カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

菊池の風

2020-06-18 09:54:26 | おでかけ
 一昨日の、梅雨の晴れ間に菊池市の物産館に出かけた。

 当地の名物である、「松風」というお菓子を買うためである。

 

 物産館のある一帯は、公園になっていて緑地の真ん中には勇壮な武者の銅像が建っている。

 南北朝時代における菊池一族の活躍は、今も当地の人々の誇りである。

 ただ、コロナ以降の客足の戻りは遅い。

 誰もいない足湯に、二人だけで足を浸した。

 確か2月頃、中国の武漢がでコロナによる都市封鎖や、入出国に制限を受け始める頃に相方と二人で、のんびり足湯に浸っていたとき、元気な家族が楽しそうに隣に入ってきた。

 普通と違ったのは、楽しそうな会話が中国語であって、まだその頃は観光客も多かった。

 数か月で様変わりしてしまった。

 変わらないのは自然と動物たち。

 
 

 物産館の入り口付近からトイレまでの、長い軒のひさしには物凄い数のツバメが巣をかけていた。

 もうかなり成長していた。

 聞けば、二番子だという話で、最初のヒナは巣立っていて、二度目のヒナらしい。

 秋口に南に向かう時は、生まれた時期の違う兄弟が一緒に親子で渡っていくのだろうか。

 折角菊池に来たのだからと、鞠智城跡まで足を伸ばす。

 
 (国指定の歴史公園:鞠智城跡)

 菊池市と山鹿市にまたがる古代山城である。

 白村江の戦いの後、水城、大野城などと共に造営されたらしいが、正確な時期は分からないらしい。

 独特の形をした建物などは、百済からの亡命者の影響を受けたとみられている。

 沢山の倉庫とみられる礎石群から、食料の備蓄基地として使われていたらしい。

 付近には、古代の赤米などを栽培している田んぼもある。

 

 この田んぼは普通の農家の普通の米。

 既に、田植えが終わっている田んぼがあったが、この地域では早い方である。

 この地域は起伏の激しい山間で、土地や水利などはかなり厳しい条件下にある。

 しかし、古代からの米つくりへの情熱が今も受け継がれているのだろう。

 訪れる観光客の姿は少なくて、駐車場にも車が2台バイクが2台だけ。

 ちょっと勿体ない、初夏の風が吹いていた。

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コメント
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