 「吾亦紅」見て下さい、あまりにも華奢で風に倒され可哀想なので   

 ガッチリした支柱を立ててもらい倒れないように括ってもらいました。

 少々窮屈そうですが…我慢です。


 「吾亦紅
  さし出て花の つもりかな」
   小林一茶

 「吾木香
  すすきかるかや 秋草の
  さびしききはみ君におくらむ」
   若山牧水

 「吾も亦(また)
  紅(くれない)なりと
  ひそやかに」
   高浜虚子  

 こんなにも・詩人・歌人 に愛された花です。

 花言葉=変か・移りゆく日々・愛慕・憧れ。等々…

 風に逆らわず、揺れるが儘、自然に身を預けている…

 でも、手をかさなければ、折れて倒れてしまいます。

 手はかかりますが可愛い…


 高い空からお陽さんが、万遍に優しく包み込むんでくれて

 庭の木の葉がいっそう赫さをまして残り少ない「今を見て」って…

 カーテン越しでも眩しいくらいの陽の光。

 こんなに明るくても、夕暮れが早く「ストン」と夜の帷が

 降りてしまい、淋しさが風の様に心を過ぎって…

 「あなたまたね」

 

 

                                                                

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 


楽しかった後は、灯りの消えた様な淋しさで…

2014-10-11 15:35:03 | Weblog

               

               
                   今はない「ムシカリ」〈大亀の木とも言います)

    あなた

 昨夜遅くに帰って来ました。

 急だったので、抛っといてごめんね。

 でも、一緒に連れていった様にも思うけど…

 昨日の雨はそれほど冷たい雨ではなく、ただ、しっとりと…

 烟るようにふっていて…時どき思い出したように、お陽さんが

 顔を出したりと、目まぐるしく変わるお天気でした。

 自分の心の内だって似たような…ものです。

 

 今日は鈍色のお陽さんですが、顔を出しています。

 雲の力のほうが弱かったよう…。

 外へ出てみました。

 家の中より暖かい…


 楽しかった後は、灯りの消えたような寂しさで

 泣きたいほど、侘びしくなる…弱~いわたし。


 でも、一人で耐えていかなければ…

 これが「生きる」と言うことですね…

 もう頑張らなくてもいいようにも思いますけど~~。

 やっぱり、秋は淋しくて「きらいです。」

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


秋の照葉が美しかった木はもうありません。

2014-10-08 19:55:28 | Weblog

                                 
                                         失くしたものへの自責にかられる?                    

  あなた

 失くしたものへの、自責の念でしょうか?…

 後悔はしてないつもりですが…やっぱり気にしているようです。

 知人が庭をみて驚いた。

 「仕方ないね」ってポツリ…

 続く言葉はなかった。

 生きていくためには少しずつの「断捨離」が必要なのだと言う事を悟りました。

 庭の少ない木がほんのりと、紅く染まって…やっぱり綺麗だなって…

 失くした木々の照葉はもっと美しかったと…と無い物に執着?

 自分の言っていることは支離滅裂ってことはわかってます。

 わたしの頭は、壊れてきるようです?。

 午後、ご近所の方が遊びにいらして、5時ごろまで遊んでいきました。

 楽しかった。

 いろんなことがあった、一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
                                           


秋晴れのホッコリ陽気に誘われ、「あなたお茶をどうぞ」って…

2014-10-07 15:15:21 | Weblog

             
                 3年前には庭で咲いていました〈モクレン)                 

    あなた

 今日は素晴らしい秋晴れです。

 風もなく、穏やかでじ~っとしているのが、勿体ない。

 二階の窓を開け掃除は二階からはじめました。

 ワックスもかけたので、終わったのが12時過ぎていました。

 3時間以上かかったようです。

 足を労わり、時々休んで呼吸を整えながら~また続きを…

 心地よい疲労感と満足感。

 これだけ、動いても耐えれる体になりました。

 「無理をしない~無理をしない」って呪文のように唱えながらでも、

 何とか一歩前に進むことができる「わたし」になったよ…

 優しい皆さんの手をかりながら…生きてます。

 

 裏の庭のせいでしょうね…「吾亦紅」がようやく、可愛いボンボリになって

 楽しませてくれてます。

 あまり可愛いので「吾亦紅」だけをさして玄関に置いてみました。

 
 ポカポカと気持ちのよい、あなたの部屋で一服のお茶を点てました。

 「お菓子をどうぞ」…「いかがでございました?」

 こころなしか?あなたの写真が頷いた様にみえたよ…

 

 

 

                


枯葉がクルクルって舞いながら、庭の葉っぱの上に落ちちゃった。

2014-10-06 14:22:54 | Weblog

                                    
                    切る前の、「槿」と「ライラック」

   あなた

 空は黒い雲に覆われ、ドンヨリとして寒い…

 何もする気がなくストーブを背にボンヤリと考えこんでしまう。

 絶対に答えは出ないのに。

 しなきゃいけないこと、いっぱいあるのに…だめだなぁ…

 今日は淋しすぎ…

 暗いニュースが多すぎて、淋しさに拍車をかける。

 自然界にも何か哀しいことがあるのでしょう…ね。

 笑うことのほうが少ないもね。

 「自然界の神様たち、あまり暴れないで…お願いです…」

 ドンヨリとした秋空の下、一陣の風が吹き、枯葉がクルクルって

 舞いながら庭の葉っぱの上に落ちちゃった。

 決して珍しいことではない…のだけど。

 葉っぱが、ぜ~んぶ落ちた木が、寒そうに震えていたの…を

 思い出して、秋はやっぱり淋し過ぎ…きらいです。

 今日のわたし、「思考力」ゼロ…