『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

夢はゆめ、儚く蜃気楼の様に幻になって消えてしまう…

2016-02-19 15:00:23 | Weblog

                            2009-  冬  「ツルウメモドキ」      

    あなた

 懐かしいでしょう…

 「ツルウメモドキ」です

 花言葉=「大器晩成」「真実」「開運」「強運」など。 

 あなたがまだ、ここに居る頃の木です。

 「桜」の木に巻き付いて…    

 それでも「サクラ」は  ガンバッテ、花を咲かせていました。

 小さな庭のせいでしょう…  

 夫々、触れあい、譲り合いで、分を弁えて、沢山の花木が賑やか 

 でした。

 それも、過去のこと。

 

 今日は曇天と言うのでしょうか…

 余り寒くなく、道行くひとも割と軽装。

 ボヤ~ッとしていて。

 あのピリリは全くなし。

 

 夢を見てた!ひとがいる

 その人、夢はゆめでなく

 夢は叶うと信じてた

 でも夢はやっぱり夢

 蜃気楼の様に儚く、幻になってきえてしまう…

 残ったものは何だったのかな?…

 

 

          

                    


                      


華やかな、お花を見ていると「仄々と」と心暖かく倖せって思うよ。

2016-02-18 10:59:14 | Weblog

                                                                  2015-10-   綺麗でしょう…

     あなた

 哀しいことが続いたので、今日は素敵なお花の写真を見て気分転換。

 華やかなお花を見ていると「仄々と」と心暖かく倖せって思うよ。

 今日は風がないのに、ホッペタが痛いくらい冷たくって

 「おぉ~さむ~~」。

 これも、生きてるから!感じることと…生きる事への「感謝」。

 僅かばかりですが、陽も射しています。

 「春」は近くまで来ていると思うよ。

 

 家族のかたち…

 色んな形がある… 

 家族が揃っているときは、それがあたりまえで、多少の波風が

 あったにせよ、それなりに倖せ感じている。

 子供が独り立ちして

 それでもまだ、夫婦健在の時は倖せ。

 どちらか欠けて、一人になったとき!!

 亡くした存在の大きさ…

 空虚さ…

 先日其方へ逝った友を思うと…

 悲しみがドット溢れる。

 でもね

 生きるよ

 与えられた分大事にするよ。 


                             


見るものすべて、寒々と痛い様に心に響いてくる…の。

2016-02-17 11:34:52 | Weblog

                      
                          2016-2-17-「只今、鉢植えの花はお休み」

   あなた

 齢と共に心の中にできた傷は、なかなか癒えようとしない。

 元気を出そうとしても、途中でヘナヘナと折れてしまって…

 頭の芯がズキンズキンって、もぎ取られそうな!感覚。

 頭痛みは、治まったと思っていたけど…

 あれやこれやが、一度に押し寄せてくると…

 やっぱり駄目。

 弱いものです。

 な~んにも判らなくなって…

 ただ、ウロウロと…

 思考能力、全くゼロ。

 彼女が見事なまでに「心勁い人」で、あったことを改めて知った。

 斯ありたいと思っても、わたしには、間違いなく出来ない。

 あなた

 今日は寒い日です。

 見るものすべて、寒々と痛い様に心に響いてくる…の。

 

 

 


 お地蔵さんの柔和なお顔をみると、ホッっとします。

2016-02-16 09:52:25 | Weblog

                         
      あなた

 昨夜は 、眠れず。

 夢でも、現でもなく、何か昔のこと!思い出しては…

 溜め息をつき…寝返りを繰り返している。

 久しぶりにこんな、辛い夜を過ごしました。

 お地蔵さんの柔和なお顔をみると、ホッっとします。

 あなた

 彼の岸を渡り「鬼籍」へと…逝ってしまう。

 やがて、行く道でしょうけど…

 遣り切れない…

 あなたは、其方の暮らしにも慣れたでしょうか…

 昨日亡くなった彼女も、まだまだ「生きて」いてほしかった。

 あなたも、彼女も、みんなに思いを残し乍ら…

 ここには、もういない…

 昨夜は寒さがヒシヒシと迫って来ました。

 今朝も寒い。

 わたしの気持ちを他所に、庭は朝日がキラキラ…

 せめてもの、彼女への「手向け」と神様の優しさ…

 そんな風に感じた。

 

                                               


人の「いのち」の儚さ…ただヒッソリと逝った、との哀しい知らせ…

2016-02-15 13:06:06 | Weblog

                           
                                          2014-   春  「シバザクラ」

    あなた

 ピンクの「シバザクラ」です。

 白は消えてしまいました。

 このピンクも何時まであるかは…?

