ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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人間世界ではお互い傷をなめ合う状況になれば、まずは、その場を離れる方が安心か

2012-05-01 09:58:19 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学) 「万能薬」は存在しない。5月1日朝放送の「ワールドWaveMorning」を見ての感想である。「万能」を広辞苑で引いた。「①全てのものごとに効能のあること。万能薬。②さまざまな物事にたくみなこと。「万能選手」、と出ていた。 5月6日、決選投票を迎えたフランス大統領選挙では、選挙直前の演説のひとことひとことに手を入れ、最大限の神経を使っている。直前の下馬評では、オランド53でマイナス1、サルコジ47でプラス1ポイントと予断許さぬ状況にあるとフランスF2が伝えた。万策尽きて、文章修辞で対応する構図だ。フランス経済の窮状に効く「万能薬」はないからだろう。 ドイツZDFは、スペインとドイツの財務相がドイツで「緊縮財政と経費回復は両立する」と共同記者会見で述べたと伝えた。メルケル支持派が用意したシナリオに基づいた「演出」であることは百も承知の発表であろう。緊縮財政路線に踏み切ったスペイン政府、赤字を減らすことなくして経済会府なしとするドイツの姿勢を譲れない。しかし、スペインTVEは、スペインでは、政府の緊縮財政に反対するデモが連日続いていると伝え、フランスF2は、米S&P格付け会社が、スペイン国債2段階格下げを発表したと流していた。 4月30日、ワシントンでは日米首脳会談が開かれた。日米首脳が、日米同盟堅持は互いの利益になると宣言した。しかし、オバマ米大統領も野田総理も、気のせいかもしれないが。お互いを信用していない目をしていた。日米間で、普天間もPTT交渉もうまく進んでいない。それでも対「北朝鮮」政策で、日米が一枚岩であるとの演出が、アメリカにとっては、今必要だった。 中米戦略会議を週明けに控えて、自宅軟禁中だった盲目の中国人権活動家、沈氏を北京、米大使館で保護したと香港ATVが伝えた。米中政府とも公式には一切発表していない。イランと北朝鮮核開発問題、人民元で中国の助けが必要である。中国を刺激したくないアメリカとしては、正式に出せない立場と解説していた。中国CCTVは人権活動家報道なしで、アメリカとフィリピン政府が南沙諸島問題で会談した。フィリピン政府はこの事実を発表していいないと放送していた。 中国CCTVの字幕には「黄岩島事件」と書いていた。あくまで中国固有の領土である黄岩島での事件であると捉えている。フィリピンABS-CBNは、スカ―ボロ諸島はフイリピン固有の領土であると前置きして、アキノ比大統領が平和的に解決するため米政府に書簡を送った。米比両国は防衛問題で話しあう予定であると語ったと伝えた。 韓国KBSは、韓国領海で操業中の中国船取り締まりの際、中国人船員が刃物で3人の韓国警備隊員に切り付け、韓国政府は中国政府に抗議したと伝えていた。漁獲資源を巡る争いが後を絶たない。一方、南沙諸島問題は表面的には漁業である。しかし、基本的には、海底に眠る天然ガス資源を巡る争いだ。 週明け30日のNY証券取引所は、スペイン経済が2期連続でマイナス成長を記録して、欧州不安が広がった。米個人消費支出が予測を下回った。週末に4月の米雇用統計発表を控えて様子見から、NYダウは、 小動きで、先週末比14ドル高、13,213ドルで取引を終了した。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三井住友銀行、森谷亨氏は「スペイン財政懸念、シカゴ商品指数の急落は見たが、一方方向に売られる動きは見られなかった。金融緩和期待が底流にある。一方、為替市場では、米経済の先行きに弱気観測が出てきたことから対円でドル売りが強まった。4月米雇用統計を見れば、現状の立ち位置が分かるだろう」などと解説していた。 「ワールドWaveMorning」でブルームバーグに出演した米下院ポール議員と経済学者、クログマン教授が、「大きな政府」(ポール議員)、「小さな政府」(ポール教授)が論争していた。ポール教授はドル札を呼んで「ドルは単なる緑の紙切れではない」との言葉が印象に残った。米FRBバ―ナンキ議長は、どこまでも札びらの印刷を続けて1919年の大恐慌はなんとしても避けたいとして、金融緩和こそ景気浮揚の「万能薬」と信じて疑わないようだ。 30日、NY外国為替市場では、1ドル=79.77~84円、1ユーロ=105.65~66円で、対円でのユーロ売り、ドル売りがジ割と進んだ。NY原油【WTI】先物相場は、動きなくバレル6セント安、104.87ドル、NY金先物相場は、これまた動きなく、トロイオンス60セント安、1,663.40ドルで取引された。一時原油は200ドルといい、金相場は2000ドルと熱狂していたから様変わりである。 鳥が急にいなくなる時は注意信号だろう。植物の世界では鉢植えの花や木は水を欠かすと枯れてしまう。地植えしても枯れる時もあるが植物は根を伸ばし自力で生き延びようと努める。バ―ナンキ・おじさんを見ていると、鉢植えの花に必死にお金と言う水やりする姿とどうしても重なって見える。中国もアメリカも触れて欲しくない話しを避けるようになった。 人間世界では、『万能薬』にこと欠いて、お互いが、傷をなめ合うようになると危ない。消極的なように見えるかもしれないが、まずは、その場を離れる方が安心かもしれない。(了)

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