『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

雨に濡れべったりと、くっついている、枯れ葉… 厭が応にも、葉っぱの上を歩く。

2015-10-21 14:41:56 | Weblog

                  
                                 2015-10-20-「ツツジの照葉」

    あなた

 淀川ツツジが紅葉して見事な照葉です。

 淋しさと裏腹に、庭木は素晴らしい秋を見せてくれます。

 朝日にキラキラ輝いている庭木の照葉。

 淋しさなんて何処かへ飛んで行っちゃう…

 昨日久しぶりに公民館へ行ってきました。

 玄関前は「黄色」や「赫」なかには、まだ、枝にしがみ付いていたかった

 様な「病葉」みたいな葉っぱ。

 縦横無尽に敷き詰められて…

 雨に濡れべったりと、くっついている、枯れ葉…

 厭が応にも、葉っぱの上を歩く。

 心の中で「ごめんね」って詫びながら…

 この侘しさが、堪らなく「秋」がやっぱり嫌…

 
 ここに座って見える小さい空間の秋空。

 高くて青くて白い雲がチョッピリ。

 何処か、寒いからやっぱり厭。

 あなたの居る所はどうかな?

 もっと寒くって!暗くって!そんな処かな?堪んないよ…~~

 絶対に返信はこない…判っている筈なんだけど…

 心の隅っこで、何かを待っている「わ・た・し・」。

 あなた

 風もなく良い天気

 花殻とりをします。

 心癒してくれた可愛い花々。

 せめて最後は綺麗にするね。

 

  

 

 

 


微かに侘しさを残して…何処か違う場所で…また時雨て…

2015-10-20 17:26:35 | Weblog

                                                              「大亀の木」古い写真です。

    あなた

 古い写真がまだ、残っていました。

 あなたが大事にしていた「大亀の木」ですもね…

 昔は「ムシカリ」と言ってました。

 二つの名前をもってる「大亀の木」。

 白く可愛い花です。

 想い出に浸っていると、先へ進まない。

 わたしにとっては、大事な花木でも、残されたら、困るもね…

 花言葉= 「 以心伝心 」 「黙っていても通じる私の心 ...」

 だそうです。

 色々考へ不憫と思いましたが、始末しました。


 先ほどまで降っていた雨が上り、お陽さんが目映い様にキラキラ輝き

 紅葉した、錦木の葉っぱが 美しく

 秋の深さが身に沁み、淋しさは一入。

 気紛れな雨。

 微かに侘しさを残して…何処か違う場所で…また時雨て…

 そんな「秋」

 
 今日のわたし!

 また、淋しい秋の日のなかに身をおいています。

 

 

 

 
 

 

 

 

 

                          
                                              


身体が疲れていても、頭の何処かが、「キ~ン」っと冴えて。

2015-10-19 17:49:03 | Weblog

                  
                                  2015-10-19-「エゾムラサキツツジ」

    あなた

 葉はすっかり紅葉しているのに、季節を勘違いして全開している「エゾムラサキツツジ」

 です。

 弱々しい咲き方が意地らしく…

 「何故咲いちゃったの?」って。

 花言葉=「片思いの恋」だそうです。

 可哀想に…

 
 今日もポカポカ陽気であったかい…

 何時までも続いてほしな…

 
 午後友達がきて先ほど帰りました。

 やっぱりいいな…

 心おきなく話が出来る。

 せめて、そんなことで心癒されなかったら…淋し過ぎる。

 昨夜も眠れず…

 昨日と今日の交差点過ぎても…眠れず夜の長さが恨めしい…

 身体が疲れていても、頭の何処かが、「キ~ン」っと冴えて。

 こんな事では駄目よね…

 明日は「シャキッ」とするね。

 

 

 

 
 

  

 


古の写真を見ていると、懐かしさと哀しさが入り混じり…昔が偲ばれます。

2015-10-18 15:22:20 | Weblog

     
                   
                紫紺野ボタン                   うきつりぼく           釣り梅もどき

  あなた

 今は残っていない花々。

 どの花も、あなたが丹精していたものばかりです。

 たまたま、古の写真を見ていると、出てきました、それを見ると堪らなく

 愛しくなって、載せてしまいました。

  「紫紺野牡丹」

 深味のある濃紫色の花を、長期間次々を咲かせていく。

 光沢を帯びたビロードのような 花びらは、とても美しい。

 こんな美しい紫色は他にありえないほど!大好きな花の一つ、でもこの花も

 一日花です。

 一日で潔しと、ポトンと散ってしまいます。

 花言葉=「謙虚な輝き」「自然」等々。

 「浮き吊り木」(アブチロン)

 下向き加減に楚々と咲く花。

 このピンク・オレンジが可愛い…

 花言葉=「尊敬」「良い便り」「憶測」「様々な愛」等々。

 「つる梅もどき」

 周りの木が葉を落とした時期に、冬につける真っ赤な実と黄色い仮種皮が

 美しく、ホントにホントに好きな木でしたが…

 わたしには荷が重すぎて駄目にしてしまいました。

 もしかしたら、あなたの所で、育っているのかも?だったらいいな。

 花言葉=「真実」「大器晩成」「開運」等々。

 写真をみていると、当時がまざまざと思い出され、懐かしさと哀しさが

 入り混じり…

 とっても、妙な気分。

 あなた

 昏くなってきました。

 もしかしたら、雨になるのかもね。

 またね…

 

 


どんなに厭なことに出合っても、今日のわたしは、ただ人の温もりに浸っています。

2015-10-17 14:26:43 | Weblog

            
                   2015-10-17-素敵でしょう

  あなた

 今日は何の日?

 素敵なお花いただきました。

 あなたも来てくれた。

 倖せです。

 友達からお祝いのメールも頂いた。

 リコが今夜一緒に食事をしようって…

 幾つになっても、お祝いして頂けて…嬉しいです。

 


 穏やかで暖かい…

 十月小春と言うのでしょうか…

 ポカポカ陽気で心の中まで仄々として、「あったかいん」です。

 こんなに良い日は滅多にない。

 朝から人の情と、いっぱいの、温もりが嬉しい。

 今日一日余計な事は考えないで、ドップリ人の情の嬉しさに浸っています。

 あなたの、笑顔が嬉しかった…よ。

 どんなに厭なことに出合っても、今日のわたしは、ただニコニコと、人の温もりに浸って

 います。

 

 

 
                                                                                                             


 寒さに向かって咲く「ノコンギク」道端でも見かけます。

2015-10-15 15:23:51 | Weblog

                   
                                   2015-10-13-「ノコンギク」

    あなた

 寒さに向かって咲く「ノコンギク」道端でも見かけます。

 野草ゆえ寒さにも強い花。

 花言葉=「幸せな人生、用心、予防、質素」等々

 細い花びらが可憐です。

 今日は穏やかな秋の日です。

 
 昨日出かけて思いがけ人に出合い、暫し立ち話。

 齢とともに足腰が痛み病院通いをしてるとか!

 何処も(いずこ)同じと、ふと可笑しくなる。

 あの元気な人が…ね~。

 


 秋の鈍いろが淋しい

 季節は、また移ろいで…

 やがて白い季節が巡って…

 そのころ、わたしは?

 なにを考え…ているのでしょう…

 此処にいる事出来るのでしょうか…

 そろそろ終わりを考えないとね…

 そんなわたしに、急に陽が射し眩しい…


 

  『ふくからに あきのくさきの しをるれば 

        むべやまかぜを あらしといふらむ』  文屋康秀

 山風が吹きおろしてくると、たちまち秋の草や木が萎れてしまうので、

 山風のことを「嵐(荒らし)」いうのだろう。》    現代意訳

 平安の頃も今も、秋の淋しさは同じと言うことですね。

 あなた

 穏やかな秋の日でした。

 お陽さんがキラキラ!って眩しい…

 また、陽が「ストン」と落ち、夜が笑いながらやってくるのでしょう… 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 


平々凡々で生きられるのが、一番の「倖せ」とわたしは思うけど…

2015-10-14 13:10:35 | Weblog

                     
                                2015-10-13-「アロンソワ」

   あなた

 「アロンソワ」の橙色が淋しい庭に鮮やか。

 下向きに咲いてる姿は可憐です。

 花言葉=「今を精一杯生きる」

 今を精いっぱい生きるって、ひたむきで意地らしい。

 陽はさしてますが、時どき時雨模様。

 濡れた葉っぱがツヤツヤと綺麗。

 
 この齢になっても、与えられたことであったら、避けては通れないと沁みじみ

 感じたよ。

 好んで苦しいことを、望む訳じゃ決してない。

 人が羨むような、容姿端麗、頭脳明晰、学生時代憧れの的の人だった。

 どこかでボタンの掛け違い、「エッ…そんな」って…只々驚くのみ。

 たった一人で暮らして、いまは「癌」に侵され入院中とか…

 お子さんとも逢えず…淋しいだろうに…っと、思うけど…

 彼女はやっぱり勁い(つよい)毅然として生きてる。

 わたしの夫ように、何億光年もの遠いところへ行ったのでは無いって…。

 酷い嵐のためお見舞いにも行けなかったが、心の隅っこがチクリと痛む。

 何が「倖せ」なのか?

 美貌でも頭が良いでもないらしい。

 「倖せ」って何かなぁ…謙虚に繋がるのかもね~~!

