①から読む⇒カテゴリ「外来種オオアワダチソウの抑制」
手遅れになりオオアワダチソウばかりが密生する状態なら刈取も有効。
刈り取ると、残したい植物もいっしょに刈り取ることになるので避けたいが、オオアワダチソウばかりになってしまったところは刈取る方が勝負は早いと思います。
オオアワダチソウばかりが密生して、ほかの植物が見当たらない。
翌年6月中旬刈取りを行った。9月には春のようだ。
抜いてよく見ると、刈取り時に残った茎から新たに枝を伸ばして葉を茂らせている。
抜取りは、「残った茎」を持って抜くと、根も切れにくく簡単に引き抜けて比較的楽でした。出てきたところを刈られたので、去年根に貯めた栄養をかなり使い果たしたからではないかと思います。
地中に残った根からも生えてくるので、根が残らず抜けると翌年少なくなる。
ただ、密生する迄手遅れになると、抜いた後に何が生えてくるかは予想がつかない。
萩の里は「生物多様性保全上重要な里地里山」、ヨコスト湿原は「生物多様性の観点から重要な湿地」に指定されている。手遅れにならないうちに手を打つことが重要だと思う。
刈取りを併用した場所の今(ヒメシダの群生地になっている)
参考
ウトナイ湖北岸におけるオオアワダチソウの駆除(日本野鳥の会ウトナイサンクュアリ、+Docon)
以下の3種類の作業で駆除試験を行った。
①地際での刈取 ②地上10cm程度での刈取 ③根を含む引き抜き
駆除試験の結果
「③根を含む引き抜き」が駆除の効果が最も高く、次いで「②地上10cm程度での刈取」で生育本数及び生育高の抑制と在来草本の被度向上が確認されました。
これらのことから、面積の広い範囲を早期に対策する場合は、機械力による②地上10cm程度での刈取、市民参加で行う場合は③値を含む引き抜きが効果的かつ安全な手法として提案されます。と報告されています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます