壊れたトイレは結局近所の水道屋さん(トイレを設置した店)に依頼したのですが、故障箇所と分析は私の推測通りで、手配も結局TOTOへ依頼することになりました。旧来の修理技術が全く役に立たないことを目の当たりにしたのですが、構造が部品交換になるような作りなので仕方ありません。 なるほど奇抜(と私は思います、)な仕掛けでこれを考えた人は頭がいいと思いましたが、過去数十年のノウハウを不要とする弁の設計はいかがなものかと思いました。
タンク水量が増えてフロートが上がると給水弁を閉めるのですが、これまでのものは従来の水道栓を閉める構造。 このトイレも閉めるきっかけはフロートですが、微細な穴をフロートの腕木で閉じることで生じる弁内の圧力変化でダイヤフラムを押し下げて内部のカップ状のコマで水流を止める仕掛けです。この構造はTOTOの製品構造に精通しなければ対応できないでしょう。そして部品供給も・・・・・修理(交換)は5分で終わります。
トイレ修理から身近な家庭製品の補修状況を垣間見るとアンテナを高くしていないお店は外されていくことがよく分かりました。 精進するお店(色んな意味で)が時代を先取りして次のステップを築きそうな予感です。 そういえば3日前に取り替えた地デジ対応TVは中身はパソコンに変貌しています。ぼんやりしている電気店では生き残るのは大変です。その反面、ノウハウを身につけたお店は量販店に勝てるかも知れません。 といったこの先何があるか分からないことを考えるだけでも楽しいと思っています。
舌足らずですが、酔っぱらいの戯言です。