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NY株は小幅戻すも、NY原油(WTI)バレル50ドル割れ、1年ぶりの安値、新型コロナウイルスによる世界原油需要減懸念、一方、日本で働く外国人労働者165万人と厚生労働省発表

2020-02-04 09:57:23 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


NY原油(WTI)が3日、3.1%続落、バレル49.97ドルと昨年1月安値を割り込んだ。重質オイルのブレントも4.3%安、同54.19ドルへ急落した。新型肺炎コロナウイルスにより中国の原油需要の減少が懸念された。OPEC(原油輸出国機関)は緊急会合を開催、追加減産の可能性を協議した。新型コロナウイルス感染拡大が海運市況を直撃している。バルチック海運指数が3日、2.2%下落、年初から55%急落した。一方、NYダウは先週末の603ドル安から下げ幅の一部を戻した。」と3日WSJ紙電子版は伝えた。3日、NYタイムズ電子版は「OPECが3日、緊急理事会を開催、原油相場急落の対応を協議した。」と伝えた。3日、ブルームバーグ電子版は「OPEC+会合に協議参加に消極的だったロシアが参加の意向を示した。2月5,6日にも緊急会合が開催される可能性があると関係者が話した。」と伝えた。

「3日、NY市場でダウは28,399ドル、143ドル、0.5%高、ナスダック、9,273,1.3%高、S&P500、3,248、0.7%高とそれぞれ反発した。先週大幅安に対して一部買い戻された。春節1週間明けの3日、上海総合株価指数が終値で7.7%安でスタートした。一日で時価総額で3930億ドル(日本円換算:約42兆円)がふっ飛んだ勘定だ。新型コロナウイルスの中国需要減少、中国経済減速懸念、ひいては世界経済への悪影響に関する不透明感は払しょくされていないため市場は様子見している。米国債が安全資産として引き続き買われ10年物米国債利回りが1.52%へ下落した。NY外為市場ではドル・円、ドル・ユーロの上値が重い。1ドル=108.67円、1ユーロ=120.20円、1英ポンド=141.26円で取引された。人民元が1ドル=7.0元まで小幅戻した。豪ドルは中国需要減少懸念から、対円で1豪ドル=72円まで下げた後回復の兆しは見えない。NY原油(WTI)はバレル49.98ドルと節目の同50ドルを割り込んだ。一方、NY金は小幅安も、オンス1,581.15ドルと高値を維持している。」と3日のロイター電は伝えた。

3日のロイター電は「中国政府は米国が中国から自国民引き上げを積極的に進める一方、中国渡航に自粛を求めている。いたずらに新型コロナウイルス懸念を煽っていると非難した。一方、ロシアは3日、自国民の中国からの退避を勧告した。香港は中国国境の検問所を3ケ所のみ残して全て閉鎖した。中国衛生当局は3日、新型コロナウイルス感染者数は2日の1万7,205人からさらに増加した。死者は3日のみで64人増加、425人と発表した。2003年発症のSAASの死者数を超える勢いである。「世界で新型コロナウイルス感染者は世界で23国に達した」とWHOが3日、発表した。一方、武漢で新たに1,000人収容可能の病院が完成した。習近平国家主席は「新型コロナウイルス解決を中国最優先、最高レベルの扱いで臨んでいるとの談話を発表した。」と伝えた。

4日朝、NHKニュース電子版で「厚生労働省は3日、昨年10月時点で日本の外国人労働者数は技術実習生の大幅増加により165万に達した。内中国人41万人、ベトナム人40万人フイリピン17万9,000人。」と伝えた。日本の労働市場の現状を垣間見せてくれる。(了)

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