白老の自然情報

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原子力に依存するならそのリスクを負う覚悟が必要

2011-03-16 00:53:52 | 原発・エネルギー
地球温暖化防止には原子力が有効として、日本をはじめ各国が再び注目し始めていました。
日本は、2030年までの「エネルギー基本計画」で、20年までに9基、30年までに14基以上の新増設をめざすという。
原油などの化石燃料が高騰するなか、原子力発電による電気が比較的安価で安定しているなど、自分を含め、これまで原子力に不安を感じていた人も、なんとなく時流に流されつつあるように感じていました。
“覚悟と決断がないままに、勝ち目のないアメリカとの戦争に突入してしまった”歴史にやや似ている様にも感じますがいかがでしょうか?

日本人はなぜ戦争へむかったのか? NHK

何事にも「絶対」とうい事はないように、安全にも「絶対」はありません。
原子力に依存するなら、そのリスクを負う「覚悟」が必要だと思います。
今回の事故により、世界各国の原子力発電に対する考え方が大きくかわりつつあるようです。
日本のエネルギーについて、多くの国民が国任せにしてきた結果が、このあり様です。
かつては、我々一般人が原子力に関する知識を得るのは難しいことでした。
今はその気になれば、かなりの事がわかります。今回の事故を機会として、知ることが必要とおもいます。
少しずつ勉強したいと思います。

あとみん(原子力・エネルギー教育支援サイト)小・中・高校の先生用のものらしい。
 「文部科学省の委託で財団法人日本原子力文化振興財団が運営する」と書かれています。
  サイトマップ    
  高校用解説書
  便利さとリスク  
この解説書をここまで読んできて、「福島原発で現在進行中の危機」との間に非常な違和感を覚えました。
“スリーマイル島やチェルノブイリの原子炉事故”へのリンクも切れています。
 これらは実際にあったリスクであり、これを教えずして「リスク」を教えたことになるのでしょうか?
読まれた方は、どのように感じられたでしょうか? 

ここで一休みして、BSフジプライムニュースを見ていました。
http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d110315_0
  ↑(3月15日放送 数日間放送のハイライトを見ることができます。)

京都大学原子炉実験所教授、中島健氏言葉に驚きました。(後編12分頃~)
視聴者からの質問:原発から漏れた放射性物質が何キロも風に乗って飛んで行った場合
放射線を放射する強さは変わらないのですか?
中島健氏の答えは「遠くまで飛んでいけば時間がたつから、数としては減る…
風速が早ければ同じ距離を飛んでも早く飛ぶのでまだ強いかもしれない、逆は弱い。」
というような内容の話でありました。
あたかも、「飛んでいる間にどんどん弱くなる。離れた所は安全だ。」と言わんばかりの説明でありました。
放射性物質のなかには、半減期が数秒のものもあるらしいが、問題となっている、福島原発から漏れ出している放射性物質は、報道によると、セシウム137(半減期30年)ヨウ素(ヨウ素131であれば半減期8日)などである。
たとえば、福島原発から東京まで飛ぶ間にはとても減るはずはないです。
「視聴者は何も知らないから何を言っても構わない」といった感じです。
一般の国民をばかにしているとしか思えません。
また、
キャスターの反町理氏の質問に対して、放射性物質からの放射線の強さが「距離の2乗に反比例して弱くなる」ことを説明できない、松井一秋氏。
松井氏は、エネルギー総合工学研究所理事であり、「原子力安全委員会の緊急事態応急対策調査委員及び専門委員」であるとうい。

こういう人達が、日本の原子力の安全に深くかかわり、或いは京大で研究をしている事がわかり、ますます不安になるばかりです。

本当の意味で、科学者・研究者と言えるのでしょうか?

また地震が起きました。どうかこの混乱が早く収束することを祈ります。

なお、緊急性を要することではないので、通信網に負荷を与えることを避けるためしばらく休止します。

放射線医学総合研究所
   放射線Q&A   

(独)放射線医学総合研究所
「わかりやすい放射線と健康の科学」  

(社)原子力産業協会


原子力資料情報室
コメント
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