「庭梅」の花の蕾が膨らみはじめ、一輪だけ咲いているのも見つけた。
庭梅という名前ながら、バラ科のサクラ属とかで花も樹形も梅というよりサクラの超小型版である。
花期も普通の桜と同じような時期に毎年咲いていたのだが、今年はかなり早い。
(庭梅)
近所の人が取り木をして増やしたものを1本分けて貰ったものだが、放っておくとどんどん根っこから増えそうな予感がして、鉢植えにすることにしたのだ。
けっこう大きな鉢に植えているので、かなり成長しても何とかなるだろうという、安易な考え方である。
やがて横のカンノンチクと同じ運命になるおそれが大である。
このように季節の先端を走ろうとする植物がある反面、徹底的に季節を引きずっているものもある。
(金柑)
金柑は、一斉に開花せずに3~4度に分けて開花しているので、実の成る時期も成長の度合いも異なっていた。
色づく度に収穫して、大根の酢物などに混ぜて重宝している。
多分これが最後に食べる分になる筈である。
我が家ほど、徹底的に庭の金柑を食べる家庭は、というより人間は珍しいのではないかと思う。
近所の庭にも金柑が植えてあるのは沢山見かけるが、食べて少なくなっている図は見たことがない。
沢山成って、全部色づいたまま食用にならなくなるまで放置されている庭ばかりである。
きっと鑑賞用なのだろう。
例年と違って、まだ残っている木の実もある。
(ピラカンサス)
ピラカンサスの実は、真冬に山の木の実等がなくなる頃には、野鳥が1~2羽やってきて、食べ始めたらほぼ2~3日で食い尽くしてしまうのが通例だった。
毎年やってくるのは、「ウソ」という嘘のような名前のついた綺麗な鳥で、この実が大好きと思われる程の食欲だったのだが。
今年も一度だけ見かけたような気もするが、その後さっぱり訪れない。
木の上部の方の実だけを食べて、下の方は残したままで最盛期を越えようとしている。
この実の繁殖力も凄くて、落ちた地面から直ぐ芽を出す。
元々このピラカンサスも鳥が運んで来たもので、勝手に庭に生えた物である。
鳥はある意味、人間に征服された自然の申し子として原型に復帰せよという密命をおび、ひたすら命令を実行しているのかも知れない。
かと言って、全てを容認すれば我が家の庭は瞬く間に亜熱帯照葉樹林となりかねない。
もう暫く鳥の様子を見ながら、最終的には実を処分しないと不味い事になりそうだ。
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庭梅という名前ながら、バラ科のサクラ属とかで花も樹形も梅というよりサクラの超小型版である。
花期も普通の桜と同じような時期に毎年咲いていたのだが、今年はかなり早い。
(庭梅)
近所の人が取り木をして増やしたものを1本分けて貰ったものだが、放っておくとどんどん根っこから増えそうな予感がして、鉢植えにすることにしたのだ。
けっこう大きな鉢に植えているので、かなり成長しても何とかなるだろうという、安易な考え方である。
やがて横のカンノンチクと同じ運命になるおそれが大である。
このように季節の先端を走ろうとする植物がある反面、徹底的に季節を引きずっているものもある。
(金柑)
金柑は、一斉に開花せずに3~4度に分けて開花しているので、実の成る時期も成長の度合いも異なっていた。
色づく度に収穫して、大根の酢物などに混ぜて重宝している。
多分これが最後に食べる分になる筈である。
我が家ほど、徹底的に庭の金柑を食べる家庭は、というより人間は珍しいのではないかと思う。
近所の庭にも金柑が植えてあるのは沢山見かけるが、食べて少なくなっている図は見たことがない。
沢山成って、全部色づいたまま食用にならなくなるまで放置されている庭ばかりである。
きっと鑑賞用なのだろう。
例年と違って、まだ残っている木の実もある。
(ピラカンサス)
ピラカンサスの実は、真冬に山の木の実等がなくなる頃には、野鳥が1~2羽やってきて、食べ始めたらほぼ2~3日で食い尽くしてしまうのが通例だった。
毎年やってくるのは、「ウソ」という嘘のような名前のついた綺麗な鳥で、この実が大好きと思われる程の食欲だったのだが。
今年も一度だけ見かけたような気もするが、その後さっぱり訪れない。
木の上部の方の実だけを食べて、下の方は残したままで最盛期を越えようとしている。
この実の繁殖力も凄くて、落ちた地面から直ぐ芽を出す。
元々このピラカンサスも鳥が運んで来たもので、勝手に庭に生えた物である。
鳥はある意味、人間に征服された自然の申し子として原型に復帰せよという密命をおび、ひたすら命令を実行しているのかも知れない。
かと言って、全てを容認すれば我が家の庭は瞬く間に亜熱帯照葉樹林となりかねない。
もう暫く鳥の様子を見ながら、最終的には実を処分しないと不味い事になりそうだ。
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