からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
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吉祥寺北裏鉄道運転会11月

2008年11月04日 22時57分00秒 | ライブスチーム

 既に三日経過しましたが、11月1日(土)は11月の運転会でした。土曜日はいつもならば講義の日なので欠席のはずでしたが、大学祭で私の講座も休講。喜び勇んでお出かけしたのですが、夕方別件の会合があって重たい機関車では動きが取れなくなりそうです。 ということと今回は吉祥寺の大きなお寺の子供会が見学に来るといういつもにないイベントが付属しています。 みんなに顰蹙を買うかなと思いつつ「蒸気で動くには変わりないや。」と受け狙いもあり蒸気消防自動車を持ち込みました。

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参加者は結構気合いが入っていて着いた時には既に汽車汽車のオンパレード。その片隅でコソコソ準備をし子供達の来訪を待ちました。 参加者は、あっと驚く40人、運転会の見学者数の最長不倒距離です。ドラフト音も勇ましく動いている機関車にみんな興奮気味で我々も一気に盛り上がってしまいます。

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 が、私は消防車です。と思ったら赤い色が効いたのかここにもどっと集まり、蒸気エンジンに質問が集中します。電池でもなく蒸気で動くことが不思議なようです。とりわけ固形燃料が燃えているのに興味を持っているようです。私にも覚えがあるのですが、子供は火遊びが大好きなんですね。(笑)

金色のボイラーが珍しいのでしょう触ろうとするから危なくて仕方ありません。 まずは煙突の上に手をかざし熱くて手を引っ込めることを経験させるとこれでこの箇所は危険なものであることがどうやら理解してくれたようです。その後はご覧のような状況です。

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それでも気が付いたら煙突の熱で前髪を焦がした子が一人いましたが、事故も起きず一通りデモと説明を終えました。写真は蒸気エンジンで動くポンプでホースから出る水で手を洗っている光景です。熱い水の力で冷たい水がホースから出るというからくりが不思議で仕方ないようでした。

このようなリアルなものでの教育も大切だなと思ったひとときです。この消防自動車は独逸の玩具。彼の国には今でもこのような原始的な機械玩具が販売されておりさすがに機械の好きな国民だと感心します。半年経ってゴミになる玩具ではなく数十年後でも現役の玩具は大変貴重ですし、これらを愛する国民の底力は侮れないと思います。たかが玩具と云うなかれであります。我が家では30数年目の蒸気ロードローラーと10年目?のこの自動車が健在です。

Dc110238 メインラインではこんな具合に大型機から小型機までひっきりなしに走り回っていました。 ただ、蒸気機関車というものは子供達にとってはエイリアンの乗り物のようで何だか近寄りがたく感じていたのかも知れません。 電気で動く東横線の編成が走り始めたら歓声が上がりました。ということはもっと実物に接する機会を増やして蒸気機関車を好きになる教育も必要なようですね。(苦笑)

写真は一部、当運転会の事務局長さんから拝借しました。ありがとうございます。


前橋から伊勢崎へ

2008年11月04日 13時23分57秒 | ぶらり旅

 ボンヤリとイメージして近隣鐡道の旅に文化の日を勝手に祝って出かけました。東北本線で途中から枝線のどこかと思っていたのですが、事故のせいで50分程度延着気味です。 それではと高崎線に切り替え、前橋に着地。 群馬県の県庁所在地の前橋です。高崎ではありません。ヤマダ電機の創業の地だそうですが、高崎に移転したので寂しくなったと出身の方から聞いていました。 それはともかく休日のせいか駅前はひっそりし、色づいた欅(ケヤキ)並木を散歩する人も僅かです。仙台とはだいぶ違います。

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この町で好きな場所は繁華街の裏手を流れる広瀬川です。仙台にもありますが、前橋にもあります。利根川の支流と思いますが、轟轟と音を立てて流れる様は街中にあって素晴らしいと思います。萩原朔太郎の出身地ですね。

ですが、ここも人出は僅かです。川の流れをボンヤリ見つつ写真撮影を楽しんでおりました。

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本日はしっかりアナログカメラを持ってきておりましたので、どのように写ったのか楽しみです。写した結果をイメージしながら写すのがアナログカメラですが、その通りに写せたかどうか楽しみであるというのが醍醐味です。 それと平行してデジカメでも撮っていたのですが、その結果がブログの写真です。コンパクトデジカメでの写りの制御はこんなところが限界かも知れません。

Dc110339 昼食はもう一つの小川沿いの通りで見かけた大正4年創業というソースカツ丼の店になりましたが、素朴な味でした。これで元気を付け更に周回し、次は両毛線で伊勢崎へ。

そうそう、前橋のこの界隈は何処かで見たことあると思ったのですが、金沢です。往還から下る坂の小径など丁度香林坊の裏通りに似ていると感じました。

東武鉄道の終着駅の一つであるこの町は初めてでした。 前橋と比べ更に人が見あたりません。おまけに東武鉄道の一時間に一本という状態に驚きました。少なくとも東武伊勢崎線という名前を冠しているからには駅は賑わっているのではと思ったのは状況が分かっていなかったようです。大規模店の進出の激しい関東では町のドーナツ化現象が起きてしまってます。前橋もそうでしたが伊勢崎では更に空き店舗が多いようです。

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新伊勢崎の年季の入った駅舎に往時の町の繁栄を想像するのみでした。この駅のホームでパソコンを使って電車待ちをしていました。が結構大きい駅だったのだなと思います。 ここから太田に出て浅草行き特急に乗り換えましたが、疲れが出たのか爆睡し、気が付いたら北千住に着いていました。

 降りたことのなかった街並みを見て歩くのもなかなかいいものであることを思い出したいい休日でした。書ききれないことは山ほどありますが、まあこんなところで今回はお終いです。