 なくなったら「ゴメンネ」

 花言葉=「 合意」「一致」「忍耐」「華やかな姿」など。

 小さな花が沢山集まって、すごく可愛い花。

 別名「ハナツメクサ」とも言うって教えてくれた。

 その人はもう、いない。

 

 あなた

 たった今、訃報の知らせ。

 あなたには紹介する機会がなかったけど、小さいころからの友達。

 年賀状で元気を確かめ合うしかなかった彼女。

 お互い遠く離れていたので、あまり逢うことは出来なかったけど…

 今は携帯と言う便利なものがあって、頻繁ではないが、季節の折り目

 には、元気であることを確かめあっていた筈…

 去年の暮れ、あまり良くないと、きいてはいました。

 でも、彼女元気を装って、健気に、電話をくれた人。

 人の「いのち」儚さ。

 切ないね。

 ただ、ヒッソリと逝ったとのこと。

 決して苦しさを見せなかったという。

 そんな事、わたしには出来ない。

 晩年は「淋しかった」ようです。

 ひと、夫々与えられた運命があって、逆らうことは出来ない。

              静かに合掌するのみ。

 

 

 

 

 

 

 

 


このまま何もせずに刻(とき)を過ごし、暗闇の静寂(しじま)の中で 眠れぬままに…

2016-02-14 14:06:06 | Weblog

                            
                                   2014- 春 「矮性チュウリップ・チョウノスケ」

         あなた

 あなたが植えた「矮性チュウリップ」です。

 「チョウノスケ」と比べても、随分小さいです。

 「矮性チュウリップ」 花言葉=「 博愛」「 思いやり」など。

  チョウノスケ 花言葉=「誇り」・気高い心. など。

 

 霧雨が降ってます。

 辺りがうす暗くどんよりして、すごく寂しい日。

 雪が少なくなって、庭木が顔を出し風が葉っぱを揺らして…

 その様子が、より淋しさを増し…

 厭が応にも、昏い気持ちに苛まれる。

 境目のない昏さ。

 このまま何もせずに刻(とき)を過ごし、

 暗闇の静寂(しじま)の中で眠れぬままに…

 朝になるのを、辛抱強く待つのです。

 そんな自分がすごく愛おしく…

 そ~っと背中を撫でてやりたい。

 あなた

 生きることは難しい…ね。

 

 

 


生温かさと雨で、家の前を通る人前屈みなって、まるで「ペンギン」が歩くみたいに…

2016-02-13 11:11:00 | Weblog

                               
                                             2014-  春 「キバナノアマナ」

    あまた

 「キバナノアマナ」です。

 春の花。

 可愛いね。

 目立たず、ともすれば気付かずに…見過ごしてしまう。

 「水仙」の根元にヒッソリトと。

 花言葉=「前途洋々」「運が向いてくる」など。

 こんなに小さい花からは、ちょっと想像ができない。

 増えることなく、減ることもなく、ただヒッソリと。

 今年も会えるといいね。

 雨が降ってる様です。

 風も強く雪つりの縄が大揺れに揺れている。

 生温かさと雨で、家の前を通る人前屈みなって、まるで「ペンギン 

 の行進。

 滑るのでしょう…ね。

 かと思うと、まるで「スケート」で滑る様に…子供は戯れて…

 これも春の前触れなのでしょう…

 一気に雪が沈んで…

  でも、まだ「如月」。

 安心は出来ないけど、大雪にならないこと願うだけ。

 

 

 

 


