先日来られた方ですが、「左足の親趾と小趾が痺れているし土踏まずも痛い」というようなことを訴えていました。
これは、母趾外転筋と小趾外転筋及び短趾屈筋が関係していると思われたのですが、診断では左の腎臓に異変がありました。
そこで、症状のあるところは触らず治療を進めました。
そして、一応の治療が済んでから、
「どうですか痺れは」と聞くと、
「あ、はい。軽くなっています」と言います。
実は、主に腎臓の治療をしたのです。
こんな症状を聞くと、症状のあるところを触ってしまいそうになるかも知れませんが、それをすると好転したかどうかが分からなくなります。
だから、症状の出た部位とは関係ないような部位の治療をするのです。
ヒトの体は全て繋がっているので、「根本的な原因はどこか」と言うのを意識していると、根本的な原因が見えてきます。
私はこれを「演算」と言っているのですが、演算ができるようになれば、いろいろな方法で治療をすることが出来るようになります。
まるでマジックのように。(^o^)
これは近日出版予定の『七星論表』が分かるとできることですが、私は患者さんの驚く顔を見るのが好きです。
そして、ビックリした顔を見るのも好きです。
だから、症状と関係ないところに治療をするのは、患者さんを驚かせるために治療をしているのではありません。(ちょっとその気はあるかも・笑)
七星鍼法は金井謙治先生の『七星論ってなに?』を
筋腱鍼は中西奎介先生の『筋腱鍼は効く』を
回旋鍼は神田清嗣先生の『回旋鍼と足関三穴』を
七星論は、小林里佳先生、大山翔子先生の『なぜツボは効くの?~七星論なら説明できる!!~ 』を
上達を急ぎたいなら、『鍼灸が素早く上達: 七星鍼法』を
ご参照ください。