簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

不思議な”出来事”

2014-03-07 | Weblog
 何時ものように受付脇の券売機で入浴券を購入し、会員カードと共にカウンター
の受付嬢に渡した。そして引き換えにロッカーのキーを受け取った。もう何年も続い
ているジムでの入館風景だ。

 その後、何時ものスポーツドリンクを購入するために、お決まりの自販機の前に
立った。これも既定の行動である。





 財布の中を探ると、500円硬貨と何枚かの10円硬貨はあったが、100円硬貨は
1枚も入ってはいなかった。
 500円硬貨を取り出し、自販機の硬貨投入口に落とし込んだ。
チャリンと音がして、すべての商品の購入が可能を示す小さな赤いランプが一斉
に点灯した。欲しい商品の価格は130円、小銭が増えてもかなわないので、3枚の
10円硬貨を財布の中からつまみあげているその時、事件は起きた。





 突然誰かが、自販機と前に立つ私の僅かな隙間に入り込んできた。
「○○(その小さな女の子の名前らしい)、これが欲しい」
と言ったかと思うと、手を伸ばし一番下の段にあるリンゴジュースのボタンを押す
ではないか。

 ガチャンと音がして、紙パックが1つ落ちてきた。
「エッ!なに?なに?」「エッ!だれ?」





 突然のことにわけも解らず戸惑う私を尻目に、商品を掴んだ少女はロビーに向
かって駆けて行った。その先には母親であろうか、椅子に座った姿があった。
「○○、なにしよン」

 言葉だけを少女に向けた母親の顔は、手元のスマホに向けられたままである。
自らが買い与えてもいないジュースを手にしていた少女に、気付いたのか気付か
なかったのか・・・。

 これって、高齢者を狙った“略奪”?
ある日の、不思議な出来事であった。

(写真は、岡山湯郷ベル・ファジアーノ岡山・岡山シーガルズの各応援自販機
何れも本文とは無関係)

    写真満載 ホームページ
     「笠岡湾干拓地の菜の花」
    表紙写真を更新しました。
      ここをクリック  



にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

トリップアドバイザー伊万里観光ホテル口コミ情報 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする