『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

つい、彼女の笑いに巻き込まれて、一緒に笑っている、「わたし」。

2016-01-11 14:13:34 | Weblog

                
                            2016-1-10- 庭の「タヌ」です。

    あなた

 昨日の「タヌ」です。

 今日になっても、それ以上でも、それ以下でもなく、首まで雪に浸かり、顔には

 雪が付いたまま。

 風が冷たい。

 あまり陽は射さず、ピリリとした冬の日。

 タヌは、早くスッポリ雪に埋れてお伽の国の夢でも見たいのでしょけど…

 わたしは、少ない雪に感謝。

 ほんの少々陽が射したり、昏くなったりと…目まぐるしクルクル変わる

 冬の日、寒々としてます。

 あなた

 今日は冷たい風のせいか、たまらない寂寞感に侵され、隙間風の様な寂しさが

 心を通り、何だか抜け殻になってしまった、わたし。

 厭だな。

 こんな、わたし嫌い。

 午後友達が遊びに来てくれました。

 彼女も一人。

 あなた、聞こえていました?

 あの人は楽しい。

 大きな声で話し。

 大きな声で笑う。

 つい、彼女の笑いに巻き込まれて、一緒に笑っている、わたし。

 他愛の無い話で笑いあえる。

 一番倖せなのかもしれない。

 午前中の淋しさなんて…何処かへ飛んで行っちゃった。

 楽しい一日で終わること…できそうです。

 「倖せ」。

 

 

 

 


こころのなかでは、小さな声で「春よ来い~早く来い…」って…

2016-01-10 13:03:23 | Weblog

                 
                      2016-1-10-ようやく様になった雪つり

    あなた

 昨夜の雪でようやく「雪つり松」も様になりました。

 朝日が眩しく新雪がキラキラ輝いて、宝石を散りばめたよう…

 庭に出て大きく「深呼吸」生き返った様…

 空気って、こんなにも美味しかった?

 例年になく少ない雪。

 このままで春になるわけはないね。

 こころのなかでは、小さな声で「春よ来い~早く来い…」って…

 
 午後空模様が怪しくなって…

 すっかり灰色になった空。

 チラチラって小雪が舞いだしました。

 「雪ふりかぁ~…」

 大雪でなけりゃ!悪くはないね。

 タヌも雪をかぶって…

 また、お伽の国で夢を見てるのでしょう…ね。

 チョッピリ羨ましい…な。

 

 


 考え方の違い、わたしも、肖りたい(あやかり)。

2016-01-09 12:44:46 | Weblog

                     
                              「 浮き吊り木」今はありません

   あなた

 穏やかなお陽さんが庭を照らしています。

 何時までも続いてほしい…

 旅もそろそろ!終わりに近づいているような…そんな気がします。

 旅が始まって…そう、もう随分経ちました。

 途中寄り道もしました。

 どうしても、足が竦み(すくみ)歩けない事もありました。

 そんな時

 「あなた、手をかして~ひっぱって…~」って、ゼイゼイ言いながら…

 それでも、ひたすら歩きました。

 足が痛い。

 所詮ひとりです。

 人に頼ってばかりではダメ。

 それも判っている積り。

 お茶をしてる頃の先輩からの電話。

 2回も腰の手術をして、今は家の中でも杖がないと歩けなく、週3回訪問介護の、

 お世話になってるって。

 それでも明るく、折角頂いた「いのち」大事に使うって。

 御年90歳。

 考え方の違い、わたしも、肖りたい(あやかり)。

 あなた

 「一生懸命」生きるよ…。

 

 

 

 


小さな小さな!「お鏡餅」が鎮座してます。

2016-01-08 14:44:28 | Weblog

                    
                                  小さな「お鏡餅」が鎮座してます。

   あなた

 小さな小さな!「お鏡餅」が鎮座してます。

 虫眼鏡でなきゃみえないような…

 あなたがいたら、こんなお餅ではないと思いますが…

 これも、いたしかたないです。

 「鏡開き」にはあなたがすきだった、お汁粉にしようか…

 楽しみにしててね。

 今日も「ヒヨドリ」の番がきて、紅紫檀の紅い実を啄ばみ、優雅な姿で

 帰って行きました。

 四年前には一羽で可哀想と思ったけど…

 あの頃のヒヨドリとは、違うのかも!しれませんね。


 お陽さんが眩しい…

 庭の雪がキラキラ輝いてる~…よ

 あなた

 ほんのチョッピリですが、日が長くなったようです。

 まだ、「春」の匂いはしませんが…

 それでも、きっと、春の小さなお花に会えるような…

 そんな気がします。

 小さな願いだけど…逢いたい…

 

 

 

  

 

 


「七草なずな唐土の鳥が日本の国に渡らぬうちに、トントンパタリ、トンパタリ」

2016-01-07 10:52:40 | Weblog

                            

     あなた

 今日は「七草粥」の日です。

 昨夜から、あらかた色々用意しておきました。

 「七草なずな唐土の鳥が日本の国に渡らぬうちに、トントンパタリ、トンパタリ」

 もうず~っと昔から、囃子ながらまな板の上で刻みます…

 まだ、家族みんなが揃っていた頃…本当に懐かしい。

 ついこの間のことの様です。

 母に教わったお囃子。

 随分と古く、寒かった台所が、まざまざと思い出される。

 「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ホトケノザ・ハコベラ・スズナ・スズシロ」

 アッ~まだ忘れてない。

 今のことは忘れてしまうのに… 

 昔のことは妙に鮮明…

 あなた

 「今朝のお粥さんおいしかった?」

 七草粥の歴史は古く「鎌倉時代」にはあったそうです。

 ただ、現代の様な種類ではなくもっと難しいものが入っていたようです。

 あまり難しいことには触れずに、持てる範囲で美味しければそれで良いもね…。

 あなた、こんな風にしながら今年もまた、一日一日が生涯で大事にすごしたいと

 願っています。

                     


人間の「業」の深さと言うのでしょうか?

2016-01-06 17:02:49 | Weblog

              
            ツルウメモドキ      

   あなた

 御年90歳のおばぁちゃま、朝の10時頃にいらして、先ほど帰りました。

 何だかすごく疲れました。

 あなたも、見えていたことでしょう…

 何時かは行く道です。

 妙に納得しながら、聞いていました。

 人間の「業」の深さと言うのでしょうか?

 置いていった「じいちゃん」が悪いと言っても!…

 こればかりは、自分でどうしようもないよね。

 わたしだって、偉そうなことは言えない…それは、判っている心算。

 泣いて悲しんで…

 あなたを恨んで…

 そして今ですもね。

 でも、わたしはあなたの前でブツブツ独り言を言って自分を慰められるし、

 あなたにメールでまた愚痴を言えたし…

 良い友達も、いっぱい…いて、優しくしていただいたし…

 倖せと思います。

 あの「おばぁちゃま」には、近くに誰もいなくなって、愚痴を言える相手がない。  

 だからと言って、所詮わたしには、どうしてやる術もない。

 ただ、聞くだけ。

 それで、少しの慰めになるなら!いいかな?って。

 淋しいね。

 勁そうなこと言っても、わたしは一番の淋しがりや…

 今日の日も何もせずに暮れました。

 

 

 

                     


「あなた」今年も「生」ある限りメールするね…返事は絶対ないけど…

2016-01-05 14:13:11 | Weblog

                          
                                          2016-1-5-庭の様子 午後1時

 

   あなた

 遅れ馳せながら、「新年おめでとうございます」新しい年を迎えること

 出来ました。

 「倖せ」と思います。

 今日の我が家の庭です。

 柔らかな陽ざしが仄々と心に沁みてきます。

 今年もよい年であってくれますように… 

 この齢になっても、まだ願い事があるって…半ば呆れていますが…

 あなたも何故か?充分判っているよね…

 口に出すと、なくなるようで…

 心の中で念じています。

 夢って本当に不思議!

 何の躊躇いもなしに話が出来るものなのです。

 喋る人・聞く人、不思議は全くなく、話が繋がる。

 「だけど、何処へ行っていたの?随分さがしたよ」の、答だけは帰って来ず。

 眼が覚め、あぁやっぱり夢だったんだって。

 淋しさより虚しさが「ジュワ~」って、広がるの…。

 こんな思いをしながらの、新しい年の幕開けです。


 先ほど、知り合いが、ご挨拶に見えました。

 今の職場を辞めて新しい職場に移るとの事。

 どうか何処へ行っても、お身体に、お気をつけくださいって。

 心からそう思う。

 行く人、来る人。

 そのうちに、忘れられるひと!

 だけど、これではちょっと、さびしいんじゃないかな…

 『かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ 

          さしもしらじな もゆるおもひを』  (藤原実方朝臣)

 あなた

 今年も「生」ある限りメールするね…返事は絶対ないけど…