白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

風評被害対策 放射線測定器を配布すべきではないか? 福島原発 北海道でも

2011-04-04 09:07:22 | 原発・エネルギー
韓国が日本製品をサーベイメータで測定しているのをNHKのBSで見ました。素早い対応でした。スケソウダラも測定していました。
韓国 新聞2011年3月21日15時0分配信 に掲載されていましたので紹介します。

風評被害が広がり続けています。福島原発は長期化を覚悟しなければなりません。
問題のない自然の恵みが無駄に廃棄される事や生産者の姿は見るに堪えません。
風評被害対策として、放射線測定器を出荷拠点に配布すべきではないかと考えていましたが、政府も自治体も農協・漁協・市場など、どこも行う気配がありません。
(行われていても報道されていないのなら、これは又残念なことです。)

心配する個人が買い漁り品切れになる前に導入すべきではないだろうか?

放射線測定装置 › サーベイメータ

サーベイメーター(ガイガーカウンター)

サーベイメーター一覧

他にもたくさんあるはずです。
どの機種が適当かはメーカーや専門家に確認すればよい事です。
短時間指導を受ければ普通の人が測定できます。
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本当に大丈夫か? 北海道電力・泊原子力発電所

2011-04-03 22:58:48 | 原発・エネルギー

北海道電力の
 「想定を上回る津波に伴う設備の被水などがあったとしても」 から抜粋する。
常用ディーゼル発電機や海水ポンプが機能を失った場合でも、泊発電所ではタービン動補助給水ポンプにより原子炉を冷却することができるため、こうした設備を活用しながら復旧を進めます。
補足資料 北海道電力
経済産業省への報告の補足資料と思われます。同様の内容を図入りで書いてあります。

 「福島原発事故に関する海外メディア報道 原子力(フランス):アレバ社の自閉症」 に、朝鮮日報の記事 「韓国の原発は安全なのか」から抜粋を書いたがもう一度見てみよう。
■津波に備える防壁より、モーターの防水が急務
 地震や津波への対策も急務だ。韓国の原発は、同じ状況になった場合、日本よりも優れた点がある。まず、韓国の原発は、電気が途絶えても内部の蒸気を自然循環させてモーターを回し、冷却水を供給できる。また、原子炉の上に冷却水タンクを設置し、事故時には重力だけで水を注ぐことができる。蒸気発生器が原子炉本体とは別に離れた場所にある点も、事故時に原子炉内で蒸気の圧力が高まることを防いでくれる。
 しかしこれらの装置は全て、あくまでも臨時の手段だ。最終的には、電気で動くモーターが作動しなければ、きちんとした原子炉冷却はできない。漢陽大の諸武成(チェ・ムソン)教授(原子力工学科)は「津波向けの堤防をもっと高くしようという主張もあるが、津波が押し寄せたら、どこからか水が入ってくる。何よりも、モーターなど電気設備の防水作業を急がなければならない」と語った。教育科学技術部(省に相当)原電点検団によると、現在、韓国国内の原発にこうした防水システムはない。原発事故のシナリオも、地震や火災はあるが、津波は除外されている。

上記の「韓国の原子力所」と同様、「しかしこれらの装置は全て、あくまでも臨時の手段だ。最終的には、電気で動くモーターが作動しなければ、きちんとした原子炉冷却はできない。」のではないだろうか? 緊急停止して蒸気がある暫くは動くかもしれないが、地震により、蒸気配管などが損傷し蒸気が漏れてしまえば何の役にもたたないだろう。

タービン動補助給水ポンプ (メーカーである三菱重工)
転記
起動・停止時又は原子炉冷却系統の熱を除去するとき、復水タンク(又は脱気器タンク)の水を蒸気発生器へ送るポンプで、横型のタービンポンプ。停電した時でも給水する必要があるため、デイーゼル発電機の電源で運転可能な電動ポンプと、主蒸気で運転可能なタービン動ポンプがある。

安全対策が急がれる北海道電力・泊原子力発電所


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白老町ウヨロ川 元気に泳ぐ野生サケの稚魚 溶存鉄 イレスナイ川の今

2011-04-03 15:57:07 | サケの観察
今年も鮭の稚魚がみられる季節になりました 2011-03-01 以後、久しぶりにウヨロ川を歩いてきました。

孵化場が放流するイレスナイ川の上流では、野生のサケの稚魚が元気に泳いでいました。観察できる場所も中流域全体に広がっていました。
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ウヨロ川の野生サケ稚魚(1)   すばしっこくて見えないかもしれません。
ウヨロ川の野生サケ稚魚(2)
ウヨロ川の野生サケ稚魚(2)


稚魚がよく観察できるのはこんな場所です。
写真手前岸寄



写真奥 小さな湧水がある



野生のサケ稚魚が育つには、流れの緩やかな浅い場所が必要なのではないだろうか?
(流れの速い本流にもいるのかもしれませんが観察することは難しいです。)

