先日は小型脳動脈瘤に対するフローダイバーター Pipelineの長期治療成績を紹介しましたが、通常のサイズ(大型を含む)の長期治療成績について紹介するのを忘れていました!
昨年、800名以上の患者さんのデータが報告されています。
これは世界的に有名なアルゼンチンのPedro Lylyk先生のグループからの報告です。
835名の患者さんにフローダイバーター Pipelineを用いて治療を行った後、5年までのデータが紹介されています。
動脈瘤の完全閉塞率は治療6ヶ月後は68.2%ですが、徐々に上昇し、治療5年目には96.4%に達していることがわかります。
大変興味深い結果です。このような経過になるのであれば、少し残存していても、待てば良い、ということになります。
一方で治療による合併症は5%前後でしたが、当科では治療合併症がもっと低い印象があります。
これは対象とする患者さんや動脈瘤の場所などによって変わってきます。
この調査では内頚動脈だけでなく脳底動脈などさまざまな場所に使用されていましたので、現在の日本の適応に近いデータである可能性があります。
枝のない、サイドウォール型の動脈瘤にはフローダイバーター (Pipeline)が非常に良いようです。
昨年、800名以上の患者さんのデータが報告されています。
これは世界的に有名なアルゼンチンのPedro Lylyk先生のグループからの報告です。
835名の患者さんにフローダイバーター Pipelineを用いて治療を行った後、5年までのデータが紹介されています。
動脈瘤の完全閉塞率は治療6ヶ月後は68.2%ですが、徐々に上昇し、治療5年目には96.4%に達していることがわかります。
大変興味深い結果です。このような経過になるのであれば、少し残存していても、待てば良い、ということになります。
一方で治療による合併症は5%前後でしたが、当科では治療合併症がもっと低い印象があります。
これは対象とする患者さんや動脈瘤の場所などによって変わってきます。
この調査では内頚動脈だけでなく脳底動脈などさまざまな場所に使用されていましたので、現在の日本の適応に近いデータである可能性があります。
枝のない、サイドウォール型の動脈瘤にはフローダイバーター (Pipeline)が非常に良いようです。