今日は快晴にもかかわらず、家に籠もってゴソゴソと年度末?の雑用をやっているのですが、朝のニュースで千葉・内房線を走った蒸気機関車D51が三度も緊急停止したということを伝えていました。車両限界内に入って来たカメラマンに危険を感じたので機関車を止めたようです。60歳代の小父さんなどは線路に寝そべって写真を撮ろうとしていたと云うから開いた口がふさがりません。耳順うべき年になった人がやるのですから何をかいわんやです。「最近の若者は」などとは云えなくなってしまいます。 イベントでファンが集まりすぎて収拾つかなくなるのはサッカーや音楽だけではなさそうです。 蒸気機関車に限って云えば鄙(ひな)の地に持っていくしかなさそうですね。
だいぶ前に撮影中の中学生だったかが機関車に触れて亡くなったことがあります。プロの映像イメージで撮ろうとすればどうしても無理をしてしまいます。レンズを覗いていると距離感が狂うものです。それに生身の機関車のエネルギーたるや恐ろしいものがあり模型のように瞬時に止まることは不可能です。 私の親しんでいる45mmという小型鐡道でもライブスチームとなると10kg近いものが多く、暴走すると手で止められないこともあり、線路のカーブでの遠心力は相当大きくてジョイントが拡がってしまいます。ましてや本物の力となると想像を絶する力でしょう。ファンの皆様、ご注意あれ。
とはいえ本物が走るのは心弾みます。 2009年には先年引退した熊本「あそboy」が数億かけて台枠を新調し復活するとのことです。観光面はともかく貴重な技術の継承という観点から大歓迎です。車齢80数歳の蒸気機関車を復活させるJR九州の英断に拍手を送ります。阿蘇・豊肥線の急坂は小兵の8620にはちと重荷だったかも知れません。今度は熊本-八代-人吉といういわゆる川線に住むようです。ウエスタンスタイルはもう止めにして昔懐かしい姿での復活の日を心待ちにしています。
10数年前のあそboyの姿です。
鹿児島本線で定着したら、次は是非佐世保線に時々遊びに行って欲しいものです。この路線であれば馬鹿騒ぎはきっと無いでしょう。(汗) 鳥栖発・早岐行、途中吉野ヶ里、佐賀、肥前山口、武雄温泉、有田と停車し早岐のデルタ線(あったかな?)でくるりと向きを変える。というのはいかがでしょうか。早岐からちょっと伸ばしてハウステンボスまで行くのもいいですね。 武雄温泉を出るとすぐに30/1000の西谷(にしだん)峠の急勾配、もちろん補機がつきます。 昨日の北裏鉄道運転会に触発されたせいか、ちと楽しい白昼夢でした。(汗)
運転会の反省は色々ありますが、紙面が尽きましたのでこの辺で終わります。(笑)
D51のカメラマンは想定内ですね.
下駄とかサンダルとかの名詞の死語よりも、譲る、退く(どく)、つめるという死語が気になります.
謙譲の美徳、かしげ傘、江戸仕草のブーム到来か?