続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

M『出現』

2021-11-18 07:39:49 | 美術ノート

   『出現』

 出現とは何だったのか。
 暗雲、混沌、混濁の朦朧・・・そこに漆黒の闇が菱形の赤・青・白の連鎖(チェーン)の中に現れている。他方、リングが解けて暗雲の世界に溶けだし混合を見せている。

 出現、現れたのはチェーンで囲まれた闇の方か、あるいは闇の中から暗雲が出現したのかは判らない。とにかく異世界に融合したのである。
 進行形であって、結果ではない。

 赤・青・白は何を意味しているのか。色の判別は《光=太陽》のスペクトルである。
《最初に光りありき》世界の出現の原初、ここから始まったのかもしれない。

 写真は『マグリット』展・図録より



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