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頚動脈ステント留置術(CAS)は外科的手術(CEA)がハイリスクな場合に有効性が証明されたことを紹介しました。
しかし外科的手術に問題がない患者さんはどうなのでしょうか?
もしそれでもCASが同等の成績が出せるなら、すべて低侵襲なCASで治療すればいいということになります。
その結果、上の図に示すようにCASはCEAは近い結果を出すことができましたが(CAS 6.84% vs CEA 6.34%)、統計学的には同等ということができませんでした(非劣勢の証明ができなかったということ)。
以上からCEAに問題がない場合には、CEAの方が治療成績は良好ということになります。
ただしこの研究にはいくつか問題点があります。
特に、脳保護がたった27%の患者さんにしか行われていないことは極めて深刻な問題点です。
この脳保護は日本ではほぼ全例に行われており、CASの安全性を高めるために最も重要な手技です。
なぜそれほど脳保護は重要なのでしょうか?
次回、説明します。
しかし外科的手術に問題がない患者さんはどうなのでしょうか?
もしそれでもCASが同等の成績が出せるなら、すべて低侵襲なCASで治療すればいいということになります。
その結果、上の図に示すようにCASはCEAは近い結果を出すことができましたが(CAS 6.84% vs CEA 6.34%)、統計学的には同等ということができませんでした(非劣勢の証明ができなかったということ)。
以上からCEAに問題がない場合には、CEAの方が治療成績は良好ということになります。
ただしこの研究にはいくつか問題点があります。
特に、脳保護がたった27%の患者さんにしか行われていないことは極めて深刻な問題点です。
この脳保護は日本ではほぼ全例に行われており、CASの安全性を高めるために最も重要な手技です。
なぜそれほど脳保護は重要なのでしょうか?
次回、説明します。