 風の冷たさに誘われ、ふと「古人」の暮らしが、どうあったのだろうかと…

2016-02-12 12:40:02 | Weblog

                       
                                   2015-    「一重山吹」 春

   あなた

 「山吹」です。

 一重は、あまり見かけないので大事にして、日当たりの良いとろに

 植えていました。

 色々事情がございまして、今年は出て来ないと思います。

 花言葉=「初恋の味」「仲間と一緒に」など。

 鮮やかな黄色の花を多数咲かせるヤマブキ。

 とっても可愛らしい。

 谷底に落とした金貨がヤマブキの花になったという言い伝えがあ

 るそうです。

 

 風が冷たい。

 

 ふと、「鴨長明」の「方丈記」をおもいだす。 

 『 行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。

 よどみに浮ぶ うたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞ …

 或は春夏日でり、或は秋冬大風、大水 などよからぬ事ども

 うちつゞきて…』

 いはむや、家のうちの資材、数を尽くし て空にあり、

 檜皮(ひはだ)・葺板(ふきいた)のたぐひ、冬の木(こ)の

 葉の風に乱るるが ごとし。

 塵(ちり)を煙のごとく吹き立てたれば、すべて目も見えず、

 おびたたしく鳴りど …

 「方丈記」の冒頭部分です。青空文庫から…

 春を待っているのに…

 風の冷たさに誘われ、ふと「古人」の暮らしが、どうあったの

 だろうかと…何時もの事ながら、繰り返し思いを馳せて…

 遥か遠くの「古の昔」へ飛んでいく。

 平安時代末期。

 

 あなた

 満足は程々のところで…

 今の世界に帰ってきます。

 

 

 

 


 結界を越えちゃ…いけないと言うけど… 超えてしまうのよね…

2016-02-11 09:47:04 | Weblog

                        
                                     2010-  春 「アッツ桜」

   あなた

 今日は吹雪も、いくらか落ち着いた様子。

 安心は出来ないけど、何となく穏やかです。

 あなたが、こよなく愛しんだ「アッツ桜」。

 今年もきっと咲いてくれるでしょう…楽しみにしててね。

 花言葉=「愛を待つ 」「無意識 」「可憐 」「はかない恋」など。

 

 気持ちの中では穏やかならぬこと…いっぱいあって…

 これが生きてるって!事なのでしょう…が、淋しいね。

 雪が遊んでるみたいにチラチラ…って、庭に落ちて来る。

 結界を越えちゃ…いけないと言うけど…

 超えてしまうのよね…

 哀しいよ。

 わたしは、「業」が深いかもしれないけど…

 あなたは「罪」な人。

 逝ってしまう人は、何も判らないでしょうけど。

 残された者はただ、オロオロと、刻(とき)を重ねるだけ。

 何故、今、自分がここに一人存在してるかも?定かじゃなくて…

 そんな、刻(とき)を幾つ重ねたでしょう…

 あなた

 大丈夫よ。

 わたし、元気になったから…

 

 

 


 まるで、わたしの気持ちを逆撫でし、弄んでいる様に…

2016-02-10 11:02:16 | Weblog

                       
                                          2015- 春- 「水仙」

   あなた

 春の花「ラッパ水仙」可愛いでしょう。

 花言葉=「もう一度愛してほしい」「私のもとへ帰って」…

 その気持ちウウン…わかる。

 造花みたいな花。

 元気のいい花。

 昨日に引き続き吹雪。

 水仙の写真を眺めている、ひと時は「春」

 外が見えなくなるような猛吹雪ではないけど…寒々として…

 やっぱり、一人の時は、厭。

 雪の合間を縫って、チラリと明るくなって…陽も少し出て…

 まるで、わたしの気持ちを逆撫でし、弄んでいる様に…

 こんな日は、明るい人には、なれない…

 あなた

 本当に、寂しい日です。

 

 『あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに 

        よしののさとに ふれるしらゆき』  坂上是則 

 「夜が明ける頃あたりを見てみると、まるで有明の月が照らして

 いるのかと、思うほどに、吉野の里には白雪が降り積もっている。」

 と、現代訳にありました。

 今日も寒い日です…