白老の自然情報

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原子力の専門家不在? 素人が仕切っている? 統合対策本部

2011-03-18 23:58:01 | 原発・エネルギー
ヘリコプターを使いバケツで、使用済み燃料プールへ水を入れるという作戦。首相と防衛大臣が「重い決断」、航空幕僚長が判断して行うというので、期待しながら固唾を飲んで見ていた。
ヘリはかなり上空を、速度を落とさず飛行しながらバケツから水を投下。毎回落ちる位置が違うように見える。「よほど放射線線量率が高いのだろう。」残念!もう打つ手はないのかと思っていた。今日になって、航空幕僚長によると「これまでのところ隊員が浴びた放射線量は最大でも数ミリシーベルト以下…」だったとの事である。
被曝線量100ミリシーベルトよりはるかに小さい値であった。
前日事前に飛ばした時に、ヘリに「記録計を装備したポータブルガンマ線測定器」などを持ち込み測定し、そのデータを専門家が検討すれば、どの位の高さで、どの位の時間原発上空に留まることが可能か、事前に推定できたはず。もっと正確に水を投下できたのではないだろうか。もっとも、バケツの容量が7.5トンだそうなので、100回以上投下しなければならないので操縦士が足りないかもしれない。「統合対策本部」には、専門家はいないのだろうか? そんなはずは無いと思うので、素人が専門家の邪魔をしている可能性も考えられる。考えたくもなかったことだが、一体どうなっているのだろう。

3/20追記 ヘリが原子炉に墜落する危険を避けるため、一瞬しかとどまらなかったのかもしれない。
     取りうる対策がいかに少なかったとういことだろう。
     「東京消防庁ハイパーレスキューによる放水で時間を稼ぎ、電源復旧に期待する」とうい段階にはいった。
     現場の健闘を願うばかりだ。
     原子炉および格納容器のほうはどうなのだろう。情報がない事をどう判断すればよいのだろう。
     ほかの原発では「緊急用電源」が、想定外?の事態に対応できるように、多重にスタンバイしているのだろうか?

もう一つ。被災地の病院にどうして薬が届かないのだろう?重量物でも危険物でもないので、ヘリで運べば簡単ではないだろうか?
市町村→県→政府と、上がってこないから動けないのだろうか? 不思議である。