 わたしは、十二分倖せって思うよ。

 平々凡々で生きられるのが、一番の「倖せ」とわたしは思う…

 あなた、これからちょっと、用事で出かけて来ます。

 

 

 

 

 

 

    


                     

                             


黒い雲と白い雲が鬩ぎ合い、まるで人を嘲笑うかのように…

2015-10-13 15:16:44 | Weblog

                        
                                   2015-10-7-「ホトトギス」

   あなた

 「ホトトギス」が咲いています。

 夜露に濡れた花々が朝日にキラキラ輝いて眩しい感じ。

 「ホトトギス」花びらの斑点模様が、野鳥のホトトギスの胸に生える羽毛の

 模様と似ていることから、つけられたとのこと、すごい発想…

 花言葉=「永遠にあなたのもの」「秘めた意思」等々…

 あらためて、秋深しを思い知らされます。

  今日の天気も気紛れ。

  晴れてると思いきや、冷たい時雨。

  色々の思いが自然界にもあって、はっきりできないような様子…

 黒い雲と白い雲が鬩ぎ合い、まるで人を嘲笑うかのように…

 コロコロ変わって…

 庭の花木の葉っぱ、何となく騒めいて、冷たい風に晒されて。

 騒めいているのではなく、辺りが昏くなって‼大雨がきそう…

 あなた

 何億光年もの遠い所からでも、見えてるのかな?…

 こんな日は堪らなく淋しい。

 行けるものなら、この風で飛ばされて…行ってみたい。

 窓に油を流した様にベッタリとくっついて雨が流れてる…

 昏い、凄い雨…

 あなた、またね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


日の短い秋の日は、ストンと夜の帳が降りて来ます。

2015-10-12 13:49:48 | Weblog

       
                      2015-10-2-「スズラン」の実!可愛いです。

   あなた

 真っ赤な「スズラン」の実が可愛い…

 春の「スズラン」も気品があって、素敵ですが、秋の実がとっても可愛くて

 好き。

 花言葉=「純潔」「純愛」「幸福の訪れ」等々…

 きっと、幸せを運んでくれるのでしょう…

 庭の、木々が紅葉してきました。

 「錦木」「淀川ツツジ」ほか色々と。

 「神無月」ですもね。

 淋しくなった庭が自分を見るようで…

 たまらない気持ちに駆り立てられ、あれもこれも、片付けなくては?って…

 思うだけで、気持ちばかりが焦り、仕事は遅々として進まず…

 み~んな半端…どうすればいいのでしょう…困ったものです。

 残るわたしの人生…

 その中の大事な一日。

 今日も恙なく良い日で終わる様な、そんな気がします。

 

 天気は?と言えば陽が出たり、曇ったり、雨が落ちたりと忙し気にクルクル

 変わり…

 やっぱり秋の天気。

 

 『このたびは ぬさもとりあへず たむけやま 

           もみぢのにしき かみのまにまに』 《菅家》

 《菅家》とは、菅原道真を尊敬した呼び方の様です。

 また、ぬさとは「幣」と書き、神に祈るためのささげ物で、布や紙でつくらて

 いた、ものの様です。

 あなた

 また、昏くなってきました。

 秋の日は釣瓶落としと「加賀千代女」は言ってます。

 そんな風にストンと日が沈み、

 あの長い夜が大きな口をあけてやってきます。

 決して負けないから…

 

  

  

 


                                                                       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           

 

                                      

 


 秋の赤実が美しい「べに紫檀」が 、綺麗に色づいて来ました…。

2015-10-11 09:10:50 | Weblog

                 
                       2015-10-8- 「べに紫檀」

   あなた

 秋の赤実が美しい「べに紫檀」が 、綺麗に色づいて来ました…。

 花言葉=「統一、安定」「前向きな恋.」等々 

 花言葉が、それぞれの特徴をとらえ、よくぞ考えたものと!

 今更ながら…すごいな…って

 今日は陽が射さず、一入秋の深さが身に沁みます。

 雷がゴロゴロ言ってます。

 と、思いきや、時雨が烟ってきました。

 先日雨・風で酷いめにあったばかり…

 「どうぞ、ひどくなりませんように」と祈るばかり。

 嫌いな秋もここまできたら、もう諦め…

 ただ、静かに通り過ぎてほしい。

  楽しかった後は、隙間風のような淋しさが心の中に居座り、石の様な重さが

 消化できず、何時までも滓(おり)になって残っている。

 やっぱり、あなたと居るのが落ち着くみたい…

 寒いです。

 雨は小降りになった様ですが、まだ辺り一面烟む(けむる)っていて昏い。

 そして、思い出した様に、雨は窓を打っています。

 こうして、一雨ごとに「冬」への道をまっしぐらに…

 また、あなたが恋しくなります。