ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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オステオパシーでの目の調整と頭蓋骨調整の意義(7/24の臨床実践塾)(連載4)

2016-07-06 14:07:11 | 診断即治療と虹彩学

 蝶形後頭底結合 



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「見る」というのは、脳とのネットワークで成り立っているので、目の矯正をする前に「脳の調整」(頭蓋骨の調整)をしたほうがいいようです。
オステオパシーで頭蓋骨を調整していると、左右の頭蓋骨の高さが違うとか、左右の側頭頭頂骨縫合が違うということに気付きますが、左右の違いを整えるだけでも、「脳がリラックスする」のを感じているようです。

それは、前頭眼野は目のすぐ上の前頭骨に隣接していますので、前頭骨の歪みで前頭眼野にも影響の出る事が理解できるはずです。
たとえば、骨盤の歪みと生殖器の関係のように、器官は隣接する骨格に左右されることが多いわけです。

では、網膜から外側膝状体に位置情報は送られるのですが、外側膝状体は脳の視床領域の一部であり、視覚情報の処理を行うので、そこの代謝が落ちると位置情報が正確に伝えられないので、外側膝状体の代謝を上げることも考える必要があります。
外側膝状体のある位置が視床領域ですので、視床と関係すると思われる蝶形骨を動かす必要があります。

蝶形骨との縫合をスムーズにするには、蝶形骨と連結する頭蓋骨を動かさなければなりません。
と言っても、蝶形骨と連結する頭蓋骨は、
① 蝶鋤骨縫合
② 蝶篩骨縫合・蝶篩骨軟骨結合
③ 蝶前頭縫合
④ 蝶後頭軟骨結合
⑤ 蝶頭頂縫合
⑥ 蝶鱗縫合
⑦ 蝶頬骨縫合

といくつもあります。
中でも蝶形骨と後頭骨の位置的な改善は、他の頭蓋骨の生理的な動きを決定すると言われ、蝶形後頭底頬結合は他の頭蓋骨や内部にある神経組織に影響を与えると言われています。
ですから、蝶形骨を矯正することは、その周辺組織に関係していることになり、
① 脳自体の機能
② 頭痛
③ めまい
④ 視力
⑤ 脳神経
⑥ 生命維持活動
⑦ 痙攣
⑧ その他

などなどと、多くの体調不良に関して、生理的な回復も含めた体調の改善が関係してきます。

そして、いよいよ視覚野に入るのですが、視覚野は大脳皮質における視覚に関する領域をいい、いわゆる線条野といわれる領域で、皮質内にビック・ダジール線条という1本の白線が肉眼的に明瞭に認められます。この線条部の両側が損傷すると眼は正常でも皮質性の完全盲目となるようです。

視覚野は後頭部にありますので、後頭骨と関係があることを承知して後頭部を動かすのですが、後頭骨は脊椎とも関わってきますので、後頭骨と同時に脊椎(頚椎1・2)も調整していたほうがいいようです。
頸椎に捻れや屈曲が起ると、後頭骨にも影響が出るからです。

さらに、後頭骨は蝶形骨とも繋がっており、蝶形後頭底頬結合という縫合を作っていますので、ここでも蝶形骨の調整が必要になってきます。




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