続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『水仙月の四日』51。

2021-11-19 06:25:06 | 宮沢賢治

 雪童子らは、めいめい自分の狼をつれて、はじめてお互い挨拶しました。

 雪童子=狼(大神)。
 はじめてお互い挨拶をしました。(はじめて)であるのに「こんどはいつ会ふだらう。」と言い、「今年中に、もう二へんぐらいものもんだらう。」と答えている。
 水仙月の四日にそれぞれ集まり、それぞれ再び水仙月の四日に会う、という関係。

「早くいつしよに北へ帰りたいね。」

 そして一緒に北へ帰るという。

 カシオピイア、
 もう水仙が咲き出すぞ
 おまへのガラスの水車
 きつきとまはせ

 北(北極星)を中心に回る天球、北は回帰、原点なのか。
 雪童子(大神)は《死を審議する神》であり、見えない《風/現象》である。


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