続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

賢治『序』7。

2021-12-14 06:33:59 | 宮沢賢治

 すでにはやくもその組立や質を変じ
 しかもわたくしも印刷者も
 それを変わらないとして感ずることは
 傾向としてはあり得ます
 けだしわれわれがわれわれの感官や
 風景や人物をかんずるやうに
 そしてたゞ共通に感ずるだけであるやうに

 組立や質を変じはソ・リツ・シチ・ヘンと読んで、祖、律、死地、辺。
 印刷者はイン・サツ・シャと読んで、隠、察、写。
 変わらないとして感ずるはヘン・カンと読んで、片、換。
 傾向としてはあり得ますはケイ・コウ・トクと読んで、継、講、匿。
 感官はカン・カンと読んで、看、換。
  風景や人物はフ・ケイ・ジン・ブツと読んで、普、系、尽、仏。
 共通に感ずるはキョウ・ツウ・カンと読んで、教、通、貫。

☆祖(先祖/ならうこと)が律である。
 死地の辺(あたり)の隠(かくれたもの)を察(明らかにし)写して片(二つに分けた一方)を換(入れ替えると)普く系(つながる)。
 尽(全て)仏の教えに通じ貫かれている。


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