今、学会で神戸に来ています。
神戸市立医療センター中央市民病院の坂井信幸先生が主催される「脳血管内治療ライブカンファレンス2009」という学会です。
この学会は先日紹介したパリのLINNCと同形式で日本の脳血管内治療の治療をライブで見せる学会です。
今回は出席者が多く、その理由の一つは「Onyx(オニキス)」という新しい液体塞栓物質が日本に導入され、そのライブデモンストレーションが行われたことのようです。
脳の血管に先天性の異常があり脳卒中になる人がいます。
脳の動脈と静脈がつながってしまっている脳動静脈奇形(AVM)がその代表です。
普段はあまり症状がありませんが、出血することがあり、若い人の脳卒中の原因として知られています。
このAVM。脳の中に存在するので、手術の難しいものもあります。
たとえば手足を動かす指令を出す運動野や言語をつかさどる言語野に接するようにしてAVMがあると、手術は極めて難しいものになります。
このため手術以外に放射線やこの脳血管内手術が行われます。
先日のLINNCでもデモがありました。
実はこのOnyx、三重大学の滝 和郎教授が開発した液体塞栓物質EVALが特許の関係で海外から製品として発売され、今回日本にやってきたものなんです。
その意味ではちょっと残念な気がします。
今回はこのOnyx(オニキス)を使ったAVMの塞栓術があるということが話題を呼んだようです。
実際の治療は滞りなく終わりました。
自分は以前にニューヨークで何例か見てきたのでだいぶ雰囲気が分かっていましたが、日本で日本語での説明で実際の治療を見るとまたいくつか新しいことが分かり参考になりました。
坂井信幸先生の軽妙な語り口と、実際のすばらしい治療を見れることで人気のあるこの学会。
さらなる発展を期待したいです。
神戸市立医療センター中央市民病院の坂井信幸先生が主催される「脳血管内治療ライブカンファレンス2009」という学会です。
この学会は先日紹介したパリのLINNCと同形式で日本の脳血管内治療の治療をライブで見せる学会です。
今回は出席者が多く、その理由の一つは「Onyx(オニキス)」という新しい液体塞栓物質が日本に導入され、そのライブデモンストレーションが行われたことのようです。
脳の血管に先天性の異常があり脳卒中になる人がいます。
脳の動脈と静脈がつながってしまっている脳動静脈奇形(AVM)がその代表です。
普段はあまり症状がありませんが、出血することがあり、若い人の脳卒中の原因として知られています。
このAVM。脳の中に存在するので、手術の難しいものもあります。
たとえば手足を動かす指令を出す運動野や言語をつかさどる言語野に接するようにしてAVMがあると、手術は極めて難しいものになります。
このため手術以外に放射線やこの脳血管内手術が行われます。
先日のLINNCでもデモがありました。
実はこのOnyx、三重大学の滝 和郎教授が開発した液体塞栓物質EVALが特許の関係で海外から製品として発売され、今回日本にやってきたものなんです。
その意味ではちょっと残念な気がします。
今回はこのOnyx(オニキス)を使ったAVMの塞栓術があるということが話題を呼んだようです。
実際の治療は滞りなく終わりました。
自分は以前にニューヨークで何例か見てきたのでだいぶ雰囲気が分かっていましたが、日本で日本語での説明で実際の治療を見るとまたいくつか新しいことが分かり参考になりました。
坂井信幸先生の軽妙な語り口と、実際のすばらしい治療を見れることで人気のあるこの学会。
さらなる発展を期待したいです。