続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)蛇除けの。

2020-09-22 06:15:35 | 飯島晴子

   蛇除けの杖を拾へば蛇に逢ふ

 偶然拾った蛇除けの杖、そこに蛇が現れたという偶然。偶然が重なれば必然になるが、ここに因果関係はなく不意を衝かれた驚きがあるばかり。
 けれど、蛇の出そうなところで蛇に出会ったのは必然の領域に触れる。偶然と必然の狭間を切り取った妙である。(不条理でもなく条理でもない)

 蛇除けのはダ・ジョと読んで、駄、除。
 杖を拾へばはジョウ・ジュウと読んで、常、充。
 蛇に逢ふはジャ・ホウと読んで、邪、模、倣。
☆駄(むだ)を除(とりのぞき)常に充(欠けたところを満たす)邪(や)。
 倣(見ならいたい)。

 蛇除けのはダ・ジョと読んで、拿、女。
 杖を拾へばはジョウ・ジュウと読んで、情、蹂。
 蛇に逢ふはジャ・ホウと読んで、邪、呆。
☆拿(つかまえた)女の情を蹂(踏みにじる)邪(や)。
 呆(ことの意外なのに驚いている)。


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