簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

石和温泉(JR乗り潰しの旅)

2011-04-15 | Weblog
 石和温泉には10分足らずで到着する。
温泉のある笛吹市は日本一の桃の産地。
桃の花が咲き誇る頃、この桃源郷の写真が、よく観光ポスターで紹介されるところでもある。





 石和温泉は、比較的新しい温泉郷だ。
昭和36年1月、この地のブドウ園から高温の湯が湧き上がった。
それが近くの川に流れ込み、これが天然の温泉に成り話題を集めたのがその誕生。
 今では、百軒余りの旅館やホテルが立ち並び、首都圏から近いことも有って、山梨県下でも
最大級の温泉郷に成長した。
 平成に入ってからも新しい源泉が見つかったと話題に成ったばかりだ。

 強い風が吹いていた。
駅前の温泉案内の幟旗が大きく揺らいでいる。
ふとその先に眼をやると、灰色に連なる山々の向こうに富士山が、雪を戴いたその山頂だけを
かすかに覗かせている。
空は暮れかけて、少しずつ茜色に染まり始めていた。



 パンフレットには温泉郷までは、歩いて20分程と書かれていた。
駅からは何の変哲もない、ごく当たり前の町中の景色を見ながら歩くので、この先に、本当に
温泉街なんか有るの?と言う雰囲気だ。

 近津用水に沿ったさくら温泉通りに出ると、旅館、ホテルが目立つようになる。
この道は、桜の名所として知られる温泉街の人気スポット。
ここの並木の桜も満開で、折しも温泉では、「さくら祭り」が行われていた。(続)




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