簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

鹿島線と鹿島臨海鉄道線 (JR乗り潰しの旅)

2012-02-10 | Weblog
 鹿島線は、成田線の佐原の一つ先、香取から鹿島サッカースタジアムまでの17.4キロの
路線であるが、殆どの列車は佐原から鹿島サッカースタジアム駅の一つ手前の鹿島神宮
間で運行されている。その先鹿島神宮からは、鹿島臨海鉄道がスタジアムまでのJR区間
に引続いて、水戸までの53キロを通して運行している。
 この不思議な運行形態の訳は、JR区間の鹿島サッカースタジアム駅がサッカーの開催
日しか営業しない特殊な駅だからである。



 早朝の香取線、クハ209 4両編成の電車に乗客はまばら。
出発した電車が利根川を越えると辺りは広大な水郷地帯と成り、豊かな田園風景が広がる。

 10分ほどで、潮来に到着、急に思いたって途中下車してみる。
掃除中の駅員に”あやめ園”の場所を訪ねると、「今は何も咲いてませんよ・・」と怪訝な顔を
しながらも駅前から続く道を教えてくれた。



 駅からさほど遠くはない”前川あやめ園”は、訪れる人も無くひっそりと静まり返っていた。
毎年5月から6月にかけてアヤメ、カキツバタ、花菖蒲などが咲き誇り、辺り一面を紫色に
染め上げると言う園は、土色の冬枯れ状態で株跡だけが目に付いた。
 園内には、「潮来花嫁さん」や「潮来笠」の記念歌碑なども有る。





 潮来駅のホームでで普通電車を待っていたら、特急編成の電車が入って来た。
不審に思い時刻表で調べてみると、この車両は鹿島神宮で折り返す普通電車で、途中の
佐原から終点の東京まで”特急あやめ”として運行されるものだった。(続)



(この旅行記は、「東日本大震災」発生直前に巡ったものです。)


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