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何でもなかったのに、じわーっとふくらはぎが痛んできたそうです。
鍼灸治療だと、「膀胱経」を使うのが一般的ではないでしょうかね。
しかし、原因はいろいろあるので、下記を参考にしてください。
1. 動脈硬化(閉塞性動脈硬化症:PAD)
動脈が狭くなり、血流が悪くなることで歩行時のふくらはぎの痛み(間欠性跛行)が起こることがあります。
➡ 特徴的な症状
➡ 特徴的な症状
- 歩くとふくらはぎが痛くなるが、少し休むと痛みが和らぐ
- 足が冷たい、しびれる
- 進行すると安静時にも痛む
2. 筋肉の疲労やこむら返り
長時間の立ち仕事や運動不足、脱水などが原因で起こることが多いです。
➡ 特徴的な症状
➡ 特徴的な症状
- 一時的な痛みやつり(こむら返り)
- 疲れが溜まると痛くなる
3. 静脈の問題(深部静脈血栓症や静脈瘤)
血液がうまく流れず、ふくらはぎの痛みやむくみが起こることがあります。
➡ 特徴的な症状
➡ 特徴的な症状
- ふくらはぎが腫れる、重だるい
- 立っていると悪化する
- 血栓があると強い痛みや赤みが出ることも
4. 坐骨神経痛や腰の病気
腰の神経が圧迫されると、ふくらはぎにも痛みが出ることがあります。
➡ 特徴的な症状
➡ 特徴的な症状
- 足のしびれや電気が走るような痛み
- 長時間座っていると悪化する
受診の目安
以下の症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
✔ 歩くと痛くなるが休むと楽になる(動脈硬化の可能性)
✔ 片足が腫れたり赤くなったりする(血栓の可能性)
✔ じっとしていても痛みが続く(神経の問題や重度の血流障害)
✔ 歩くと痛くなるが休むと楽になる(動脈硬化の可能性)
✔ 片足が腫れたり赤くなったりする(血栓の可能性)
✔ じっとしていても痛みが続く(神経の問題や重度の血流障害)
動脈硬化の可能性が気になる場合は、血管外科や循環器科の受診を検討してください。
ふくらはぎの痛みの原因によって適切な治療が異なるため、自己判断せず専門医に相談することをおすすめします。
ふくらはぎの痛みの原因によって適切な治療が異なるため、自己判断せず専門医に相談することをおすすめします。
さて、鍼灸治療ではどのようにするのでしょうか。
まず、上記の「特徴的な症状」を参考にするといいのですが、自分では判断がつかない場合が多いと思います。
何故なら、専門分野の症状になるからです。
私のところでは、骨格の歪み、臓腑の強弱、(好んで食べている)食事の内容等々を参考に、臓腑との関係を考えます。
東洋医学には「五行と七情」というのがあり、感情と臓腑の関係を考える場合もありますが、それはあまり正確ではないと考えています。
ですから主に、「筋肉、骨格、臓腑」に絞って治療をします。
多分、一番難しいのが「動脈硬化」のような加齢性だと思います。
ですから、そのようなためにピッと鍼を開発したのですが、ピッと鍼は診断が大切で、「この症状にはこのツボ」なんてのはないのです。
つまり、診断が出来なければ治療ができないと考えているのです。
こんなことを言うと嫌われるのですが、ネットに挙がってくる治療法などを見ていると、患部や患部に近い部位の治療をする場合が多いようです。
問題は、「それで治るか」と言うことです。
患部や患部の近くを触ると、その場は少し楽かも知れませんが、多分治らない。
で、ここに治療法を書くと、またも誰かが、(自分が考えたかのように)ブログやSNSなどに揚げてしまうので、ここには書けません。
このピッと鍼は、治療院の売り上げに長期的に貢献できるテクニックですが、「診断即治療」の基本が出来なければ、「客寄せパンダ」になってしまうのです。