(学校で教えてくれない経済学)
「11月の米ISM供給管理協会が48.4と予想の47.5を上回った。週明け2日、NY株はダウ小幅安、S&P500,ナスダックはハイテク株高が支援し値上がりした。ウオーラ―米FRB理事は「12月のFOMCでの利下げ指示に動いている。ただ、週末6日に11月米雇用統計発表を控えて警戒、全般、様子見している。一方、日本株関連では、GPIF年金積立金管理運用法人の運用利回り目標を厚労省審議会が引き上げたこともあり日本株買いの思惑が強まっている。3日、東京市場前場、日経ダウは一時、前日比600円以上値上りした。」と3日、ブルームバーグ電子版が伝えた。「大手百貨店が11月売り上げが増加したと発表した。免税売上高が10月と比べ増加した。高額商品売り上げ増加、10月後半の気温低下により秋冬物衣料の伸びが売上げに寄与した。ただ、六大都市は概ね増加したが地方都市は減少した。ばらつきが見られる。」と3日、ロイター電子版が伝えた。
2日、NY市場でダウは44,782ドル、128ドル、0.29%安、S&P500は6,047と14ポイント、0.24%高、ナスダックは19,403と185ポイント、0.97%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは13.34と1.26%低下。米10年債利回りは4.198%と0.12%上昇。外為市場で1ドル=149.69円、0.06%高、1ユーロ=157.09円、0.05%高、1英ポンド=189.43円、0.07%高。
NY原油(WTI)はバレル68.19ドル、0.13%高、北海ブレントは同71.95ドル、0.06%高。NY金はオンス2,665.90ドル、0.32%高。ビットコインは9万5,846ドル、0.62%安で取引された。
3日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「①ショルツ独首相がキエフを電撃訪問、ゼレンスキー大統領と会談した。ウクライナはヨーロッパの同じ家族だとウクライナ支援継続を強調した。一方、ショルツ首相は先般プーチン露大統領と電話会談しウクライナ停戦を呼び掛けた。その中でのショルツ氏訪問にゼレンスキー大統領は「独、仏、英、米の支援に感謝した。今なぜショルツ氏はウクライナ訪問なのか。来年早々のドイツ連邦選挙がある。見通しは厳しい。②べアボック独外相は3日、北京で王毅外相と会談した。中国のロシア支援に警告した。併せてドイツと中国の関係強化を強調した。③フオルクスワーゲン労働組合が会社側との5回目の交渉が決裂、2週間のストに入った。経営者側は「12万の過剰な人員を減らさなければ会社全体が維持できないからだ。」と述べた。④ルーマニアで議会選挙で極右勢力が前回選挙から3倍議席を増やした。」と伝えた。英BBCは「①バイデン米大統領は1日、6月に有罪判決を受けた次男のハンター氏に恩赦を与えたと発表した。司法制度をないがしろにする悪しき前例を残したと厳しく非難されている。②シリア第二の都市アレッポがほぼ陥落した。反体制派軍隊が首都ダマスカスに向かっている。新たな中東紛争の拡大が懸念される。アサド政権はロシアが支援して来た。」と伝えた。日本に住んでいると良し悪し別にして国際情勢の緊迫感が伝わって来ない。昨日から国会審議が始まった。石破総理は「無難に初日をこなした。」とある大手メディアは総括した。いいも悪いもこれが日本人の本性かもしれない。健康第一で腐らずなんとか乗り切って行きたい。(了)