今週金曜日に愛媛県松山市に行ってきました。
愛媛大学の先生方に脳卒中アップデイトという会にお招きいただいたのです。
私に与えられたテーマは脳動脈瘤塞栓術です。
破裂脳動脈瘤に対しては、クリッピングよりもコイリングの方が治療成績が良いことはISATという研究で確認されており、それについては以前にこのブログで解説しました。
最近、そのISATの長期成績が発表されたため、そこにフォーカスを当てました。
ISATではコイルで治療した方が障害を持つ人が少ないことが証明されました。
ただしそれはくも膜下出血後、1年までの結果です。
今回の論文では5年後が報告されました。
5年経過すると、クリップもコイルもほとんど差がなくなる。
ただし生存率だけはコイルの方が良い。そういった結果でした。
これはそもそも1994年に行われた研究。
「当時の結果ではほぼ互角の結果。少しだけコイルの方が良い」、私はこの論文を読んで、そう考えました。
この研究の後、これまでに、新しいコイルもバルーンが導入されました。
日本でも近々ステントが入ってくる。
時代は動いています。
新時代はもうすぐそこです。
いずれ、コイル優勢の時代がくる。
現場の医師や看護師達は皆、そう感じています。
ですから、この講演も満席でした。
さて、講演の後は、おいしい料理をごちそうになりました。
松山市二番町の「馳走屋 河の」。
魚はもちろん、フォアグラの奈良漬けとか、とても面白くておいしい料理がありました。
愛媛大学の皆さん、ありがとうございました。
愛媛大学の先生方に脳卒中アップデイトという会にお招きいただいたのです。
私に与えられたテーマは脳動脈瘤塞栓術です。
破裂脳動脈瘤に対しては、クリッピングよりもコイリングの方が治療成績が良いことはISATという研究で確認されており、それについては以前にこのブログで解説しました。
最近、そのISATの長期成績が発表されたため、そこにフォーカスを当てました。
ISATではコイルで治療した方が障害を持つ人が少ないことが証明されました。
ただしそれはくも膜下出血後、1年までの結果です。
今回の論文では5年後が報告されました。
5年経過すると、クリップもコイルもほとんど差がなくなる。
ただし生存率だけはコイルの方が良い。そういった結果でした。
これはそもそも1994年に行われた研究。
「当時の結果ではほぼ互角の結果。少しだけコイルの方が良い」、私はこの論文を読んで、そう考えました。
この研究の後、これまでに、新しいコイルもバルーンが導入されました。
日本でも近々ステントが入ってくる。
時代は動いています。
新時代はもうすぐそこです。
いずれ、コイル優勢の時代がくる。
現場の医師や看護師達は皆、そう感じています。
ですから、この講演も満席でした。
さて、講演の後は、おいしい料理をごちそうになりました。
松山市二番町の「馳走屋 河の」。
魚はもちろん、フォアグラの奈良漬けとか、とても面白くておいしい料理がありました。
愛媛大学の皆さん、ありがとうございました。