カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

頑張る野生動物たち

2020-06-23 10:26:26 | おでかけ
 先日菊池に出かけた折に、去年の今頃蕎麦の花畑を訪れたことを思い出して立ち寄ってみた。

 街中は暑かったが、高地なら涼しいだろうと思ったのだ。

 物産館で、やたらと仕切りの多いお花見弁当風のものを購入して、のんびり昼食もいいな等と・・。

 
 (鞍岳の麓の蕎麦畑)

 確かに白い蕎麦の花も残ってはいたが、とっくに時期は過ぎていて、黒い実が沢山ついていた。

 去年から業者が耕作放棄地を借り上げて、作付けを開始したのだが、周りの土手も除草剤で地肌が見えるほど。

 とてもノンビリ弁当を食べるという雰囲気ではない。

 そこで、スーパー林道沿いに車を走らせ、見晴らしが良くて木陰が涼しそうな場所を求めて移動。

 木陰と見晴らしと適当な駐車スペースという3点セットはなかなか見つからない。

 そうこうする内に、山奥に差し掛かったところで珍しく対向車に出会った。

 お互いに離合をする50mほど手前の地点で、小さな茶色の動物が道路を横断し始めた。

 あれれ!なんだ?などと言いながら車を停めると、対向車も停車して覗いている。

 小さな動物は、次々と道路わきの側溝から現れて4~5匹が渡った最後に親が渡り始めて、やっと狸だと気が付いた。

 親に引率されたカルガモはテレビでよく見るが、狸は子供を先頭に母親がしんがりをキープするとは知らなかった。

 
 (北外輪道路から阿蘇カルデラ)

 結局、見晴らし・涼しさ・駐車スペースの三点セットは見つからず、阿蘇の北外輪山の広場で弁当を食べた。

 ここまで来るまでの、道のりはポツンと一軒家への画面を彷彿とさせた。

 途中から、ミルクロードに出たときはホッとした。

 ところが、このミルクロードでも狸に出くわした。

 今度は、初めから狸と判る大きさの親狸。

 車が沢山走っている道路を、トコトコと急ぐ風もなく歩いていた。

 ちゃんと道交法を守って、路側帯に沿って歩いていて流石に車の多い場所の狸は違うなと思わせた。

 阿蘇では、以前俵山峠越えの道で、イノシシの子供(瓜坊)が歩いているのに出会ったこともある。

 そう言えば、益城の「そうめん滝」で遭遇した動物はなんだったのだろう。

 
 (遭遇した動物)

 アライグマなどの外来種が、広がりを見せているし、害獣の可能性もあるので町の方にも一報を入れておこうと電話した。

 電話に出た担当者は、のら猫ですか野良犬ですか?等と聞いた後、不明の動物には対応していない旨の説明をした。

 発見された地域で、実害が発生し町役場などに相談が持ち込まれた段階で対応するとのことだった。

 その後、騒いでいる風もないからきっと実害はなかったのだろうし、出くわした動物も平穏に暮らしていることだろう。

 ただ意外と身近な場所で、野生動物も生きているのだと改めて感じた次第。

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コメント
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