ウヨロ川中流域にはこんな場所がまだ幾つか残っています。





私たちが、「かなけ」と呼ぶものだと思います。
調べると、「鉄分(カナケ):井水に溶解している溶存鉄のうち、水酸化第一・第二鉄・重炭酸第一鉄、硫酸第一鉄を除去します。原水は無色で、放置すると褐色の沈澱物を生じ、洗濯物を黄色くします。」と何かの広告に書いてありました。

今、「溶存鉄」が注目されているようです。

アムール・オホーツクプロジェクト
溶存鉄は、森林と湿原の存在に大きく依存していると書かれています。
オホーツクの豊かな海は、「巨大魚付林」アムール流域の森林と湿原に支えられているとういことなのでしょう。

海洋の生物生産を支える鉄 (久万健志(北海道大学大学院水産科学研究科)

海の森」再生に向けた新たなアプローチ (海の緑化研究会シンポジウム)

河畔林を巡る海と陸の間の物質循環

人間は自然の恵みを頂いて生きるしかないのです。人間も自然の一部であると考える方が良いでしょう。
河畔林や河川敷・周辺の森と共に、谷地を大切にすべきだと思います。

次に、昨年末から心配している事。
先ずこの動画を見てください。
ウヨロ川サケの遡上VOL.2  を先ず見てください。
この場所は、レスナイ川からウヨロ川本流へ合流する場所です。
イレスナイ川の上流には孵化場があります。ジャンプして遡上しようと試みているサケは、数年前に孵化場から放流され、このイレスナイ川を下ったサケです。生まれた故郷で産卵して子孫を残そうとしているのです。しかし、このイレスナイ川は放流する事を目的に作られた人工の川です。幸いな事に、合流点が「滝」のようになっており、大雨で増水したときに僅かに遡上するだけです。
上の動画の孵化場で生まれたサケも、卵が熟して産しなければならない状態になると、この付近のウヨロ川本流で産卵するのだろうと考えられます。
ところが、困った事が起きてしまいました。イレスナイ川の現状の写真です。

写真奥の岸が大きくえぐられ、「滝」が無くなってしまったのです。針金でつながったコンクリートのプレートの下や向こう側に水が潜り込んでいます。今後、「ざる」状になり全ての水が下を流れる事になると、放流された稚魚が「ざる」で掬い取られ死んでしまう事も無いとは言い切れません。もうすぐ孵化場から稚魚の放流が始まると思います。

今年の秋、孵化場育ちの多くのサケがこのイレスナイ川を遡上するのではないかと予想しています。この川には産卵に適した場所は殆どありません。遡上しても「子孫を残すことなく無駄死に」してしまうでのす。命をつなぐことができなかった多くのサケの死骸は見るに忍びないことであり、訪れた方々になんとお話すれば良いのか今から悩んでいます。
私が最も紹介したい市村政樹さんのお話、 サケの死がい 生き物たちの命の綱に(標津サーモン科学館学芸員、市村政樹さんのレポートより サーモンミュージアム
は可能なのではありますが…

 参考:ウヨロ川とイレスナイ川付近の地図

昨年秋に遡上したサケはこれしか残っていません。


森と川と海の生き物のつながり (北海道立林業試験場 長坂 晶子)

物質循環から見た森と川のつながり(北海道立林業試験場 長坂 晶子)




牧場の近くのハルニレが急いで花芽を膨らませているようです。



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福島原発の末路(2) 最悪のシナリオ水素OR水蒸気爆発 チャンネル桜 石川迪夫 

2011-04-03 10:28:52 | 原発・エネルギー

福島原発の末路 で紹介した【石川迪夫】間違いだらけのNHK「原発解体」[桜H22/3/24]に、「嗅覚」が反応したので少し調べてみました。

石川迪夫氏が理事長だったという、日本原子力技術協会
  「日本原子力技術協会について」 を見ると「原子力村」の中枢か?とも感じます。

次に、チャンネル桜とは何なのか?
日本文化チャンネル桜
日本文化チャンネル桜公式サイト
   チャンネル桜について   
日本文化チャンネル桜  ニコニコ大百科(仮) 

石川迪夫氏について
 原発はいっそう推進すべき!  石川迪夫氏の過去の発言
原発事故について語る - 石川迪夫  最近の発言
2000℃を超える溶融した燃料が溜まっている水中に落ちたらどうなるのだろう。
日本原子力技術協会 最高顧問 石川迪夫氏は、最悪のシナリオ「水蒸気爆発」についてどう考えているのだろうか?
圧力容器・格納容器がさらに損傷すると益々汚染が拡大し、発電所から総員脱出しなけれならない事態になるのではないだろうか?
  「水蒸気爆発」    解説図

