簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

一日が長い

2009-01-23 | Weblog
するべき事も、したい事もいっぱいある。
時間もたっぷり、自分の思うままだ。誰にも邪魔されることも無い。
何も心配無い、楽しくなるぞ、忙しくなるぞ、そんなつもりだった。

ところが、日々を重ねるうちにこれらの“やりたいこと”は次第に淘汰され、本当に自分のしたい事だけに絞られていくのである。
それもその筈、この“やりたいこと”は、言わば俄かに思いついた、或は考えついたものであり、本当に予てから“やりたかった”ことでは無いところに大きな落とし穴が有った。

考えて見れば元々の会社人間が、或る日から突然に毎日が日曜日に成ったのだ。
余程打ち込める趣味でも無い限り、時間は潰せない。
有り余る時間は文字通り本当に有り余ってしまう。
“やりたいこと”は山ほどあった筈であるのにふと気がついてみると毎日やることが無い。
その日、その日の時間が潰せない。
「一日が長いなぁ、こんな筈では・・。」

だが、思い出して見るが良い。今までの休日を。
どれだけ忙しく過ごしてきたのか。時間が足りないほど、充実した休日で有ったのか?

いや違う。
多くの場合、休養と称してカウチポテトを決め込んでいたではないか。
定年したからと言って、そんなに急に変わることが出来るものか。


コメント
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