「コロナウイルス感染拡大懸念が継続、リスクオフの動きから株が売られ、安全資産として金や銀へ資金がシフトした。一方、コロナウイルス感染拡大で原油需要が世界規模での減少が長期化するとしてサウジアラビアは4年継続したロシアとの協調を解消した。」と21日付けWSJ紙電子版が伝えた。21日付けロイター電子版は「21日、NY市場でダウは28,992ドル、227ドル、0.8%安、ナスダック、9,576,1.8%安、S&P500、3,337,1.1%安と揃って続落した。米債券が買われ10年物米国債利回りが1.47%まで下落した。債券利回り低下にも関わらず買われていたドルが特に対円で売られ、1ドル=111.56円で取引された。対ユーロ、対英ポンドでは円が売られ、1ユーロ=121.03円、1英ポンド=144.60円と円安が進んだ。コロナウイルス感染拡大懸念からNY原油(WTI)はバレル53.44ドルへ反落した。一方、NY金は安全資産として買いが継続、オンス1,645.95ドドルと続伸した。」と伝えた。
21日、ロイター電子版は「CDU(米疾病対策センター)は21日、現時点では米国国内ではコロナウイルス感染拡大の動きは見られない。しかし、目先は見られないが長期的には米国国内での感染拡大の可能性は排除できない。医療スタッフの確保含め備えを進める。学校、企業の閉鎖も十分考えられる。」と発表した」と伝えた。21日付けヤフーフィナンシアル電子版は「21日のNY株式市場でコロナウイルス懸念再燃で中国関連やIT関連銘柄が続落した。IT銘柄売り加速からIT銘柄が多くを占めるナスダックの下げが目立った。アップル、313ドル、2.3%安、一銘柄でダウを49ポイント押し下げた。マイクロソフト、178ドル、3.2%安、39ポイント押し下げ、ボーイング、330ドル、1.8%安、40ポイントダウを押し下げた。その他銘柄ではアマゾン、2,095ドル、2.7%安、フェイブック、210ドル、1.9%安と売り一色になった。」と書いた。
21日付けヤフーフィナンシアル電子版はDon’t Blame CoronaVuirs.Blame US Economy’と書いた。米2月の米国景気総合指数が50ポイントを割り2013年来最低を記録した。特に2月の米サービス業指数は49.4と予想を下回る下げを記録した。これは米政府機関が長期間閉鎖された2013年10以降始めてだ。これを受けて安全資産として米債券が買はれ10年物米債券利回りが1.45%まで下落した。多くがコロナウイルスに責めを負わせているがBlameの矛先はむしろ足元の米経済の変調に向けるべきだ。」と書いていた。
閑話休題。愛読者のお一人から「なぜこんなにも金融市場は慌てるのか理解できない。科学的に対応できないものなのか」というメールをいただいた。相場の世界では恐怖心からパニックに陥り、大暴落を経験している。2008年9月15日のリーマンショック、戦前では1929年10月24日のウオール街を襲った世界大恐慌がある。「米国以外ではお金を借りた人が金利をもらえる。なぜパウエルは利下げしないのか」とトランプ米大統領はツイートした。日本企業は約200兆円を現金・預金でため込んでいる。金利がゼロでないからだ。一方、金利ゼロの金が年初から値上りして来ている。金相場が反面教師として危機を教えている。(了)
21日、ロイター電子版は「CDU(米疾病対策センター)は21日、現時点では米国国内ではコロナウイルス感染拡大の動きは見られない。しかし、目先は見られないが長期的には米国国内での感染拡大の可能性は排除できない。医療スタッフの確保含め備えを進める。学校、企業の閉鎖も十分考えられる。」と発表した」と伝えた。21日付けヤフーフィナンシアル電子版は「21日のNY株式市場でコロナウイルス懸念再燃で中国関連やIT関連銘柄が続落した。IT銘柄売り加速からIT銘柄が多くを占めるナスダックの下げが目立った。アップル、313ドル、2.3%安、一銘柄でダウを49ポイント押し下げた。マイクロソフト、178ドル、3.2%安、39ポイント押し下げ、ボーイング、330ドル、1.8%安、40ポイントダウを押し下げた。その他銘柄ではアマゾン、2,095ドル、2.7%安、フェイブック、210ドル、1.9%安と売り一色になった。」と書いた。
21日付けヤフーフィナンシアル電子版はDon’t Blame CoronaVuirs.Blame US Economy’と書いた。米2月の米国景気総合指数が50ポイントを割り2013年来最低を記録した。特に2月の米サービス業指数は49.4と予想を下回る下げを記録した。これは米政府機関が長期間閉鎖された2013年10以降始めてだ。これを受けて安全資産として米債券が買はれ10年物米債券利回りが1.45%まで下落した。多くがコロナウイルスに責めを負わせているがBlameの矛先はむしろ足元の米経済の変調に向けるべきだ。」と書いていた。
閑話休題。愛読者のお一人から「なぜこんなにも金融市場は慌てるのか理解できない。科学的に対応できないものなのか」というメールをいただいた。相場の世界では恐怖心からパニックに陥り、大暴落を経験している。2008年9月15日のリーマンショック、戦前では1929年10月24日のウオール街を襲った世界大恐慌がある。「米国以外ではお金を借りた人が金利をもらえる。なぜパウエルは利下げしないのか」とトランプ米大統領はツイートした。日本企業は約200兆円を現金・預金でため込んでいる。金利がゼロでないからだ。一方、金利ゼロの金が年初から値上りして来ている。金相場が反面教師として危機を教えている。(了)