とにかく「冷やす」「汚染水の回収」「冷却系の回復」(高濃度に汚染されている原子炉建屋とタービン建屋の地下にあるよなので困難な作業)又は、長期間運転可能な「新たな冷却装置の準備」が必要になるかもしれない。しかし、配管を接続するには原子炉建屋での作業が必要と思われる。最も心配なのは「注入した水が汚染されて外部へ出てしまう」こと。これを止めることができるか?  “臭いにおいは元から断たなきゃダメ”
冷やし続けて可能な限り早く「冷却系の回復」又は「新たな冷却装置の準備」→「冷温停止」状態にするしかありません。
その前に発電所から総員退去しなければならない状態になると… 最悪のシナリオ「水素爆発か水蒸気爆発」もあり得るのではないだろうか?
書きたくも無い事だが、いっそこのまま大量の水を注ぎ込んで燃料棒から溶け出た放射性物質を海へ洗い流し(海の汚染が拡大する)建屋内の放射線を少なくする→「冷却系の回復」→「冷温停止」。(悪魔のシナリオ)
最悪のシナリオにならないことを祈っています。

マスコミは、チレンチやピットから流出する汚染水を止めることばかり報道していますが、チレンチやピットがあちこちで亀裂が発生し地下も汚染していることも十分考えられます。やはり“臭いにおいは元から断たなきゃダメ”なのです。それが可能かどうか?

高濃度汚染水放出の危険もある、福島第一原発
友里征耶さんが、私の心配をわかりやすく書いてくれています。
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福島原発の末路

2011-04-01 16:04:34 | 原発・エネルギー
まだ気が早いかもしれませんが、冷温停止の後はどうなるのでしょう。

コンクリート詰めの「石棺」に(応急的にはテントで覆う?)、可能であれば、いずれ解体することになるのでしょう。膨大な費用と廃棄物の処理はどうするのだろう。

石棺が必要」チェルノブイリ処理専門家
チェルノブイリ原発事故、住民たちは今
原発事故から25年、チェルノブイリの今

原発解体(1)  NHK
原発解体(2) 
原発解体(3) 

石川迪夫】間違いだらけのNHK「原発解体」[桜H22/3/24] 
NHKに「間違いだらけ」と指摘したのなら、どこが間違いで正しくはどうなのか、明らかにすべきではないだろうか。
実際はどうなのか、福島原発の推移が明らかにするでしょう。正常に停止した原子炉の解体なら 「放射化」 による放射性物質が問題になるだけだが、今回は、燃料棒の被覆が溶け「非密封」の状態で原子炉内に残っており、発電所全体が汚染されている。困難な作業になると思われる。専門家「石川迪夫氏」はこの点をどう考えているのだろうか?

ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」1/3
ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」2/3
ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」3/3

広瀬隆氏『ニュースの深層 福島原発事故 メディア報道のあり方』での発言へのいくつかの修正(2011年3月17日放送) 

映画「100,000年後の安全」

福島原発事故 : ドイツで高揚する反原発運動

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福島原発事故に関する海外メディア報道 原子力(フランス):アレバ社の自閉症

2011-04-01 10:16:05 | 原発・エネルギー
福島原発事故に関する海外メディア報道  (genpatu

 “原子力(フランス):アレバ社の自閉症” 

 韓国の原発は安全なのか(上)  朝鮮日報
 韓国の原発は安全なのか(下) 
抜粋
■津波に備える防壁より、モーターの防水が急務
 地震や津波への対策も急務だ。韓国の原発は、同じ状況になった場合、日本よりも優れた点がある。まず、韓国の原発は、電気が途絶えても内部の蒸気を自然循環させてモーターを回し、冷却水を供給できる。また、原子炉の上に冷却水タンクを設置し、事故時には重力だけで水を注ぐことができる。蒸気発生器が原子炉本体とは別に離れた場所にある点も、事故時に原子炉内で蒸気の圧力が高まることを防いでくれる。
 しかしこれらの装置は全て、あくまでも臨時の手段だ。最終的には、電気で動くモーターが作動しなければ、きちんとした原子炉冷却はできない。漢陽大の諸武成(チェ・ムソン)教授(原子力工学科)は「津波向けの堤防をもっと高くしようという主張もあるが、津波が押し寄せたら、どこからか水が入ってくる。何よりも、モーターなど電気設備の防水作業を急がなければならない」と語った。教育科学技術部(省に相当)原電点検団によると、現在、韓国国内の原発にこうした防水システムはない。原発事故のシナリオも、地震や火災はあるが、津波は除外されている。


どこかで見た言葉です。
「電気が途絶えても内部の蒸気を自然循環させてモーター(ポンプ?)を回し、冷却水を供給できる。」から安全だ。

  原子力村の逆襲 
   赤信号みんなで渡れば怖くない?
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