

私が所属するシニア自然大学の研究部昆虫科では、今年は万博公園の昆虫調査を手がけています。
その調査の際、園内の立ち枯れのエノキの幹で珍しい蜂の生態を観察しました。
大阪市立自然史科学博物館の元館長(現橿原昆虫館館長)の宮武先生に写真を見せたところ、このハチはキバチ(木蜂)ではなく、ヒメバチ科のオナガバチ(尾長蜂)の仲間だそうで、日本では未記載(現在記載手続き中)の新種だそうです。
体長3~4cmはある大型の蜂なのに、未記載種なのには驚きました。
♀は長い産卵管を硬い幹に差し込んでいるところ。♂は♀の周りに群れていました。
撮影・文責 Y.K.
Y.K.さんという方からご寄稿頂いた写真とコメントです。