カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

芭蕉林と虚子の句碑

2019-03-12 09:36:46 | おでかけ
 新聞記事を当てにして、江津湖の芭蕉園にツクシを探しに行き、結果的に日頃芭蕉林の中を歩いたことがなかったことに気づいた。

 いつも水辺沿いの道を歩くばかりで、林の中まで入る事はなかったのだ。

 
 (芭蕉林)

 普通の地面に芭蕉は生えているのだが、全体の半分くらいの面積が流れる水の中に茂っている。

 まるで芭蕉の水耕栽培のようだ。

 芭蕉がこんなにも親水性のある植物とは知らなかった。

 水の近くならまだしも、水の中というのは驚いた。

 近くに高浜虚子の句碑が建っている。

 
 (虚子の句碑)

 句を読もうと正面に廻ったら、下五の芭蕉林と虚子と彫ってある部分以外はほとんど読めなかった。

 句碑の古さと達筆の合わせ技で、ただう~んとうなるだけだった。

 ただ芭蕉林という部分は分かるので、虚子もこの芭蕉林の中を歩いたのだろう。

 付近にはこの句碑の建立者某と書の某という名前がハッキリ読める字で彫った石碑が建っていた。

 句碑の前には池があって、小魚を狙って鳥たちがじっと佇んでいた。

 
 

 すぐ横を流れる川では、大小様々の魚が泳いでいた。

 綺麗なハヤなどが泳いでいたが、その中で一際大きい鯉と思われる魚を写しながらよくよく見るとどうやら鯉ではなさそうだ。

 世の中で草木と魚ほど種類の多いものはない。

 なんだか分けの判らない事だらけで、句碑ぐらい解明しようと家に帰ってから調べたら「縦横に水の流れや芭蕉林」という虚子の句があった。

 虚子もここを訪れたとき、水の流れの中に林立する芭蕉を見てちょっと心を動かされたのだ。

 芭蕉林の中を流れる水を撮しながら感じたことは、まんざら虚子の句と無縁ではなかった。

 「切り取って箱庭にする大自然」

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コメント
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